原作展開に飽き飽きしているデイダラの話(nrt)
初対面
僕の名前はディダラ!!
産まれた瞬間にこの世界の物語を知ってしまって絶望したんだけどまあ夢物語だと思うようにして生きていたら何やかんやありまくってその夢物語に沿うように里を裏切った抜け忍になっちゃったけどこうなりゃ楽しんだ者勝ちだと以前から興味のあった芸術活動に勤しんだり他里の術を勉強したり罠だらけの拠点を作ったりして開き直って今日も生活してるんだ!!
紆余曲折がありすぎたような気もするけど毎日そこそこに抜け忍生活も楽しく過ごせてたんだけどね!!楽しすぎてさ!!
暁に勧誘(誘拐)されること忘れてたんだよね!!
変化で隣町に出向いたら黒地に赤い雲柄のコートを着たナウでヤングな集団を見かけちゃってさ!!心臓飛び出るかと思ったよね!!
いやはやしかし我ながらうっかりが過ぎちゃってたよね!!どのくらいうっかりかって言うと水遁使いの前で水中に逃げ込んで水牢に閉じ込められるカカシ先生レベルのうっかりさだよ!!
僕も〝だらしない先生ですまない…〟略して〝だら先〟なんて呼ばれちゃうかな!!
HAHAHA!!
「おい、聞いているのか?」
うっせぇ聞いてるよCV.石川 英郎もというちはイタチ!!
べべべ別に現実逃避なんかしてなかったんだからね!!
「聞いてるよ。アンタらの組織に入れって話だろ。」
「聞いてンならさっさと答えを出せガキィ…。」
お前だってガキみたいなもんだろ赤砂のサソリ!!
容姿で判断するのは悪いことだって教えられなかったのかよ!!まあ俺実際ガキなんだけどさ!!
「……。」
「うだうだと面倒ですねぇ、適当に両足でも削いでしまいましょうか。」
「仲間にするって奴を半身不随にしてどォする…。」
怖いこと言うなよ顔面魚類野郎もとい干柿鬼鮫!!
こっちだって色々と考えてんだよ!!お体に触るだけでなく俺の琴線にも触るってか!!
HAHAHA!!
「…いやだ。」
「断れば、無理やり連れていかれると分かった上での結論か?」
「逃げきれればいい話だろ。」
「威勢はいィが…、こいつは早死にするタイプだな。」
うっせぇ童顔ソォラァ男!!未来予知すんじゃねぇ!!こちとら停年19歳やぞ!!
「アンタらに着いていかなければ早死にはしない。」
「抜け忍となった以上、アナタも私も早死にすると思いますけどねぇ…。」
「いいや、入らない方が遥かに長生きできるだろうな。」
追い忍にせっつかれ続ける人生になろうが〝暁〟に入るのに比べたら絶対マシだわ!!だって〝暁〟に入った時点で俺の死が確定するようなもんだもん!!俺わざわざイタチの愚かなる弟に殺されたくないもん!!そりゃ俺だって自分の芸術をバカにされたらブチコロしたくなるけどさ!!事の顛末全部知っちゃってるんだもん!!ヤダよ!!
その点お前らはもう入っちゃってるからいずれ死ぬけど頑張れよ!!俺知らねぇから!!
