名前を教えてね!
6章
名前変更
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ピピピピ…
今日–––
カナ「………またあの夢…見ちゃった…」
カナは13歳の誕生日を迎える–––
6歳のときからずっと
くり返し…見る夢……
奴良組本家–––
名前「お?」
奥義・明鏡止水!!桜!!
名前「お!」
ザパーン
名前「あー…酒が勿体無い。」
リクオ「え!?そっち!?」
池に落ちたリクオの心配より、お酒の心配をする。
それを見たぬらりひょんがリクオを小バカにしたが、リクオの一言で空気がガラッと変わった。
ぬら「名前よ…リクオに何かしたのかい?」
名前「いんや、オレはなーんにも?」
ぬらりひょんの背中をバシバシ叩いて学校へ行った。
放課後は屋上でゆらが女子に護身術を教えていた。
ゆら「ハイ、そこ!!違う!!」
そんな簡単にできるわけがない、と名前は思いながらその様子を眺めていた。
『ゆらちゃん頑張ってるね』
名前「そうだな…」
バン
清継「やあ諸君!!やってるね!!」
ご機嫌な清継が遅れて屋上にやってきた。
そして、今日が誕生日のカナにプレゼントを渡した。
高級そうな箱の中には、カナを妖怪化した人形が入っていた。
名前「な、何か呪われそうだな…」
もらった本人も嬉しいとは思っていない様子だった。
カナ「ちょっと…もう今日は帰るね…」
清継「え?おいおい、今日は新着妖怪体験談大発表会という大切な–––––」
カナ「ごめん…妖怪の話は…今日は…」
妖怪が怖いカナとはいえ、今日のカナは少し様子がおかしかった。
『っ!』
頭に映像が流れてきた。
名前「どした?」
『カナちゃんが危ないかもしれない・・・!』
カナが必死に何かから逃げている映像が流れた。
カナちゃん…
加奈ちゃん…
きみはまだ6つか
じゃあ大きくなったら遊んでね
13歳になったら迎えにくるよ
カナ「!!」
教室に戻って帰る準備をしている途中に眠ってしまったカナは変な夢を見た。
屋上では、紫の鏡について話していた。
名前「13歳の誕生日…紫の鏡…雲外鏡……あぁ!!」
『あ、ちょ、どうしたの?!』
清継「おや、名前さん?」
走ってどこかへ行く様子の名前に清継が気づいた。
名前は怪しまれないようにうまくごまかした。
*****
気配を頼りにとある教室でうずくまっているカナを見つけた名前は腕を掴んで走った。
「にげ…られないよ…」
名前「!!」
カナ「え…」
見覚えのある場所へ飛ばされてしまった。
名前「鏡のない所に行こう」
二人は理科室へ逃げた。
震えていたカナを抱き寄せて安心させた。
「カナちゃん…この部屋…鏡…ないよ」
今度はどこかの男子トイレに飛ばされた。
すると、カナを妖怪化した人形が音を立てたかと思うと、清継の声が聞こえた。
カナは助けを求めたが、誰も気づくことができなかった。
名前はカナの前に立って式神を握る。
「お前…邪魔…」
雲外鏡が名前に襲いかかって来た。
カナ「名前さん!!」
式神を出す間なく、名前は飲み込まれてしまった。
カナの前にヒラヒラと式神が地面に落ちる。
ここは雲外鏡の中。
何も見えない、暗くてどこか寂しい世界。
誰かの泣き声が微かに聞こえた。
名前「誰…」
「…いよ…こ…いよ…こわいよ」
名前「怖い……?」
「お兄ちゃんも…こわい?こわいの?」
子供は名前にしがみついてきた。
その子供に怖いものを感じた。
名前「や、やめろ!離せ!」
「あれぇ?お兄ちゃん"過去"に何かあったのぉ?」
名前「っ!?」
パリンッ!!
リクオ「てめーオレのシマで女に…手ェ出してんじゃねぇぞ」
視界が明るくなるのと同時に子供の姿が消えた。
名前「……」
雲外鏡は妖怪になったリクオによって割られた。
カナ「名前さん!?」
鏡の中から気を失った名前が出てきた。
リクオ「(名前…?)」
朱雀「鏡の中で "何か" 見たのでしょうね」
カナ「ひ、だ、誰!?」
いつの間にか朱雀がそこに現れていた。
朱雀「驚かせて申し訳ありません。私はこの方の式神です。ひとまずここを出ましょうか」
リクオはカナを抱え、朱雀は名前を抱えて外に出た。
そして、カナをそのまま家に送ろうとしていたが、名前やリクオのことを知りたいと言ったので急遽化猫屋へ向かう。
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