向かう先には光輝く世界
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手「よし、各自トレーニングを始めるように」
「「「「「はい」」」」」
久々にみんなと色々話せて楽しかった!
青学を離れて1年。
離れてた1年は短いようで長く
溜まった話で盛り上がってしまった。
なんとか書類も渡せたし
少し見学させてもらうことも出来た。
これで門限までに帰れば
怒られなくて済む!!
よし、完璧〜!やれば出来る子〜!!
近くのベンチに座らせてもらい
レギュラーの練習を見させてもらっているが
さすがうちと並ぶ全国区の学校。
1人1人のレベルは高いし
動きもみんないい。
けど課題は沢山あるようだ。
でもやっぱり皆カッコイイ。
でも薫ちゃんが1番だけどね!!!
薫ちゃんのテニスしてる姿も
久しぶりに見た。
相変わらず顔は怖いけど
流石、我が従兄弟!!
サラサラっと柳先輩に渡された
ノートに書き込んでいくと
ふと背中に人の気配を感じ
振り向くと乾先輩が立っていた。
思わずノートを閉じると
眼鏡をクイッと触り同じくノートに
何かを書き込んでいった。
『あ、あの〜』
乾「莉和。我々の練習を見て何を思う?」
『へ?』
乾「意見を聞きたい」
『え、えーっと』
突然の問いに慌てると
ポンと頭に手を置かれた。
乾「思ったことをそのまま言ってくれて構わない」
『んーっと、全体のレベルアップに対しても個別に対しても問題はないかなと思います。でも...』
乾「でも?」
『んー個別の弱点の練習はもう少しメニューを変えた方が良いかと』
乾「ほう」
『あ、すいません。出しゃばり過ぎますね』
乾「いや、いい意見だ。ありがとう」
そんな大した事は言わなかったけど
他校の練習に口出してしまい
いくら意見をと言われたからにしろ
ちょっと苦しかった。
あまり口出すのは好きではない。
乾先輩だって皆のことを長く見ている。
だからこそ考えた練習メニューだろうし。
否定されるのは自分も好きではないから。
苦笑いしていると
そんな私に気が付き
頭を優しく撫でてくれた。
変な乾汁は相変わらずなようだし
優しい乾先輩は昔のまま変わってなかった。
あっという間に日も沈み
辺りは暗くなってきた。
そろそろ出ないと
間に合わなくなるかもしれない。
間に合わなかった時の事なんて
考えたくもなかったので
早めに出る事にしようと
手塚部長を探した。
『手塚部長』
手「どうした絹張」
『門限までに学校に帰らないと行けないのでそろそろ失礼しますね』
手「(門限?)そうか。わざわざこちらまで済まなかったな。だが、会えてよかった。ありがとう。気をつけて帰ってくれ。」
『はい!すいません!お邪魔しました』
菊「もー帰るのにゃ?」
『..うっ、英二先輩!』
大「おい、こら英二!!」
川「大丈夫かい?」
『だ、大丈夫です』
不「門限なんてあるのかい?」
『あーはい。昨日守れなかったので
今日も守れないと私の命が怪しいんです』
あははと苦笑いすると
不二先輩はクスっと笑った。
不「...過保護だね」
『え?』
不「なんでもないよ。気をつけて帰ってね」
桃「送ってやれなくてごめんな!」
『いえいえ、勝手に来てお邪魔までさせて頂いて
本当にありがとうございました!
久々に会えて良かったです!
