ルゥマ×女ドクター 詰め (テクノロイド)
「ドクターくんは花言葉をご存知ですか?」
「花言葉…?」
雑談の話題に、ふとそんな話を切り出された
「花言葉…えっと、有名なのは知ってるんですけど…。バラの"愛"とか…?」
「ふふ、えぇ…バラの花言葉は綺麗なのが多いですよね」
「でも、なんで花言葉の話を?」
「実はある依頼でフラワーアレンジメントをすることになりまして、この際に色々と調べてみたんです」
そう楽しそうに話すルゥマさんに、自然とこちらも笑顔になる。
花言葉…私も調べてみた事はあるが、あんまりこれといって覚えていない、それこそ有名なのばかりだ。
そう考えているうちに、また話し出す
「色々と調べた結果、ドクターくんにピッタリな花言葉が見つかりまして」
「え…!本当ですか」
「もちろんです、残念ながら今手元にないので、実物の花を贈ることは出来ませんが…良かったら今度あった時にでも」
私にピッタリな花言葉…一体なんだろうか、でも、ルゥマさんが選んでくれたのだからそこは心配いらないだろう。
「ありがとうございます!嬉しいです…」
「いえいえ、僕もその花を見た時にドクターくんの顔が浮かびまして、プレゼント出来たらいいなぁ…なんて思っていたものですから」
「あの、ちなみに何の花なんですか…?」
そう質問すると、歯切れが悪そうにこちらを見たあと、視線を逸らす。
「お楽しみに、なんて…言いたい所ですけど、ドクターくんが知りたいのなら…」
「だ、大丈夫です!その時の楽しみに取っておきます」
「おや、本当ですか?気を使わせて申し訳ないですね……ありがとうございます」
その後も軽く話をして、その場を後にした。
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
それから数日後
「あ」
「こんにちは……おや、これからお出かけでしたか?」
「い、いえ!」
ルゥマさんが此方に訪ねてきてくれた、持ってきてくれた可愛らしい花籠に、様々な花が彩られている
「これが、フラワーアレンジメントの…?」
「えぇ、花籠に色々とアレンジしてみました。色の配置や、花の種類を考えて飾るのはとても楽しいものでしたよ」
差し出された花籠をまじまじと見る、淡いピンクや青色の配色が見る目を明るくさせてくれる。
「えっと…実は、本当に渡したいものは此方ではなくて…」
「そうなんですか?これも十分綺麗ですけど…」
「……えぇ。良かったら受け取ってくれませんか」
可愛らしいトートバッグから取り出されたのは赤色の可愛らしい花だった。
「わ、可愛い。この花は…?」
「以前言っていた花言葉の件です、この花がドクターくんに1番似合うと思いまして…花の名前はサザンカと言います」
「サザンカ…」
名前は聞いたことがある、しかし、実物をしっかり見ることは無かった。
「サザンカは色ごとに違う花言葉がありまして、白色は愛嬌、ピンクでしたら永遠の愛、ですかね。色も綺麗ですし、花言葉も良いものが多いんです」
「なるほど、赤色は…?」
そう質問すると、ルゥマさんは私をじっと見つめながらこう言った。
「"あなたが最も美しい" …という意味を持ちます」
「……」
「ふふ…すいません、驚かしてしまいましたか?」
「い、いえ!でも、美しいって…その…」
「美しいと思える相手はドクターくん以外いませんよ。これは、事実ですから」
「そ、そんなサラッと…」
そう微笑むルゥマさんに、私は顔を赤くしながら受け取る。
赤く立派に咲いている花は、何処か強い意志を持っている感じがした。
「…ありがとうございます」
「いえいえ、僕もドクターくんにお花が贈れて何よりです」
「またお返ししますね…!」
「それはそれは…いいんですか?では、お言葉に甘えることにしましょう」
(ルゥマさんの不意打ちには注意しよう…)
そう思いながら、手元にある花を眺めるのだった。
- - - - - - - - - - - - - - - - - ✄
(投稿主からのひとこと)
ちなみにルゥマさんの製造日の花、(5月30日)はライラックです
花言葉は「愛の芽生え、初恋」
……これは確実に狙ってますね。
「花言葉…?」
