ちびっ子の夏休み
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『ふぁーーあお腹すいたなー』
こんにちは、莉和です!
ただいま部室のソファーでくつろぎ中。
今日で学校も終了。
明日から夏休み!!!
やーーーっとだよー!!
でも夏休みといえど
部活はあるから結局学校には
行かなきゃ行けないけど
授業あるよりましだしねー!
部活は楽しい!
マネージャー業してる時が
1番楽しいの!!!
授業はサボっても部活はサボらない!
莉和ちゃんえらーーーい!!
最後の授業が自習になった為
どーせ授業後はLHRでめんどくさいし
眠いし荷物をもってそのまま部室にきて
練習始まるまで寝てよーとくつろぎにきたんだけど
小腹がすいてきたんだよねー。
どーしよー買いに行くのも
めんどくさいし
この辺になんかないかなー。
適当にレギュラーのロッカーを
開けて探してみたが
食べれそうな物はなかった。
チッ、普段色々ファンの子から
貰うんだからなんかあってもいいのに!!
仕方がなくソファーに座り直し
辺りを見渡すと
『お、なんだこれ』
小さい箱に可愛いリボン。
振ってみるとカタカタ音がする
『誰かファンから貰って
そのままにしたのかなー?
中身見ちゃお!
そんで食べ物なら食べちゃお!
忘れる方が悪いんだもんねーだ』
中を開けると
ハート型のクッキーが入ってた
クッキーの表面には(私を食べて)と書いてある。
『えーなんか気持ち悪っ!
でも、クンクン 美味しそうな匂いするし
私を食べてって書いてあるし
えーい、いただきまーす!』
パクッ......ポンッ
『(°Д°)』
日「おい、なんであのバカ
見とかなかったんだ」
鳳「だっていなくなるなんて
思わないじゃないか」
日「あのバカが真面目に自習なんてするわけないだろ」
鳳「そんな事言うなら自分が見てれば良かったじゃないか」
最後の授業が自習になり
つまんないなーと思い
莉和の方を見るといない
そーいえば前の授業終わって休憩に入ってから
見かけてない。
莉和はすぐサボる癖があったから
日吉と俺で監視をさせられてたのに
見事にいなくなった。
HRが始まっても戻ってこなかったので
サボってどっかで寝てるな。
いや、カバンもないから
行く場所は1つ、部室だ。
どうせ部室のソファーで寝ているんだろう。
跡部さん達に見つかる前に
起こしとかないと思い部室のドアを開けた。
鳳日「「え」」
ソファーの上にいたのは
じゃなくて3歳くらいの女の子。
『わかちーーーちょたろーー泣』
小さな女の子は
ソファーの上で俺達に両手を広げ
泣いていた。
鳳「え、君はだれ?」
日「なんで俺達の名前知ってんだ?」
『莉和だよーーー泣』
鳳「ええええええ」
日「そんな馬鹿なことあるか」
『うえーーんほんとうだもーん泣』
鳳「ええええ、名前が一緒とかじゃなくて
本当に莉和なの?」
『ちょーーー(そうーーー)泣』
日「...おい、俺の好きな菓子は?」
『え?』
日「俺の好きな菓子だ。
本当に莉和なら分かるだろ」
『んーちょ、あ、にゅれちぇんべー
(んーと、あ、ぬれ煎餅)』
日「....跡部先輩の顔にあるホクロは?」
『なちぼくちゅろ(泣きぼくろ)』
鳳「忍足先輩のメガネは?」
『だちぇめがね(だてめがね)』
日「向日先輩の髪色」
『あか、おかっぱ』
鳳「宍戸さんの口癖」
『げきだちゃだじぇ(激ダサだぜ)』
鳳日「「本物だ」」
『だからいっちぇるでちょ(だから言ってるでしょ)』
忍「なんや騒がしいなー」
向「ん?なんだあのチビっこ」
宍「なんで子どもがここにいんだよ?」
鳳「あ、宍戸さんやばいですよー」
日「これ莉和です」
「「「はあああ?」」」
『うるちゃーい(うるさい)』
あまりにも大きい声に
顔を歪ませ耳を塞ぐ小さい莉和。
忍「自分ら何言っとんかわかっとるん?」
向「クソクソクソ、んなわけねーだろ」
宍「同じ名前とかじゃなくてか?」
鳳「俺達も最初はそうだと思ったんですけど」
日「ちゃんと俺達のこと知ってるんですよ」
その言葉を聞き
口が閉じない先輩達
いや、まあ、俺達も今知ったから
同じ気持ちなんだけど
そんな俺達を無視して
俺に抱っこを迫る莉和
困ったなーと思いながらも
ソファーに座り膝の上に乗せた。
莉和は満足そうにニコニコしている
全く今の状況分かってんのかな?
