その日~解散式の夜
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「はぁ……!?調査兵団にするって?」
固定砲台を掃除しながら、エレンはコニーを見る。
ユキもチラリと目を其方に向けた。
「コニー…お前8番だろ!?前は憲兵団に入るって…」
「憲兵団が良いに決まってるだろ…けどよ…」
「お前の昨日の演説が効いたんだよ。まぁ…」
トーマスはユキを見ながら言葉を続けた。
「ユキの言葉も効いてるけど。」
『(…私…?)』
「は!?」
「い…いや!!俺は…アレだ…そう!ジャンだ。俺はアイツと同じ兵団に入りたくねぇだけだ!」
「調査兵団に入る説明になっていぞ…。」
「うっ…うるせぇ!!自分で決めてたんだよ!」
エレンとユキは、お互いに顔を見合わせながら呆然としている。
そこへ、サシャが懐に何かを隠しながら近付いてきた。
「あのぅ…皆さん…上官の食糧庫からお肉盗ってきました。」
「「………!!」」
『(サ、サシャ!!)』
「サシャ…お前独房にぶち込まれたいのか…?」
「お前…本当にバカなんだな。」
「バカって怖えぇ…。」
好き放題言われてるが、既に頭の中は肉しかないサシャにはきいていない。
寧ろ後で食べる気満々。
土地が減り肉は貴重という言葉に対しサシャは木箱に肉を仕舞いながら言った。
「大丈夫ですよ。土地を奪還すればまた…牛も羊も増えますから。」
「なるほどな、ウォール・マリアを奪還する前祝いに頂こうってわけか。食ったからには腹括るしか無いもんな!!」
「…トーマス…」
それを筆頭に皆が食べると言い出した。
ユキはニコリと笑いながらエレンの腕を叩き、一緒に外を見た。
『!?』
突如現れたのは5年前の大型巨人。
熱風によりユキ達は吹っ飛ばされる。
「うわあぁぁ!」
「みんな!!ユキ!?」
『(こんなところで……!!)』
誰よりも先に体制を立て直し、壁にワイヤーを放つ。
それに気付きエレンが叫んだ。
「(そうか…!!)立体機動に移れっ!」
全員が無事に立体機動に移れたと思いきや、1人だけ落ちていくのが見えた。
「オイ!!サムエル!!」
サシャが走り出し、片方のワイヤーをサムエルの足に刺した。
ホッと安心したのも束の間、あの時と同じ様に大きな音と共に壁が破壊されたのに気付いた。
エレンとユキの脳裏には、あの日の記憶。
ユキはエレンに目配せした。
『(エレン、私は先に行くから皆に指示を…!)』
壁を駆け上がるユキの後ろ姿を見てから他の面々に声をかけた。
「サシャ!サムエルを任せた!!」
「固定砲台整備4班!戦闘用意!!目標目の前!!超大型巨人!!」
エレンはユキの後を追って壁を駆け上がる。
上へ着き、ユキと大型巨人を見据えた。
「5年振りだな…」
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固定砲台を掃除しながら、エレンはコニーを見る。
ユキもチラリと目を其方に向けた。
「コニー…お前8番だろ!?前は憲兵団に入るって…」
「憲兵団が良いに決まってるだろ…けどよ…」
「お前の昨日の演説が効いたんだよ。まぁ…」
トーマスはユキを見ながら言葉を続けた。
「ユキの言葉も効いてるけど。」
『(…私…?)』
「は!?」
「い…いや!!俺は…アレだ…そう!ジャンだ。俺はアイツと同じ兵団に入りたくねぇだけだ!」
「調査兵団に入る説明になっていぞ…。」
「うっ…うるせぇ!!自分で決めてたんだよ!」
エレンとユキは、お互いに顔を見合わせながら呆然としている。
そこへ、サシャが懐に何かを隠しながら近付いてきた。
「あのぅ…皆さん…上官の食糧庫からお肉盗ってきました。」
「「………!!」」
『(サ、サシャ!!)』
「サシャ…お前独房にぶち込まれたいのか…?」
「お前…本当にバカなんだな。」
「バカって怖えぇ…。」
好き放題言われてるが、既に頭の中は肉しかないサシャにはきいていない。
寧ろ後で食べる気満々。
土地が減り肉は貴重という言葉に対しサシャは木箱に肉を仕舞いながら言った。
「大丈夫ですよ。土地を奪還すればまた…牛も羊も増えますから。」
「なるほどな、ウォール・マリアを奪還する前祝いに頂こうってわけか。食ったからには腹括るしか無いもんな!!」
「…トーマス…」
それを筆頭に皆が食べると言い出した。
ユキはニコリと笑いながらエレンの腕を叩き、一緒に外を見た。
『!?』
突如現れたのは5年前の大型巨人。
熱風によりユキ達は吹っ飛ばされる。
「うわあぁぁ!」
「みんな!!ユキ!?」
『(こんなところで……!!)』
誰よりも先に体制を立て直し、壁にワイヤーを放つ。
それに気付きエレンが叫んだ。
「(そうか…!!)立体機動に移れっ!」
全員が無事に立体機動に移れたと思いきや、1人だけ落ちていくのが見えた。
「オイ!!サムエル!!」
サシャが走り出し、片方のワイヤーをサムエルの足に刺した。
ホッと安心したのも束の間、あの時と同じ様に大きな音と共に壁が破壊されたのに気付いた。
エレンとユキの脳裏には、あの日の記憶。
ユキはエレンに目配せした。
『(エレン、私は先に行くから皆に指示を…!)』
壁を駆け上がるユキの後ろ姿を見てから他の面々に声をかけた。
「サシャ!サムエルを任せた!!」
「固定砲台整備4班!戦闘用意!!目標目の前!!超大型巨人!!」
エレンはユキの後を追って壁を駆け上がる。
上へ着き、ユキと大型巨人を見据えた。
「5年振りだな…」
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