皆さん頑張って下さい!!』
海「莉和...たまにはうちに来い。みんな会いたがっている」
『うん!今度行くね!マミーにも会いたいし!』
「遅れましたーーーーーわッ」
『ぎゃっ!!!』
ドンッ
集まってくれた皆にお辞儀をし
コートを出ようとしたら
入り口で誰かとぶつかってしまい
体が後ろへ吹き飛ばされた。
くるであろう衝撃に備え衝撃に備えていた筈なのに、何故か痛みが全くない。
それどころか柔らかい感触がする。
目をつぶっていたがいつまで経っても
ふと感じた匂いに目を開けると
そこには見覚えのある白い帽子が目に入った。
「ーーッ。...莉和?」
『...リ、リョーマ?』
「え、なんでここに?ってちょ、莉和!」
『わーリョーマだー!本物?本物なの?』
目の前にいたのはいるはずもない
アメリカで共に過ごした幼なじみ。
突然の再開にリョーマのほっぺをぺちぺち叩き
更には引っ張ってみた。
私に押し倒される形で寝ているリョーマは
抵抗するのもやめてされるがまま。
でも上に乗ってる私が倒れないように
腰に手を回し支えてくれていた。
【ここからリョーマと莉和の会話は英語になります】
『リョーマ!わー久しぶり!!』
リ『久しぶり!てゆうか、そろそろどいてよ』
『わーリョーマ!本物!本物なのね!嬉しいーっ!!!』
リ『え、ちょっと抱きつくのやめてって』
『えーなんでよ!久しぶりなんだもん!いいじゃん!!スリスリ』
リ『...はあ、状況考えてよ』
『え?』
感動の再会に喜んで
リョーマに抱きついて胸元におでこを押し付けていた私は
体を起こし周りを見た。
そこには呆然と私たちを見つめる
青学レギュラーの皆。
川村先輩、英二先輩なんて口元抑えて
なんだか震えていた。
『...わーお、やっちまった?』
リ『まだまだだね。ほら、どいて。話はそれからにしてよ』
『わっ!!』
急にリョーマが起き上がったので
バランスを崩しかけたが
宙に浮きました。
桃「軽っ。お前ちゃんと食ってっか?」
『ぎゃーーー!離して離してー!!』
リ「まだ高いのダメなの?」
『無理ー死ぬー無理ーぎゃあああ!』
リ「.....うるさ」
桃「わ!おい、暴れんなって!!」
『リ、リョーマー泣』
突然桃ちゃんに持ち上げられ宙に浮いた私。
高いところがほんとにダメで
桃ちゃんが高く上げるから
それはもう怖くて怖くて
リョーマ助けを求めてしまった。
リ「...はあ、桃先輩。離してやって下さい」
桃「お、おう」
『うう...た、助かった』
やっと下ろされた私は
地に足がついて安心した。
あー良かった。
ほんとに無理すぎてぶっ倒れかと思った。
不「相変わらず高いところダメなんだね」
菊「だ、大丈夫にゃ?」
『だ、大丈夫です。泣』
桃「わ、悪かったな。忘れてたわ」
『だ、大丈夫です!あ、ありがとうございました!』
リョーマは起き上がってジャージに付いた
砂を叩いていた。
そして呆れた目をしていた。
相変わらずクールだねー、お兄さん。
ピコン
『あ、Corin』
ピッ
【カッコイイ幸村精一様】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そろそろ青学は出た頃だよね?
真っ直ぐ帰ってくるんだよ。
1分の遅刻も許さないからね。走りな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ぎゃあああ!お、お怒りじゃあああ!』
思わず開いてしまったCorinを見て
冷や汗どころの話じゃなかった。
時間を見るともうギリギリの時間。
今すぐにでも飛び出し走らないと
まじで間に合わない!!
『ああああ!やばい!やばいです!
ちょ、ちょあの、失礼します!
リョーマバイバイ!!』
リ「え、あ、ちょっと」
リョーマが何か言ったのは聞こえたが
今はそれどころじゃない!!
全速力で駅まで走って電車に飛び乗った。
あーもう電車早く!!!飛ばしてえええ!!
リ「え、なんなの?」
不「なんだか門限があるみたいだよ?」
リ「え、門限?」
桃「そんなことよりおい、越前説明しろよ」
川「莉和ちゃんと知り合いなのかい?」
リ「知り合いというか幼なじみですね」
大「英語で会話してたみたいだけど」
リ「アメリカで一緒に居たんっスよ。日本にいることは俺は知ってたんですけどあっちは知らなかったみたいっスね。」
乾「面白いデータが取れそうだ」
不「フフ。合宿が楽しみだね」
海「それにしてもおかしいな」
リ「海堂先輩。莉和って....」
海「ああ、莉和は今一人暮らしなはずだ」
「「「「え」」」」
「「「「「はい」」」」」
久々にみんなと色々話せて楽しかった!
