ちびっ子の夏休み
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『...グスッ...ちょ...たろ..グスッ...』
莉和はまだ立ち止まったところから
動けずにいた
鳳や他のメンバーも居なく
寂しくてうご『あーどんぐりーーーー!!』
、、、、。
偶然見つけたどんぐりに夢中になっていた
『どんぐりかわいーーーどんぐりころころどんぶりこーおい「おまえここでなにちてんだ?」』
突然声が聞こえ声のする方へ視線を移すと
そこには同じくらいか少し上の男の子が立っていた
『あのねーどんぐりころころちてるのー』
「はあ?おまえひとりかよー?」
『みんなまいごなのーー』
「おまえなまえなんてゆーんだ?」
『えーっとねーおおとりー!!!』
「おおとり?」
『んーとーりわちゃん』
名前を聞かれたら鳳を名乗るように
言われていたので自信満々に鳳と名乗る
「りわか!おれはとうま!」
『とーまくんなにちてるの?』
「おれはとうちゃんまってる!」
『とうちゃん?』
「そーだ!おれのとうちゃんこのしたのところで
でっけーとらっくうんてんしておしごとしてんだ!!!」
『ちゅごいねー!!!!』
「でっけーとらっくすげーんだぞー!
すごいかっこいいんだーー!!!」
『えーみちゃーい!!』
「しょーがねーなーこぶんになるならつれてってやるよ!」
『え、ほんとー?こぶんなるーー!』
「よーし、こぶんついてこいー!」
『わーい!いくー!!!』
幼い子達は盛り上がり意気投合
意味も分からず子分になった莉和
一緒に坂を下り始めどんどんに合宿所から遠ざかっていく
その頃莉和を探しに外に出たメンバーは
近くを捜索中
草むらを探したり木の影を探したり
居そうな所を細かく探していた
菊「いないにゃー」
桃「どこ行ったんっスかね」
忍「そんな遠くには行ってないと思うねんけど」
幸「日も暮れてきたね」
海「暗くなってしまうと俺達も動けなくなるからな」
向「クソクソクソー早く見つけようぜ」
川「そうだね、早く見つけてあげよう
きっと心細いだろうから」
丸「おーーーーいーーどこだー」
ーーーーーーーーーーーーーーー
「とーーーちゃーーーんーーーーー」
「おう、冬馬!どうした?
あともう少しで終わるぞー!...お?」
「とうちゃん!おれのこぶんつれてきた!」
『こぶーーーん!』
「え?子分?え?随分可愛い子分だなー」
「おれのこぶんがとうちゃんのとらっくみてーっていうから
つれてきてやったんだー!」
「さすが俺の息子手を出すのはえーな!!」
『とらっくどーれー?』
「おう、俺のはなーあれだ」
指さされた方を見ると大型トラックが
何台も止まっていた
『わーちゅごーーーい』
「な!すげーでけーだろー?」
『おっきーねー!!!!』
「お嬢ちゃんお名前は?」
『りわちゃん!!』
「そーか!りわちゃんか!
よし、乗ってみるか?」
『のるーーーーーー!!』
『わーちゅごーーーい!たかーーい!!!!』
「おれいつもここにすわってんだー!」
『しゅごいねー!』
「とうちゃんといろんなところいくんだー」
『いいなーーーー』
「そう言えばりわちゃん
お家はこの近くかい?」
『んーとーとおいよー』
「え、遠いのかい?大丈夫かー?
親御さん心配してんじゃねーか?」
『んー?』
「りわのとうちゃんとかあーちゃんは?」
『んーっとねーおとーたんとおかーたんとおねーたんとおばーたんはおるしゅばん
りわとーちょたろーはみんなとばちゅのった!』
「んんん?バスでここまで来たのか?」
『ちょー!あとねーじろたんとーおちたりたんとーひよちとかもいっちょ!
あとーんーちょ、りょーまとくにたんとーふじたんとーももたんとーゆきむらたんとーげんちゃんとやなぎたんとーにおたんとー』
「おうおう、なんだかいっぱいいるな」
「それおまえのこぶん?」
『えーちがうよーおにーたんたち』
「いやいや、お兄ちゃんいすぎだろ
ありゃーこりゃ、帰れるか?」
『わかんにゃい』
「おいおい、困ったなー
この近くにそんな大人数行くところあるのか?」
『ブーーンっていった!!』
「あれ?広瀬さん娘さんいらっしゃいましたっけ?」
「ああー丁度良かった田中さん
いやー息子がどっかでナンパしてきちゃって
もう暗くなってきたし
ちょうど出るとこなんで
家まで送ろうと思うんですけど
どこから来たかわかんねーって言うんですよ」
「おーまじかーお嬢ちゃんどこから来たか
覚えてないんか?」
『んーっとーあっちーー』
「なんか結構大人数で来てるみたいなんですけど」
「あーーもしかしてこの上のとこじゃねーか?
お嬢ちゃん跡部って知ってるかい?」
『あのねー、あちょべたんもいっちょだよーーー!』
「やっぱりそうか!お嬢ちゃんすげーな!
広瀬さんこの上の方に大きい建物があって
そこが跡部財閥の所有地なんですよ!
息子さんがテニス部の強豪らしくて
よく合宿しにくるんでそこの子じゃないかと思うわ」
「そんなとこあるんですか!」
「おまえんちかねもちなのか?」
『ちらなーい』
「よし、りわちゃん
おじさんが送ってってやるから
一緒に帰ろうか」
『これのるの?』
「おう!これで送ってってやるよ!」
「りわはおれのこぶんだから
とくべつなんだぞーー!!」
『わーい!とくべちゅー!』
「よし、じゃーそのままちょっと待っててな」
『「はーーーい」』
END
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