二千年後の君へ
namechange
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
声のした方を見ればエレンの姿があった。
「何やってんだお前ら!!」
『…エレン…』
「エレンだ!!」
「あの野郎、今日こそぶちのめすぞ!!」
「ん!?」
エレンの後方からミカサが怖い顔で走ってくる。
彼等は顔を青ざめた。
「だ…駄目だミカサがいるぞ!!」
“うわぁぁぁ!”と叫びながら逃げていく。
それは何とも滑稽な姿であった。
「おぉ…アイツ等……俺を見て逃げやがった!」
「い…いや、ミカサを見て逃げたんだろ…」
勘違いエレンにアルミンが正論を叩き込むも彼は聞いちゃいない。
その横でアルミンの傷をハンカチで拭くユキも頷く。
「おい!大丈夫かアルミン?」
「!!………ひ…1人で立てるよ。」
「ん?そうか…?」
『…アルミン大丈夫?ごめんね、何も出来なくて…』
「…僕が後ろにいてって言ったんだ、気にしなくていいよ。」
申し訳なさそうなユキを見て口元に笑みを浮かべてアルミンは言う。
せっかくなので4人で川の近くで話をした。
この時、アルミンは勿論ユキも買い出しの事をすっかり忘れ去っている事に気付かなかった。
「ーそれで人類はいずれ外の世界に行くべきだって言ったら殴られた…異端だって。」
「くっそー。外に出たいってだけで何で白い目で見られるんだ。」
「そりゃ…壁の中にいるだけで100年ずっと平和だったからだ。下手に外に出ようとしてヤツらを壁の中に招くような事が起きない様に。」
川の近くにユキ、アルミン、エレン、ミカサの順で座る。
アルミンの言葉を聞きながらユキは疑問に思っていた。
『(…そもそも、壁はどうやって造られたの?巨人の発生源も謎だわ。)』
「王政府の方針として外の世界に興味を持つ事自体をタブーにしたんだ。」
「つまり王様ビビりすぎっつーだけの話だ!」
「…そうなんだよ。でも本当にそれだけの理由なんだろうか?」
『……事実、私達も含めて市民は知らない事ばかりだしね。』
アルミンとユキは考え込む様な仕草をする。
エレンは吐き捨てる様に言った。
「自分の命を懸けるんだ、俺らの勝手だろ!」
「絶対駄目」
「「……」」
『ミカサ…』
「…駄目」
はっと思い出したのか、エレンはミカサに文句を言い始める。
「そーいや、お前よくも親にバラしたな!!」
「協力した覚えはない。」
「え!?」
『何の事?』
「…エレンが調査兵団に入りたいって…」
ミカサの言葉に思わずユキはエレンを見た。
ルイスが死んだと聞いても彼は調査兵団を望むのかと。
怖くなってしまい隣にいたアルミンの手を握った。
next
「何やってんだお前ら!!」
『…エレン…』
「エレンだ!!」
「あの野郎、今日こそぶちのめすぞ!!」
「ん!?」
エレンの後方からミカサが怖い顔で走ってくる。
彼等は顔を青ざめた。
「だ…駄目だミカサがいるぞ!!」
“うわぁぁぁ!”と叫びながら逃げていく。
それは何とも滑稽な姿であった。
「おぉ…アイツ等……俺を見て逃げやがった!」
「い…いや、ミカサを見て逃げたんだろ…」
勘違いエレンにアルミンが正論を叩き込むも彼は聞いちゃいない。
その横でアルミンの傷をハンカチで拭くユキも頷く。
「おい!大丈夫かアルミン?」
「!!………ひ…1人で立てるよ。」
「ん?そうか…?」
『…アルミン大丈夫?ごめんね、何も出来なくて…』
「…僕が後ろにいてって言ったんだ、気にしなくていいよ。」
申し訳なさそうなユキを見て口元に笑みを浮かべてアルミンは言う。
せっかくなので4人で川の近くで話をした。
この時、アルミンは勿論ユキも買い出しの事をすっかり忘れ去っている事に気付かなかった。
「ーそれで人類はいずれ外の世界に行くべきだって言ったら殴られた…異端だって。」
「くっそー。外に出たいってだけで何で白い目で見られるんだ。」
「そりゃ…壁の中にいるだけで100年ずっと平和だったからだ。下手に外に出ようとしてヤツらを壁の中に招くような事が起きない様に。」
川の近くにユキ、アルミン、エレン、ミカサの順で座る。
アルミンの言葉を聞きながらユキは疑問に思っていた。
『(…そもそも、壁はどうやって造られたの?巨人の発生源も謎だわ。)』
「王政府の方針として外の世界に興味を持つ事自体をタブーにしたんだ。」
「つまり王様ビビりすぎっつーだけの話だ!」
「…そうなんだよ。でも本当にそれだけの理由なんだろうか?」
『……事実、私達も含めて市民は知らない事ばかりだしね。』
アルミンとユキは考え込む様な仕草をする。
エレンは吐き捨てる様に言った。
「自分の命を懸けるんだ、俺らの勝手だろ!」
「絶対駄目」
「「……」」
『ミカサ…』
「…駄目」
はっと思い出したのか、エレンはミカサに文句を言い始める。
「そーいや、お前よくも親にバラしたな!!」
「協力した覚えはない。」
「え!?」
『何の事?』
「…エレンが調査兵団に入りたいって…」
ミカサの言葉に思わずユキはエレンを見た。
ルイスが死んだと聞いても彼は調査兵団を望むのかと。
怖くなってしまい隣にいたアルミンの手を握った。
next