跡「おい、何騒いでやがんだ」
この莉和をどうするか
全員で悩んでいると
跡部先輩と樺地が入ってきた。
跡「あーん?なんだこのガキは
誰が連れてきた」
忍「それがなーこの子莉和ちゃんなんやて」
跡「あーん?んなわけねーだろ馬鹿か」
向「いや、本当なんだって!」
『あーあちょべたんだー!あちょぼー!
(あー跡部さんだー!遊ぼー!)』
跡「遊ばねーよ。おい、こいつが莉和っていう
証拠はあんのか?」
忍「それが俺達の事全部言えるらしいで」
向「試しに俺の好きな食べもの聞いてみたら
答えたぞ!」
跡「チッ」
『かばぢくんだっこちてー
(樺地くん抱っこしてー)』
樺「...ウ..ス」
俺から樺地へ移動した莉和は
高い高いしてなんて言って樺地と遊び始めた。
鳳「なんかさっきより幼くなってない?」
日「俺も思った。さっきはもう少しまともだった」
跡「精神年齢まで見た目に
近づいてきているってことか?」
忍「そーいうことやな」
目の前で樺地と遊んでいる莉和は
さっきまでの莉和とは違い
俺達の知っている莉和でなく
中身も3歳の女の子に近づいてきている。
動きなどが危なっかしい。
宍「てか、こいつどーすんだ?」
忍「せや、俺達部活もあんねんで?」
向「でも1人置いてくこともできねーだろ」
宍「部室に置いといてなんかあっても困るしな」
跡「チッ、しょーがねぇ。
コートまで連れてくしかねーだろ」
忍「せやな」
向「莉和俺と遊ぼうぜ」
『わーいあちょぶー!!
(わーい遊ぶー!!)』
宍「それにしてもなんでこんなことになったんだ?」
鳳「あ、そーいえば」
日「まだ聞いてなかったな」
忍「何してんねん。
1番重要やろ、そこは」
鳳「莉和って確認出来たところで
先輩達が来られたんで聞きそびれてました」
宍「あいつの精神年齢が見た目と同じくなる前に聞かねぇーとな」
跡「おい、莉和」
『なーーにーー?』
跡「お前ここでなにしてた?」
『ん?』
跡「ん?じゃねぇーよ!さっさと答えやがれ!!」
ビクッ
忍「あーあー跡部アカンでそれ」
跡「あーん?」
『...グスン...ふ.....ふえぇぇぇ』
宍「あー泣くぜ、こいつ」
『びぇぇぇぇぇーーん泣』
向「クソクソクソ、跡部もう少し優しく聞けよ」
跡部先輩の声にビックリして
固まり泣き始めた莉和。
泣き止ませようと抱き上げたが
相当怖かったのだろう
俺の制服を掴み泣きじゃくっている。
忍「俺に任せてみ?
こーいうんは優しく聞くんやで
なー?莉和怖かったやろー?
もう泣かんでええよ。ナデナデ」
『グスン..うええん..やだあああ、ちもいー
わーん、ちょたろー泣』
忍「ええ、なんでやねん!!」
向「クソクソクソ侑士触んなよ」
日「莉和が気持ち悪がってますよ」
宍「激ダサだぜ」
鳳「そこは変わらないんだ」
またさらに強く制服を掴む莉和。
これじゃー埒が明かないので
とりあえず俺が聞いてみた。
鳳「ねー?莉和?
莉和はここで何してたの?」
『..グスン...グスン.....あの..ねー...あのね
莉和ねー...ねちぇた!
ちょれでねー
莉和おなかちゅいたのね
(あのね、莉和ねー寝てた!
