ちびっ子の夏休み
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ランニングには連れて行けないので
莉和を執事さん達に預けに行く。
鳳「莉和俺達が戻ってくるまで
お利口に待っててね」
『え、やーーーいっちょいくーー』
俺の言葉に目に涙を浮かべ
ズボンに掴みしがみついてきた。
「莉和さん私達と一緒に
皆様をお待ちしましょう」
『やーーーーちょたろーーー泣』
鳳「ごめんね
莉和は連れて行けないんだよ」
『うあーーんちょたろーちょたろー』
鳳「すいません、よろしくお願いします」
「はい、お任せ下さい」
『...グスン..やーやーちょたろーーー』
鳳「行ってくるね」
『ぎゃーーーんーーー泣』
こんなに泣かれるとは思っていなかったので
後ろ髪引かれる思いでその場を後にした。
忍「えらい泣いてたな」
鳳「あんなに泣いたことないんですけどね」
宍「あんなに泣かれると
行きにくいよな」
日「でも連れてはいけないですしね」
ジ「莉和ちゃんかわいそう」
向「クソクソクソさっさと終わらせて
戻ってきてやる」
跡「全員揃ったか?」
手「青学は揃ったぞ」
幸「立海も揃ってるよ」
跡「氷帝も大丈夫だ。
よし、これよりランニング20キロ始めるぜ
コースはこの合宿所の周りだ。
途中給水所があるから水分補給してくれ
各自走り終えたらテニスコートに入れ。
そのまま着いた順でラリー開始だ。」
丸「いきなりハードだな」
忍「休みなしかいな」
菊「うげーー鬼だー」
真「何を言っているんだ
たるんどるぞ!!!」
跡「おら、行くぜ」
ピッ
スリー
トゥー
ワンー
GOーーーーーー!
「「「「「うりゃーーーーーーーーーーー」」」」」
ーーその頃の莉和ーー
『ゔゔゔーちょたろーグスン』
「莉和様こちらをご覧下さい」
『.....あーーグスンちょたろーはちってりゅー』
「このモニターから
皆様が頑張られてるお姿が拝見していただけますので
どうぞご覧下さい」
『グスン...ありあちょー』
「いえいえ、莉和様は
鳳様の事がお好きなのですね」
『うん!ちょたろーねー
いっぱいやちゃちーの!(うん!長太郎いっぱい優しいの!)』
「さようでございますか」
『おかーたんとおとーたんと
おばーたんとおねーたんもやちゃちーけど
ちょたろーがいちばんやちゃちー
(お母さんとお父さんと
おばあちゃんとお姉ちゃんも優しいけど
長太郎が1番優しい)』
『あとねーあちょべたんもおこるとこわいけど
やちゃちー』
「そーですか皆様お優しいのですね
景吾おぼっちゃまも皆さんも
莉和様の事がお好きですよ」
『莉和もみんなだーいちゅき!!』
「それじゃーこちらのモニターから
皆様を応援致しましょう」
『うん!!!!』
桃「ーーッグァハーー」
菊「ハアハア...ハァ..キ、キツイすぎるにゃ」
向「ーーッハァ」
丸「ハァ...ハァ..な、なんだこれーキツッ」
切「ハァ..ハァ..ま、まじ...やべーっス」
越「...ハァ..ハァ」
川「..結構くるねー」
手「よし、みんな集まってくれ」
ランニング20キロ走った後
そのままコートにすぐ入り
ラリー20分間終われば
そのまま筋トレ10種類
各5セットを済ませた頃には
もうみんな倒れ始めた。
ラリーで外した者には気合いの入った
青学乾さんの乾汁。
そんなとこに気合いは入れないで欲しい。
幸「今から10分間の休憩にするよ
終わったらまたここに集まってくれ」
跡「休憩後はまたランニングと筋トレだ」
手「それで午前は終了で昼食になる」
部長達の指示に従い
各自休憩を取り始めた。
俺は莉和の様子が気になり
見に行こうか迷っていたが
もしかしたら落ち着いて過ごしているかもしれない。
そこに俺が向かえば
莉和を混乱させるかもしれないから
どうしようかと思っていた。
『ちょたろーーーーーー』
ガバッ
鳳「え、莉和?」
『おちゅかれちゃまーあい、じゅーちゅ!』
莉和はドリンクボトルとタオルを持ち
渡しにきてくれた。
鳳「ありがとう。もう泣いてない?」
『あのね、むらいたんがね
ちょたろーみちてくれたの!
ちたらちょたろーはちってた!
(あのね、村井さんがね
長太郎見せてくれたの!
そしたら長太郎走ってた!)』
莉和は村井さん(執事さん)が
見せてくれたモニターで
俺達の様子を見ていたようだ。
『むらいたんとみんなにじゅーちゅ
あげてくるのー』
そういうと村井さんが持っていた
ドリンクとタオルをまた受け取り
休憩をしているみんなに配り行った。
泣いていなかった事に安心したが
どこか寂しくも思えた。
みんな莉和からドリンクを貰うと
嬉しそうに頭を撫でたり抱きあげたり
莉和が癒しの存在になっているようだ。
小さいマネージャーは嬉しそうだ。
跡「集合だ」
幸「今回は先にランニングするチームと
筋トレをするチームに分かれるよ」
手「チームを発表する
ランニングチームは
手塚、海堂、不二、菊丸、大石
宍戸、忍足、向日、日吉
真田、仁王、丸井、ジャッカル」
跡「筋トレチームは
跡部、鳳、ジロー、樺地
川村、乾、越前、桃城
幸村、柳生、柳、切原」
幸「同じ反応でメニューだからって
気を抜かないでね」
手「よし、各チーム始めてくれ」
「「「「「はい!!」」」」」
『みんなーがんばれーーーーーーー』
不「ありがとう、応援よろしくね」
柳生「可愛らしい応援ですね」
乾「莉和が声をかけると
皆のやる気が30%ほど上がるようだ」
柳「ああ、いい傾向だな」
海「それもデータに入るんっスか?」
乾柳「ああ」
海「フシュー」
「莉和様またあちらで皆様を
応援しましょう」
『あーい』
「皆様が終わりましたら
昼食になりますよ」
『ごはーーん!!!』
「ええ、それまで待ちましょう」
『モジャとあちょぶーー
むらいたんあちょぼー』
「はい、かしこまりました」
村井さんと手を繋ぎ
莉和は合宿所に戻って行った。
俺は安心して練習に専念できた。
俺離れは寂しいけれどね。笑
END