名前を教えてね!
8章
名前変更
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数日後–––
鳥居「付き合わせてごめんなさい」
『ううん、気にしないで?』
名前「そうそう。オレたちも病院に用があったからさ」
鳥居「あ、ここです」
病室の窓から外を眺めている人がいた。
鳥居「入るねーおばぁちゃん。元気してた?」
?「おお……
名前「あぁ、お久しぶりですね…ひばりさん」
巻「名前さんって、顔広いですよねー」
名前「そうか?」
鳥居「あ、そうそう、千羽鶴作ったんだよ!」
すごいでしょ、と言って、ひばりに渡した。
ひばり「これ………少しわけてもらって"千羽様"に、おそなえしてもいーかい?」
鳥居「千羽様?」
ひばり「この敷地内に………あるはずなんだよねぇ––––」
千羽様は––––この土地に昔からある、守り神…なんだよ
名前「……(千羽様…)」
小さいけど…確かに気配はある––––
その頃、どこかの高層ビルに四国八十八鬼夜行の連中が集まり、話し合いをしていた。
結果、土地神を襲うという話になり、土地神殺しを袖モギ様がすることになった。
玉章「暴れる前に、腹ごしらえといこうか」
うどんを全員で食べた後、四国八十八鬼夜行は動き出した。
玉章「さて、どう動くかな……」
*****
情報は、奴良組にも伝わっていた。
リクオ「名前くんは……ん?」
お碗の中から鴉天狗が泣ながら現れた。
カラス「こ…ここにもいない…」
リクオ「そんなとこで何してんのカラス天狗!!」
カラス「総大将がどこにもいないんですよぉ~~~!!」
いつものことじゃん、とリクオは言うが、今回はいつもとは違った。
ぬらりひょんがいなくなって、あたふたとする、部下たちがいた。
「名前さん!どうしましょう!!」
「名前様たすけて~~!!」
妖怪たちはなぜか名前にすがる。
名前「オレにすがんなよ」
首無「みんな、おちついて…」
そう言うが、落ち着くどころか慌てるばかりだった。
木魚達磨が代理でしきる、と言っても不安は増すばかり。
達磨「名前さん…」
名前「だーかーら!!オレじゃなくて!リクオがいんだろ!!」
リクオを指さすと、大きく頷いた。
リクオ「そうだよ…!奴良組は今から、
『頼もしいね!』
その頃、鳥居と巻は千羽鶴を持って千羽様の所へ行っていた。
鳥居「あ、あった」
巻「へぇ…これが…千羽様」
そこには、ボロくて小さなお社があった。
鳥居は千羽鶴を供えて、ひばりが元気になるようにお願いをした。
二人が帰ろうとしたら、鳥居の袖が引っ張られた。
袖モギ「こんなサビれた神なんぞきかんぞ。代わりに…ワシの名を呼べ」
ワレ 袖モギ様ナリ
鳥居「いや!!なによこれぇぇぇ」
巻は気づいていなかった。
袖モギ「ワシの名を呼べぇ!!」
鳥居は名前を呼ばずに、化物と言った。
そして、袖モギは鳥居の袖を破いた。
そこに黒田坊が現れた。
袖モギ「あ?……何者だ?お前…」
巻が引き返してきて、倒れている鳥居に気づいた。
巻「鳥居–––!?ど……どうしちゃったんだよ––––」
?「危ない!!」
今度は黒田坊の袖を掴んだが、袖から武器がたくさん出てきた。
袖モギ「うおおお!?な……なんじゃこりゃ…」
黒田坊「おぬしこそ何者だ。その子に……何をした!!」
武闘派の黒田坊にには敵わないと、袖モギはひとまず逃げることにした。
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