「…御託はいい、さっさと本当の姿を見せたらどうだ。」
・
やっぱり写輪眼はチート行為だと思う。
「御託はいい、さっさと本当の姿を見せたらどうだ。」
「ッおい、それはどう言うことだ…!」
「なるほど、私達は全く気づきませんでしたよ。どうやら姿に似合わず大した忍のようですねぇ…。」
そのイタチの言葉から気づかれたと言う事実を感じとっただろう。座って背を向けたままだったディダラはゆるりと立ち上がり、こちらに目を向ける。
そしてゆっくりと目を閉じ、開くと――
『えぇー?気づくの早くなぁい?』
両目が口となった。
警戒を露にする暁の三人に、顔につけた三つの口を同時に動かしながら先程とは打って変わって流暢に喋り出す。
『はぁーせっかくさぁ大量の罠も仕掛けてその罠に少ぉしずつ気づかれないくらい微量の幻術仕掛けて種撒いて隠してたのにさぁそこもろとも気づくとかとんだチート行為だよねー』
ぽこぽこと壁に口が生える。その壁に生えた口も両目が口に変わったディダラも幻術ではなく起爆粘土で、幻術返しを試すサソリを嘲笑うように口が次々と続ける。本体はとっくに離脱していたのだ。
『まあそれはそれとしてさぁ〝暁〟とか本当困るんだよねぇ俺の能力もしっかり調査済みなんでしょ?もうこれだからビックネームはさぁ嫌んなっちゃう』
『人の情報をポンポンと!鬼鮫のおじさんならこの怖さわかるよね?』
『俺アンタらみたいに殺されるのはごめんなんだよねぇ俺弟とか居ないしさぁ』
『あ!そうそう言い忘れてたんだけど不発の罠にもチャクラついてたの分かった?そうだね分かるよねーさすが写輪眼チートだねー』
『あー、結果から言うと俺本体はもうここには居ませ、あっちょっと待って居ないの分かったからってすぐ帰ろうとしないでよもうちょっと話聞いてってよぉ』
『はぁいサソリ君焦らないの!本当待つのも待たせるのも嫌いなんだねぇそれって自分がたくさん待たされたから?』
『まいいや、実はさぁその不発の罠についてたチャクラ不発の幻術トラップじゃないんだよねぇチャクラではあるんだけどさぁ?あ、分かった?分かった?分かっちゃった?さすがイタチ君するどーい花丸あげちゃう』
『実はそのチャクラぜぇんぶ俺の起爆粘土!!いやぁ一気に爆発したら大変だろうねって撤退の準備がはやーい』
『せめてあれ言わせてよあれ、えーこの施設は数分後に爆発する。何かこう頑張って生き残ってくれ!!……って、もう行っちゃってるし…』
『……あ、やべ、外には起動した地雷型起爆粘土あるよって言うの忘れてた…、いやまあ大丈夫か』
・
僕の名前はディダラ!!
産まれた瞬間にこの世界の物語を知ってしまって絶望したんだけどまあ夢物語だと思うようにして生きていたら何やかんやありまくってその夢物語に沿うように里を裏切った抜け忍になっちゃったけどこうなりゃ楽しんだ者勝ちだと以前から興味のあった芸術活動に勤しんだり他里の術を勉強したり罠だらけの拠点を作ったりして開き直って今日も生活してるんだ!!
紆余曲折がありすぎたような気もするけど毎日そこそこに抜け忍生活も楽しく過ごせてたんだけどね!!楽しすぎてさ!!
暁に勧誘(誘拐)されること忘れてたんだよね!!
変化で隣町に出向いたら黒地に赤い雲柄のコートを着たナウでヤングな集団を見かけちゃってさ!!心臓飛び出るかと思ったよね!!
いやはやしかし我ながらうっかりが過ぎちゃってたよね!!どのくらいうっかりかって言うと水遁使いの前で水中に逃げ込んで水牢に閉じ込められるカカシ先生レベルのうっかりさだよ!!
僕も〝だらしない先生ですまない…〟略して〝だら先〟なんて呼ばれちゃうかな!!
HAHAHA!!
「おい、聞いているのか?」
うっせぇ聞いてるよCV.石川 英郎もというちはイタチ!!
べべべ別に現実逃避なんかしてなかったんだからね!!
「聞いてるよ。アンタらの組織に入れって話だろ。」
「聞いてンならさっさと答えを出せガキィ…。」
お前だってガキみたいなもんだろ赤砂のサソリ!!
容姿で判断するのは悪いことだって教えられなかったのかよ!!まあ俺実際ガキなんだけどさ!!
「……。」
「うだうだと面倒ですねぇ、適当に両足でも削いでしまいましょうか。」
「仲間にするって奴を半身不随にしてどォする…。」
怖いこと言うなよ顔面魚類野郎もとい干柿鬼鮫!!
