名前を教えてね!
6章
名前変更
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化猫屋は今日も賑わっていた。
カナはリクオに連れられ中に入って行った。
朱雀は個室へ行き、名前を布団に寝かせた。
名前「うっ…」
朱雀「主人?」
テーブルに置いてあった水を飲み、一息ついて布団に潜った。
名前「・・・やな夢見た・・・・オレ、もう少し寝る」
朱雀「そうですか。では、私は戻ります」
名前「朱雀…オレ、"過去" に何かあったのか…?」
朱雀は一瞬目を見開いたが、すぐに微笑んで、
朱雀「いえ、何も…」
と、言った。
名前は朱雀を見つめていたが小さく微笑む。
名前「それなら、いい」
と、布団に潜った。
その笑顔が苦しく思えた。
あなたは、知らなくて良いのです…
その声は、名前の耳に届くことなく風と共に消えていった。
ここ、浮世絵町にまた不穏な空気が漂ってきた。
?「この街を制圧する日数は、多く見つもって………一週間だな」
?「この地に苗字がいることを忘れてはいけない」
化猫屋でずっと寝ていた名前は違和感を覚え、勢いよく起き上がった。
名前「よそ者の臭い…」
急いで奴良家に帰った。
*****
『リクオくん、大丈夫…?』
リクオは昨日のことで頭を抱えていた。
カナがやって来て、リクオが連れて行かれた。
しばらく二人の様子を眺めていた。
千春「おはよー」
『あ、おはよ!』
千春「今日一人?」
『うん、たぶん名前は休みかな』
夕刻–––
奴良組総会が行われるということで、名前と祖父の神夜が呼ばれた。
名前「なんでオレまで…」
ぬら「暇そうにしとったからの」
名前「そんな理由で呼ぶなよ…つーか、リクオの隣っておかしいだろ!」
リクオ「ボクが頼んだんだよ」
ぬらりひょんの顔を見ると、にやりと笑っていた。
神夜「似合っとるぞ」
なぜか神夜もにやにやしていた。
名前「嬉しくねぇよ!部屋帰る!」
リクオ「だめ!名前くんにもいてもらわないとだめなの!」
そう言うと、ぬらりひょんが咳払いをした。
ぬら「本題に入ろうかの」
リクオが正式に三代目候補となった。
牛鬼の件がお咎めなしとなって、幹部の間で騒ぎになったが、名前の一喝で静まった。
総会が終わって、名前と神夜はぬらりひょんの部屋にいた。
名前「で?京都代表ということで、オレも奴良組に加われと?」
ぬら「強いのに勿体無かろう」
神夜「おもしろそうじゃな」
名前「はぁ…(おもしろくねぇよ)」
三人でそんな会話をしていた。
おう小僧!
また強くなったな!
よし、ワシが相手してやろう–––
名前「!?」
右狐「どうした?」
名前「っ狒々が……死んだ…」
嘘だろ…?
浮世絵町に新たな敵が現れた。
?「奴良組の総大将ぬらりひょんは、四国八十八鬼夜行が––––––
大将らしき人が言う。
?「名前がいるんだろ?」
?「ああ…京都に行く手間が省けたな…」
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