青学を離れて1年。
離れてた1年は短いようで長く
溜まった話で盛り上がってしまった。
なんとか書類も渡せたし
少し見学させてもらうことも出来た。
これで門限までに帰れば
怒られなくて済む!!
よし、完璧〜!やれば出来る子〜!!
近くのベンチに座らせてもらい
レギュラーの練習を見させてもらっているが
さすがうちと並ぶ全国区の学校。
1人1人のレベルは高いし
動きもみんないい。
けど課題は沢山あるようだ。
でもやっぱり皆カッコイイ。
でも薫ちゃんが1番だけどね!!!
薫ちゃんのテニスしてる姿も
久しぶりに見た。
相変わらず顔は怖いけど
流石、我が従兄弟!!
サラサラっと柳先輩に渡された
ノートに書き込んでいくと
ふと背中に人の気配を感じ
振り向くと乾先輩が立っていた。
思わずノートを閉じると
眼鏡をクイッと触り同じくノートに
何かを書き込んでいった。
『あ、あの〜』
乾「莉和。我々の練習を見て何を思う?」
『へ?』
乾「意見を聞きたい」
『え、えーっと』
突然の問いに慌てると
ポンと頭に手を置かれた。
乾「思ったことをそのまま言ってくれて構わない」
『んーっと、全体のレベルアップに対しても個別に対しても問題はないかなと思います。でも...』
乾「でも?」
『んー個別の弱点の練習はもう少しメニューを変えた方が良いかと』
乾「ほう」
『あ、すいません。出しゃばり過ぎますね』
乾「いや、いい意見だ。ありがとう」
そんな大した事は言わなかったけど
他校の練習に口出してしまい
いくら意見をと言われたからにしろ
ちょっと苦しかった。
あまり口出すのは好きではない。
乾先輩だって皆のことを長く見ている。
だからこそ考えた練習メニューだろうし。
否定されるのは自分も好きではないから。
苦笑いしていると
そんな私に気が付き
頭を優しく撫でてくれた。
変な乾汁は相変わらずなようだし
優しい乾先輩は昔のまま変わってなかった。
あっという間に日も沈み
辺りは暗くなってきた。
そろそろ出ないと
間に合わなくなるかもしれない。
間に合わなかった時の事なんて
考えたくもなかったので
早めに出る事にしようと
手塚部長を探した。
『手塚部長』
手「どうした絹張」
『門限までに学校に帰らないと行けないのでそろそろ失礼しますね』
手「(門限?)そうか。わざわざこちらまで済まなかったな。だが、会えてよかった。ありがとう。気をつけて帰ってくれ。」
『はい!すいません!お邪魔しました』
菊「もー帰るのにゃ?」
『..うっ、英二先輩!』
大「おい、こら英二!!」
川「大丈夫かい?」
『だ、大丈夫です』
不「門限なんてあるのかい?」
『あーはい。昨日守れなかったので
今日も守れないと私の命が怪しいんです』
あははと苦笑いすると
不二先輩はクスっと笑った。
不「...過保護だね」
『え?』
不「なんでもないよ。気をつけて帰ってね」
桃「送ってやれなくてごめんな!」
『いえいえ、勝手に来てお邪魔までさせて頂いて
本当にありがとうございました!
久々に会えて良かったです!