それでねー莉和お腹すいたのね)』
鳳「うん、それで?」
『..ズビッ....ちょれで...クキーあちゃからたべちゃ!!
(それでクッキーあったから食べた!!)』
全「「「「「「クキー?」」」」」」
鳳「あ、クッキーのことか!」
『ちょーーーーー!(そうーーーーー!)』
跡「あーん?クッキーなんかあったか?」
忍「誰が貰ったんか?」
向「俺じゃねーぜ?」
宍「俺も貰わねぇーな」
鳳「俺も違います」
日「俺もです」
跡「俺もだ」
鳳「んーー?それどんなクッキーだったの?」
『んーちょ、んーちょはあちょのクキーで
わたちをたべちぇってかいちぇあちゃ!
(んーと、んーとハートのクッキーで
私を食べてって書いてあった!)』
跡「なんだそれは」
忍「気味悪いなー」
鳳「どこにあったの?」
『あちょこだよー!(あそこだよー!)』
莉和は入り口の方を指さした。
日「落ちているものを
食べてはいけないって習わなかったんですか」
忍「せや、あかんで?
落ちてるの食べたら」
『ごめんなちゃいシュン(ごめんなさい)』
向「箱これじゃね?」
向日先輩が見つけたのは
小さい箱と可愛らしいリボン
跡「どこにあった?」
向「ソファーの下にあったぜ」
鳳「莉和これ開けたの?」
莉和に見せると
うん!と元気な声が返ってきた。
とりあえずここにいる人達は
誰もこの箱を貰った覚えはなく
いつまでもここにいてもしょうがないということで
ジャージに着替えテニスコートへ向うことにした。
もちろん莉和も一緒に。
制服も体と同じように
小さくなっているので
着るものは大丈夫なんだけど
問題は靴だった。
靴まではちいさくならなかったようで
今莉和は裸足だ。
3歳の子が履くような靴なんて
部室にあるわけないし
でも裸足でそのまま歩かせる訳にもいかないので
抱っこしようとすると
『あるくのーー』とぐずり始めたが
じゃ、お留守番だと伝えると
しぶしぶ両手を広げてきた。
莉和を片手で抱っこし
テニスラケットを持って
そのままテニスコートへ向かった。
END
こんにちは、莉和です!
ただいま部室のソファーでくつろぎ中。
今日で学校も終了。
明日から夏休み!!!
やーーーっとだよー!!
でも夏休みといえど
部活はあるから結局学校には
行かなきゃ行けないけど
授業あるよりましだしねー!
部活は楽しい!
マネージャー業してる時が
1番楽しいの!!!
授業はサボっても部活はサボらない!
莉和ちゃんえらーーーい!!
最後の授業が自習になった為
どーせ授業後はLHRでめんどくさいし
眠いし荷物をもってそのまま部室にきて
練習始まるまで寝てよーとくつろぎにきたんだけど
小腹がすいてきたんだよねー。
どーしよー買いに行くのも
めんどくさいし
この辺になんかないかなー。
適当にレギュラーのロッカーを
開けて探してみたが
食べれそうな物はなかった。
チッ、普段色々ファンの子から
貰うんだからなんかあってもいいのに!!
仕方がなくソファーに座り直し
辺りを見渡すと
『お、なんだこれ』
小さい箱に可愛いリボン。
振ってみるとカタカタ音がする
『誰かファンから貰って
そのままにしたのかなー?
中身見ちゃお!
そんで食べ物なら食べちゃお!
忘れる方が悪いんだもんねーだ』
中を開けると
ハート型のクッキーが入ってた
クッキーの表面には(私を食べて)と書いてある。
『えーなんか気持ち悪っ!
