序章
「どうやら、神楽耶が動き始めたらしい」
長時間の練習に疲れ、少し休憩しようと地面に座ると、いきなりC.C.が話し始めた。
「今回の日本で行われるパーティ、ブリタニアも参加を表明した」
「⋯そうか」
「なんだ、嬉しくないのか?久しぶりに妹の顔が見れるチャンスかもしれないぞ」
「嬉しくないわけないだろう」
「ならその辛気臭い顔はやめろ。本番にまで影響が出たら困るのは私だ」
相変わらずグサグサと遠慮のない共犯者に少し睨んでしまう。俺の気持ちをわかっていながら、それを無視するように土足で踏んづけていくC.C.に救われることもあるが、今はやめてほしかった。
「けど⋯⋯そうか。ついにお披露目か」
「お前の姿を見たブリタニアの奴らは、どう反応するんだろうな?」
「さあ?なんたって姿を消したのは7年も前だ。ナナリーはともかく、他の奴らにとっては邪魔者扱いじゃないかな」
「そうか?案外日本に来る理由も、お前を見つける為かもしれない」
「それこそあり得ない。大体今更俺を探す理由なんてないだろう」
「⋯⋯⋯」
C.C.が何かを言いたげに見つめてくる。だが事実は事実だ。一度も探しに来るどころか、何度も何度も日本に攻撃してきているんだ。どうせ今回の参加も、日本と関わりを持つ為だろう。
どっちにしろ、俺がやるべきことは決まっている。
ブリタニアにも、ナナリーにも対面で会わないこと。俺はとっくにブリタニアの皇子でも、ナナリーの兄という称号も名乗ることはできないから。
「⋯お前がそこまで言うのなら私は止めないさ。だが、後で後悔するのはお前自身だ」
「例え俺が後悔したとしても、それがナナリーの為になるのなら構わないさ」
「いつまで経ってもシスコンだな」
「うるさい」
いつもの調子で笑うC.C.に呆れると同時に安心感もある。口では冷たいことを言っても、結局は俺の意見を尊重してくれるからこそ、俺はC.C.と共犯者になれたのかもしれない。
「さぁ、休憩は終了だ。練習を再開するぞ」
今の俺達の選択が正しいかなんてわからない。だけど、それでも俺達は、俺は止めなければならない。
「また、世界の全てが敵になったとしても」
長時間の練習に疲れ、少し休憩しようと地面に座ると、いきなりC.C.が話し始めた。
「今回の日本で行われるパーティ、ブリタニアも参加を表明した」
「⋯そうか」
「なんだ、嬉しくないのか?久しぶりに妹の顔が見れるチャンスかもしれないぞ」
「嬉しくないわけないだろう」
「ならその辛気臭い顔はやめろ。本番にまで影響が出たら困るのは私だ」
相変わらずグサグサと遠慮のない共犯者に少し睨んでしまう。俺の気持ちをわかっていながら、それを無視するように土足で踏んづけていくC.C.に救われることもあるが、今はやめてほしかった。
「けど⋯⋯そうか。ついにお披露目か」
「お前の姿を見たブリタニアの奴らは、どう反応するんだろうな?」
「さあ?なんたって姿を消したのは7年も前だ。ナナリーはともかく、他の奴らにとっては邪魔者扱いじゃないかな」
「そうか?案外日本に来る理由も、お前を見つける為かもしれない」
「それこそあり得ない。大体今更俺を探す理由なんてないだろう」
「⋯⋯⋯」
C.C.が何かを言いたげに見つめてくる。だが事実は事実だ。一度も探しに来るどころか、何度も何度も日本に攻撃してきているんだ。どうせ今回の参加も、日本と関わりを持つ為だろう。
どっちにしろ、俺がやるべきことは決まっている。
ブリタニアにも、ナナリーにも対面で会わないこと。俺はとっくにブリタニアの皇子でも、ナナリーの兄という称号も名乗ることはできないから。
「⋯お前がそこまで言うのなら私は止めないさ。だが、後で後悔するのはお前自身だ」
「例え俺が後悔したとしても、それがナナリーの為になるのなら構わないさ」
「いつまで経ってもシスコンだな」
「うるさい」
いつもの調子で笑うC.C.に呆れると同時に安心感もある。口では冷たいことを言っても、結局は俺の意見を尊重してくれるからこそ、俺はC.C.と共犯者になれたのかもしれない。
「さぁ、休憩は終了だ。練習を再開するぞ」
今の俺達の選択が正しいかなんてわからない。だけど、それでも俺達は、俺は止めなければならない。
「また、世界の全てが敵になったとしても」
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