名前を教えてね!
12.5章
名前変更
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あの戦いで時雨を折ってしまった。
折れていても宿った時雨が完全に消えたわけじゃないけど。
名前「時雨…ごめん……」
時雨〈謝る必要はない〉
〈こうなることは大方予測していた〉
水が欲しい、と言われたので水龍を召喚。
水龍が作った水の球体に時雨はうずくまる体勢になった。
名前「やっぱり支障はあるんだな」
時雨〈刀は本体のようなものだ。本体に宿れない以上はその刀は死んだも同然〉
じゃあ、今の妖刀"時雨"はただの鉄の塊ってわけか。
名前「再生に必要なものは?」
"妖石"が必要なのはわかる。
属性やらによって使い方が変わってくるからな。
時雨〈"時雨"は水、火、雷、闇の妖石が必要だ〉
名前「そんなにあんの?じいちゃんに確認してみる」
電話で確認したところ、全てあるということだった。
すぐに持ってきてくれるらしい。
時雨〈すまない〉
名前「謝るなよ。
時雨〈あの時のお前は不安定だった〉
使用者の心に反応すると、持ってる感情によって左右されるらしい。
あのときのオレは確かに焦っていた。
名前「まぁ……」
目の前で千春が刺されたあとの記憶が途切れてるけど。
正直、覚えていない。
神夜「待たせたの」
夢魔「やっほー」
玉章との戦いに参加していたのにいつの間にか姿を消した夢魔もいた。
名前「お前、神出鬼没だな」
夢魔「それが私の取り柄なのさ☆」
まぁ、知ってるよ。
*****
名前「よし、準備はいいか?」
時雨〈ああ〉
妖石の他に妖石の上をいく極妖石も持ってきてくれていた。
成功すれば時雨が強くなる。
初めてやるから緊張する。
名前「妖刀"時雨"…今再び甦りて我に従え––––」
再生・"
折れた"時雨"と時雨が白く光り、それが一つになってオレの手元にきた。
神夜「ほう…なかなかのできじゃ」
名前「こ、これが…"時雨"?」
今までのとは大違い。
極妖石があることで進化した妖刀"時雨"。
夢魔「わぁ…」
時雨〈なるほど…〉
〈名前が強くなった証か〉
これ以上強くなってどうすんだって思うのだが。
前より"アイツ"に捕らわれなくなったとか。
オレはまだ強くなれたのか。
名前「いつかは式神も強化したいな」
時雨〈そう遠くはなかろう〉
これからも期待しているぞ……
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