名前を教えてね!
4章
名前変更
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日曜日になって、リクオと名前は清継たちが来る前に、小妖怪たちに隠れてもらおうと説得をしていた。
『みんなお願い!時間がないの!』
「いくら若と名前さんにお願いされてもワシらは妖怪一家なんですがねーー!!」
全く話を聞いてくれない。
そして名前が仕方ない、とため息をついた。
『そのメンバーの中に陰陽師がいるって言ったらどうする?』
と言ったので小妖怪たちは慌てて隠れたのだった。
リクオはインターホンが鳴ったので玄関へ行き、名前は全員がちゃんと隠れたのかを確認するために屋敷中を見回る。
『みんなちゃんと隠れたかな…?』
隅々まで見回っては隠れていない妖怪たちの手助けをしていたら、急に睡魔が襲ってきた。
『なんで…また……』
壁にもたれかかって眠りについた。
同時刻–––
名前「時間かかったなぁ。早く帰らないと…!」
風呂敷に包まれた物を持って、屋根をひとっ飛びで奴良家に向かっていたが、見覚えのある姿を見つけて足を止めた。
名前「…ん?」
買い物の帰りであろう千春を見つけた。
名前「おーい千春〜!」
驚いた様子でこちらを振り向いた。
千春「あ…苗字くん…」
*****
毛倡妓「ごゆっくり」
お茶を運んで来たお手伝いさんではなく、毛倡妓が部屋から出て行った後をリクオが慌てて追いかける。
ゆら「そう…今のが…この家は–––…どうも…変ですね」
リクオが毛倡妓に忠告して戻って来れば誰もいなかった。
河童「おーい…名前さん?」
寝ている名前を見つけて起こしにやって来た。
なかなか起きなかったので冷たい手を頬にぺたりとつけた。
『ひゃっ!…あ』
河童「起きた」
『あれから寝ちゃったんだ……あ、河童くん起こしてくれてありがとう!』
河童の手に触れるとやっぱりひんやりしている。
河童「んじゃ、キュウリね」
『うん!』
河童は手を振って見送った。
『あれ?みんなどこだろ…』
急いでリクオたちを探しに行った。
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