雑談の話題に、ふとそんな話を切り出された
「花言葉…えっと、有名なのは知ってるんですけど…。バラの"愛"とか…?」
「ふふ、えぇ…バラの花言葉は綺麗なのが多いですよね」
「でも、なんで花言葉の話を?」
「実はある依頼でフラワーアレンジメントをすることになりまして、この際に色々と調べてみたんです」
そう楽しそうに話すルゥマさんに、自然とこちらも笑顔になる。
花言葉…私も調べてみた事はあるが、あんまりこれといって覚えていない、それこそ有名なのばかりだ。
そう考えているうちに、また話し出す
「色々と調べた結果、ドクターくんにピッタリな花言葉が見つかりまして」
「え…!本当ですか」
「もちろんです、残念ながら今手元にないので、実物の花を贈ることは出来ませんが…良かったら今度あった時にでも」
私にピッタリな花言葉…一体なんだろうか、でも、ルゥマさんが選んでくれたのだからそこは心配いらないだろう。
「ありがとうございます!嬉しいです…」
「いえいえ、僕もその花を見た時にドクターくんの顔が浮かびまして、プレゼント出来たらいいなぁ…なんて思っていたものですから」
「あの、ちなみに何の花なんですか…?」
そう質問すると、歯切れが悪そうにこちらを見たあと、視線を逸らす。
「お楽しみに、なんて…言いたい所ですけど、ドクターくんが知りたいのなら…」
「だ、大丈夫です!その時の楽しみに取っておきます」
「おや、本当ですか?気を使わせて申し訳ないですね……ありがとうございます」
その後も軽く話をして、その場を後にした。
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
それから数日後
「あ」
「こんにちは……おや、これからお出かけでしたか?」
「い、いえ!」
ルゥマさんが此方に訪ねてきてくれた、持ってきてくれた可愛らしい花籠に、様々な花が彩られている
「これが、フラワーアレンジメントの…?」
「えぇ、花籠に色々とアレンジしてみました。色の配置や、花の種類を考えて飾るのはとても楽しいものでしたよ」
差し出された花籠をまじまじと見る、淡いピンクや青色の配色が見る目を明るくさせてくれる。
「えっと…実は、本当に渡したいものは此方ではなくて…」
「そうなんですか?これも十分綺麗ですけど…」
「……えぇ。良かったら受け取ってくれませんか」
可愛らしいトートバッグから取り出されたのは赤色の可愛らしい花だった。
「わ、可愛い。この花は…?」
「以前言っていた花言葉の件です、この花がドクターくんに1番似合うと思いまして…花の名前はサザンカと言います」
「サザンカ…」
名前は聞いたことがある、しかし、実物をしっかり見ることは無かった。
「サザンカは色ごとに違う花言葉がありまして、白色は愛嬌、ピンクでしたら永遠の愛、ですかね。色も綺麗ですし、花言葉も良いものが多いんです」
「なるほど、赤色は…?」
そう質問すると、ルゥマさんは私をじっと見つめながらこう言った。
「"あなたが最も美しい" …という意味を持ちます」
「……」
「ふふ…すいません、驚かしてしまいましたか?」
「い、いえ!でも、美しいって…その…」
「美しいと思える相手はドクターくん以外いませんよ。これは、事実ですから」
「そ、そんなサラッと…」
そう微笑むルゥマさんに、私は顔を赤くしながら受け取る。
赤く立派に咲いている花は、何処か強い意志を持っている感じがした。
「…ありがとうございます」
「いえいえ、僕もドクターくんにお花が贈れて何よりです」
「またお返ししますね…!」
「それはそれは…いいんですか?では、お言葉に甘えることにしましょう」
(ルゥマさんの不意打ちには注意しよう…)
そう思いながら、手元にある花を眺めるのだった。
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(投稿主からのひとこと)
ちなみにルゥマさんの製造日の花、(5月30日)はライラックです
花言葉は「愛の芽生え、初恋」
……これは確実に狙ってますね。
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