皆さん頑張って下さい!!』
海「莉和...たまにはうちに来い。みんな会いたがっている」
『うん!今度行くね!マミーにも会いたいし!』
「遅れましたーーーーーわッ」
『ぎゃっ!!!』
ドンッ
集まってくれた皆にお辞儀をし
コートを出ようとしたら
入り口で誰かとぶつかってしまい
体が後ろへ吹き飛ばされた。
くるであろう衝撃に備え衝撃に備えていた筈なのに、何故か痛みが全くない。
それどころか柔らかい感触がする。
目をつぶっていたがいつまで経っても
ふと感じた匂いに目を開けると
そこには見覚えのある白い帽子が目に入った。
「ーーッ。...莉和?」
『...リ、リョーマ?』
「え、なんでここに?ってちょ、莉和!」
『わーリョーマだー!本物?本物なの?』
目の前にいたのはいるはずもない
アメリカで共に過ごした幼なじみ。
突然の再開にリョーマのほっぺをぺちぺち叩き
更には引っ張ってみた。
私に押し倒される形で寝ているリョーマは
抵抗するのもやめてされるがまま。
でも上に乗ってる私が倒れないように
腰に手を回し支えてくれていた。
【ここからリョーマと莉和の会話は英語になります】
『リョーマ!わー久しぶり!!』
リ『久しぶり!てゆうか、そろそろどいてよ』
『わーリョーマ!本物!本物なのね!嬉しいーっ!!!』
リ『え、ちょっと抱きつくのやめてって』
『えーなんでよ!久しぶりなんだもん!いいじゃん!!スリスリ』
リ『...はあ、状況考えてよ』
『え?』
感動の再会に喜んで
リョーマに抱きついて胸元におでこを押し付けていた私は
体を起こし周りを見た。
そこには呆然と私たちを見つめる
青学レギュラーの皆。
川村先輩、英二先輩なんて口元抑えて
なんだか震えていた。
『...わーお、やっちまった?』
リ『まだまだだね。ほら、どいて。話はそれからにしてよ』
『わっ!!』
急にリョーマが起き上がったので
バランスを崩しかけたが
宙に浮きました。
桃「軽っ。お前ちゃんと食ってっか?」
『ぎゃーーー!離して離してー!!』
リ「まだ高いのダメなの?」
『無理ー死ぬー無理ーぎゃあああ!』
リ「.....うるさ」
桃「わ!おい、暴れんなって!!」
『リ、リョーマー泣』
突然桃ちゃんに持ち上げられ宙に浮いた私。
高いところがほんとにダメで
桃ちゃんが高く上げるから
それはもう怖くて怖くて
リョーマ助けを求めてしまった。
リ「...はあ、桃先輩。離してやって下さい」
桃「お、おう」
『うう...た、助かった』
やっと下ろされた私は
地に足がついて安心した。
あー良かった。
ほんとに無理すぎてぶっ倒れかと思った。
不「相変わらず高いところダメなんだね」
菊「だ、大丈夫にゃ?」
『だ、大丈夫です。泣』
桃「わ、悪かったな。忘れてたわ」
『だ、大丈夫です!あ、ありがとうございました!』
リョーマは起き上がってジャージに付いた
砂を叩いていた。
そして呆れた目をしていた。
相変わらずクールだねー、お兄さん。
ピコン
『あ、Corin』
ピッ
【カッコイイ幸村精一様】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そろそろ青学は出た頃だよね?
真っ直ぐ帰ってくるんだよ。
1分の遅刻も許さないからね。走りな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ぎゃあああ!お、お怒りじゃあああ!』
思わず開いてしまったCorinを見て
冷や汗どころの話じゃなかった。
時間を見るともうギリギリの時間。
今すぐにでも飛び出し走らないと
まじで間に合わない!!
『ああああ!やばい!やばいです!
ちょ、ちょあの、失礼します!
リョーマバイバイ!!』
リ「え、あ、ちょっと」
リョーマが何か言ったのは聞こえたが
今はそれどころじゃない!!
全速力で駅まで走って電車に飛び乗った。
あーもう電車早く!!!飛ばしてえええ!!
リ「え、なんなの?」
不「なんだか門限があるみたいだよ?」
リ「え、門限?」
桃「そんなことよりおい、越前説明しろよ」
川「莉和ちゃんと知り合いなのかい?」
リ「知り合いというか幼なじみですね」
大「英語で会話してたみたいだけど」
リ「アメリカで一緒に居たんっスよ。日本にいることは俺は知ってたんですけどあっちは知らなかったみたいっスね。」
乾「面白いデータが取れそうだ」
不「フフ。合宿が楽しみだね」
海「それにしてもおかしいな」
リ「海堂先輩。莉和って....」
海「ああ、莉和は今一人暮らしなはずだ」
「「「「え」」」」