こっちだって色々と考えてんだよ!!お体に触るだけでなく俺の琴線にも触るってか!!
HAHAHA!!
「…いやだ。」
「断れば、無理やり連れていかれると分かった上での結論か?」
「逃げきれればいい話だろ。」
「威勢はいィが…、こいつは早死にするタイプだな。」
うっせぇ童顔ソォラァ男!!未来予知すんじゃねぇ!!こちとら停年19歳やぞ!!
「アンタらに着いていかなければ早死にはしない。」
「抜け忍となった以上、アナタも私も早死にすると思いますけどねぇ…。」
「いいや、入らない方が遥かに長生きできるだろうな。」
追い忍にせっつかれ続ける人生になろうが〝暁〟に入るのに比べたら絶対マシだわ!!だって〝暁〟に入った時点で俺の死が確定するようなもんだもん!!俺わざわざイタチの愚かなる弟に殺されたくないもん!!そりゃ俺だって自分の芸術をバカにされたらブチコロしたくなるけどさ!!事の顛末全部知っちゃってるんだもん!!ヤダよ!!
その点お前らはもう入っちゃってるからいずれ死ぬけど頑張れよ!!俺知らねぇから!!
「…御託はいい、さっさと本当の姿を見せたらどうだ。」
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やっぱり写輪眼はチート行為だと思う。
「御託はいい、さっさと本当の姿を見せたらどうだ。」
「ッおい、それはどう言うことだ…!」
「なるほど、私達は全く気づきませんでしたよ。どうやら姿に似合わず大した忍のようですねぇ…。」
そのイタチの言葉から気づかれたと言う事実を感じとっただろう。座って背を向けたままだったディダラはゆるりと立ち上がり、こちらに目を向ける。
そしてゆっくりと目を閉じ、開くと――
『えぇー?気づくの早くなぁい?』
両目が口となった。
警戒を露にする暁の三人に、顔につけた三つの口を同時に動かしながら先程とは打って変わって流暢に喋り出す。
『はぁーせっかくさぁ大量の罠も仕掛けてその罠に少ぉしずつ気づかれないくらい微量の幻術仕掛けて種撒いて隠してたのにさぁそこもろとも気づくとかとんだチート行為だよねー』
ぽこぽこと壁に口が生える。その壁に生えた口も両目が口に変わったディダラも幻術ではなく起爆粘土で、幻術返しを試すサソリを嘲笑うように口が次々と続ける。本体はとっくに離脱していたのだ。
『まあそれはそれとしてさぁ〝暁〟とか本当困るんだよねぇ俺の能力もしっかり調査済みなんでしょ?もうこれだからビックネームはさぁ嫌んなっちゃう』
『人の情報をポンポンと!鬼鮫のおじさんならこの怖さわかるよね?』
『俺アンタらみたいに殺されるのはごめんなんだよねぇ俺弟とか居ないしさぁ』
『あ!そうそう言い忘れてたんだけど不発の罠にもチャクラついてたの分かった?そうだね分かるよねーさすが写輪眼チートだねー』
『あー、結果から言うと俺本体はもうここには居ませ、あっちょっと待って居ないの分かったからってすぐ帰ろうとしないでよもうちょっと話聞いてってよぉ』
『はぁいサソリ君焦らないの!本当待つのも待たせるのも嫌いなんだねぇそれって自分がたくさん待たされたから?』
『まいいや、実はさぁその不発の罠についてたチャクラ不発の幻術トラップじゃないんだよねぇチャクラではあるんだけどさぁ?あ、分かった?分かった?分かっちゃった?さすがイタチ君するどーい花丸あげちゃう』
『実はそのチャクラぜぇんぶ俺の起爆粘土!!いやぁ一気に爆発したら大変だろうねって撤退の準備がはやーい』
『せめてあれ言わせてよあれ、えーこの施設は数分後に爆発する。何かこう頑張って生き残ってくれ!!……って、もう行っちゃってるし…』
『……あ、やべ、外には起動した地雷型起爆粘土あるよって言うの忘れてた…、いやまあ大丈夫か』
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