名前を教えてね!
5章
名前変更
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翌日–––
名前「ん~…今、何時…?」
枕元にあった懐中時計を見ると、針は7時を指していた。
名前「ふわぁ~、起きよ……」
だるい体を起こして、障子を開けると庭に首無がいた。
名前「首無おはよぅ。朝からご苦労だな」
首無「あ、名前さん、おはようございます。ちなみに今は、お昼ですよ?」
懐中時計を見ると、針が完全に止まっていた。
名前「そっか…あはは」
首無「あぁ、そうだ良太猫からこれを預かってますよ」
懐から茶色い封筒を出した。
名前「お、さんきゅ」
封筒を開けると、化猫屋の招待券とお酒のサービス券が入っていた。
名前が起きて一時間後に、名前は目を覚ました。
体を起こすことはなく、だだ天井をぼーっと見つめていた。
『……』
名前「おーい」
『……』
名前「こら!気づきなさい!」
パシッ
『あいた!』
ぼーっとしていたので、名前が部屋に入っていたのに気づかなかった。
名前「名前が、脱け殻のようだ」
『あはは……ん?それは…』
空良の手元に食欲をそそるものがあったので名前のお腹がグゥと鳴った。
名前「お腹空いてると思った」
『すっごく空いてます!』
そして、二人でご飯を食べた。
名前「おかわりあるからな」
『おかわり!』
名前「お、おう…」
食欲旺盛な名前だった。
*****
熱で寝込んでいるというリクオにも、名前はお粥を作ろうとして台所へ向かう途中、
清継「ゴールデンウィークの予定を発表する!!」
空良「ん?この声」
この無駄にテンションの高い声の主は清継である。
清十字メンバーがリクオのお見舞いに来ていた。
名前は話の内容が気になったので、リクオの部屋に入った。
名前「おじゃまー」
清継「おおー!!名前さん!!」
名前の姿を見た清継のテンションがまた上がる。
清継「名前さんにもぜひ来ていただきたい!!」
そして、清継はゴールデンウィークの合宿について説明をし始めた。
清継「場所はボクの別荘もある捩眼山!!今も妖怪伝説が数多く残る彼の地で…妖怪修行だ!!」
その夜は、合宿に向けて荷作りをした。
リクオ「楽しそうだね、名前くん…」
名前「だって合宿じゃん!楽しまないとな!」
リクオ「そ、そうだね」
*****
捩眼山合宿の日がやってきた。
新幹線では、空良と千春以外は何やら楽しんでいる様子で、清継作の妖怪ポーカーというもので遊んでいて、何回やってもリクオとゆらが勝つばかりだった。
名前「ねむ…」
小さな欠伸をして眠りについた。
千春は名前の隣で本を読んでいた。
トン…
千春「?」
気づけば名前の頭が千春の肩に乗っていた。
千春「あ、寝てる…」
千春も名前の寝顔につられて眠りについた。
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