でも、クンクン 美味しそうな匂いするし
私を食べてって書いてあるし
えーい、いただきまーす!』
パクッ......ポンッ
『(°Д°)』
日「おい、なんであのバカ
見とかなかったんだ」
鳳「だっていなくなるなんて
思わないじゃないか」
日「あのバカが真面目に自習なんてするわけないだろ」
鳳「そんな事言うなら自分が見てれば良かったじゃないか」
最後の授業が自習になり
つまんないなーと思い
莉和の方を見るといない
そーいえば前の授業終わって休憩に入ってから
見かけてない。
莉和はすぐサボる癖があったから
日吉と俺で監視をさせられてたのに
見事にいなくなった。
HRが始まっても戻ってこなかったので
サボってどっかで寝てるな。
いや、カバンもないから
行く場所は1つ、部室だ。
どうせ部室のソファーで寝ているんだろう。
跡部さん達に見つかる前に
起こしとかないと思い部室のドアを開けた。
鳳日「「え」」
ソファーの上にいたのは
じゃなくて3歳くらいの女の子。
『わかちーーーちょたろーー泣』
小さな女の子は
ソファーの上で俺達に両手を広げ
泣いていた。
鳳「え、君はだれ?」
日「なんで俺達の名前知ってんだ?」
『莉和だよーーー泣』
鳳「ええええええ」
日「そんな馬鹿なことあるか」
『うえーーんほんとうだもーん泣』
鳳「ええええ、名前が一緒とかじゃなくて
本当に莉和なの?」
『ちょーーー(そうーーー)泣』
日「...おい、俺の好きな菓子は?」
『え?』
日「俺の好きな菓子だ。
本当に莉和なら分かるだろ」
『んーちょ、あ、にゅれちぇんべー
(んーと、あ、ぬれ煎餅)』
日「....跡部先輩の顔にあるホクロは?」
『なちぼくちゅろ(泣きぼくろ)』
鳳「忍足先輩のメガネは?」
『だちぇめがね(だてめがね)』
日「向日先輩の髪色」
『あか、おかっぱ』
鳳「宍戸さんの口癖」
『げきだちゃだじぇ(激ダサだぜ)』
鳳日「「本物だ」」
『だからいっちぇるでちょ(だから言ってるでしょ)』
忍「なんや騒がしいなー」
向「ん?なんだあのチビっこ」
宍「なんで子どもがここにいんだよ?」
鳳「あ、宍戸さんやばいですよー」
日「これ莉和です」
「「「はあああ?」」」
『うるちゃーい(うるさい)』
あまりにも大きい声に
顔を歪ませ耳を塞ぐ小さい莉和。
忍「自分ら何言っとんかわかっとるん?」
向「クソクソクソ、んなわけねーだろ」
宍「同じ名前とかじゃなくてか?」
鳳「俺達も最初はそうだと思ったんですけど」
日「ちゃんと俺達のこと知ってるんですよ」
その言葉を聞き
口が閉じない先輩達
いや、まあ、俺達も今知ったから
同じ気持ちなんだけど
そんな俺達を無視して
俺に抱っこを迫る莉和
困ったなーと思いながらも
ソファーに座り膝の上に乗せた。
莉和は満足そうにニコニコしている
全く今の状況分かってんのかな?
跡「おい、何騒いでやがんだ」
この莉和をどうするか
全員で悩んでいると
跡部先輩と樺地が入ってきた。
跡「あーん?なんだこのガキは
誰が連れてきた」
忍「それがなーこの子莉和ちゃんなんやて」
跡「あーん?んなわけねーだろ馬鹿か」
向「いや、本当なんだって!」
『あーあちょべたんだー!あちょぼー!
(あー跡部さんだー!遊ぼー!)』
跡「遊ばねーよ。おい、こいつが莉和っていう
証拠はあんのか?」
忍「それが俺達の事全部言えるらしいで」
向「試しに俺の好きな食べもの聞いてみたら
答えたぞ!」
跡「チッ」
『かばぢくんだっこちてー
(樺地くん抱っこしてー)』
樺「...ウ..ス」
俺から樺地へ移動した莉和は
高い高いしてなんて言って樺地と遊び始めた。
鳳「なんかさっきより幼くなってない?」
日「俺も思った。さっきはもう少しまともだった」
跡「精神年齢まで見た目に
近づいてきているってことか?」
忍「そーいうことやな」
目の前で樺地と遊んでいる莉和は
さっきまでの莉和とは違い
俺達の知っている莉和でなく
中身も3歳の女の子に近づいてきている。
動きなどが危なっかしい。
宍「てか、こいつどーすんだ?」
忍「せや、俺達部活もあんねんで?」
向「でも1人置いてくこともできねーだろ」
宍「部室に置いといてなんかあっても困るしな」
跡「チッ、しょーがねぇ。
コートまで連れてくしかねーだろ」
忍「せやな」
向「莉和俺と遊ぼうぜ」
『わーいあちょぶー!!
(わーい遊ぶー!!)』
宍「それにしてもなんでこんなことになったんだ?」
鳳「あ、そーいえば」
日「まだ聞いてなかったな」
忍「何してんねん。
1番重要やろ、そこは」
鳳「莉和って確認出来たところで
先輩達が来られたんで聞きそびれてました」
宍「あいつの精神年齢が見た目と同じくなる前に聞かねぇーとな」
跡「おい、莉和」
『なーーにーー?』
跡「お前ここでなにしてた?」
『ん?』
跡「ん?じゃねぇーよ!さっさと答えやがれ!!」
ビクッ
忍「あーあー跡部アカンでそれ」
跡「あーん?」
『...グスン...ふ.....ふえぇぇぇ』
宍「あー泣くぜ、こいつ」
『びぇぇぇぇぇーーん泣』
向「クソクソクソ、跡部もう少し優しく聞けよ」
跡部先輩の声にビックリして
固まり泣き始めた莉和。
泣き止ませようと抱き上げたが
相当怖かったのだろう
俺の制服を掴み泣きじゃくっている。
忍「俺に任せてみ?
こーいうんは優しく聞くんやで
なー?莉和怖かったやろー?
もう泣かんでええよ。ナデナデ」
『グスン..うええん..やだあああ、ちもいー
わーん、ちょたろー泣』
忍「ええ、なんでやねん!!」
向「クソクソクソ侑士触んなよ」
日「莉和が気持ち悪がってますよ」
宍「激ダサだぜ」
鳳「そこは変わらないんだ」
またさらに強く制服を掴む莉和。
これじゃー埒が明かないので
とりあえず俺が聞いてみた。
鳳「ねー?莉和?
莉和はここで何してたの?」
『..グスン...グスン.....あの..ねー...あのね
莉和ねー...ねちぇた!
ちょれでねー
莉和おなかちゅいたのね
(あのね、莉和ねー寝てた!
それでねー莉和お腹すいたのね)』
鳳「うん、それで?」
『..ズビッ....ちょれで...クキーあちゃからたべちゃ!!
(それでクッキーあったから食べた!!)』
全「「「「「「クキー?」」」」」」
鳳「あ、クッキーのことか!」
『ちょーーーーー!(そうーーーーー!)』
跡「あーん?クッキーなんかあったか?」
忍「誰が貰ったんか?」
向「俺じゃねーぜ?」
宍「俺も貰わねぇーな」
鳳「俺も違います」
日「俺もです」
跡「俺もだ」
鳳「んーー?それどんなクッキーだったの?」
『んーちょ、んーちょはあちょのクキーで
わたちをたべちぇってかいちぇあちゃ!
(んーと、んーとハートのクッキーで
私を食べてって書いてあった!)』
跡「なんだそれは」
忍「気味悪いなー」
鳳「どこにあったの?」
『あちょこだよー!(あそこだよー!)』
莉和は入り口の方を指さした。
日「落ちているものを
食べてはいけないって習わなかったんですか」
忍「せや、あかんで?
落ちてるの食べたら」
『ごめんなちゃいシュン(ごめんなさい)』
向「箱これじゃね?」
向日先輩が見つけたのは
小さい箱と可愛らしいリボン
跡「どこにあった?」
向「ソファーの下にあったぜ」
鳳「莉和これ開けたの?」
莉和に見せると
うん!と元気な声が返ってきた。
とりあえずここにいる人達は
誰もこの箱を貰った覚えはなく
いつまでもここにいてもしょうがないということで
ジャージに着替えテニスコートへ向うことにした。
もちろん莉和も一緒に。
制服も体と同じように
小さくなっているので
着るものは大丈夫なんだけど
問題は靴だった。
靴まではちいさくならなかったようで
今莉和は裸足だ。
3歳の子が履くような靴なんて
部室にあるわけないし
でも裸足でそのまま歩かせる訳にもいかないので
抱っこしようとすると
『あるくのーー』とぐずり始めたが
じゃ、お留守番だと伝えると
しぶしぶ両手を広げてきた。
莉和を片手で抱っこし
テニスラケットを持って
そのままテニスコートへ向かった。
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