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ルゥマ×女ドクター 詰め (テクノロイド)

「………」
「おやおや、もう夜中ですよ…寝る時間なのではないでしょうか」
「す、すいません…中々眠れなくて」

出掛けている途中にアンドロイド反対派の人から逃げてきた私は、偶然近くにいたルゥマさんに助けられノーベルさん達の家にお邪魔することになった。
時間も時間だったので3人に念を押され、ここに泊まることになったのである。

「暖かい飲み物でも入れましょうか…?」
「じゃあ、お言葉に甘えて」

急須に入れられたお茶を湯のみに注ぎ、そっと私に差し出す、手に取ると暖かい。

「……うん、美味しいです。やっぱりルゥマさんの入れたお茶は格別ですね」
「そうですか?それは良かった…これで眠れるといいのですが」

不安なのか心配そうに顔を覗き込んでくる、大丈夫ですよと返すと困り眉のまま頷いた

「………あの」
「…?どうしました?」
「いつもありがとうございます、その…色々助けて頂いて、どうお礼をしたら良いか。今日だってこうして助けていただいた訳ですし……」

そうポツリポツリと話し出すとルゥマさんは真剣は表情で聞いていた、私が話終わるとふっと微笑んで

「お礼を言いたいのは僕の方ですよ」

と、くすくすと笑う

「……。」
「ドクターくんと出会ってから、cocoroが更に成長した気がします、一生懸命頑張っているドクターくんを僕は見てきた訳ですから、それだけで僕は幸せですよ」
「そ、そんな言い過ぎですよ」
「言い過ぎ…?ふふ、そんな事はありませんよ、これは…本心ですから」

暖かい言葉と笑顔に思わずドキドキしてしまう、その途端不意に睡魔が押し寄せてきた、うつらうつらと眠そうな私を見て彼は微笑むとそっと頭を撫でてくる

「よし…よし……いい子いい子、どうですか?以前、家族連れの方がこのような事をやっていたので、効果があるのではと思ったのですが…」
「……ありがとう、ございます」
「ふふ、眠そうですね…安心してお眠りください、まだ夜は長いのですから」

結局そのままルゥマさんの肩にもたれ掛かり、寝落ちしてしまった。

⋆┈┈┈┈┈┈┈┈

「おはよう……」
「おや、おはようございますノーベル」
「その子は…ドクターかい?」
「えぇ、昨日彼女が眠れなそうだったので少しお話してあげたんです」
「そうか…幸せそうな表情だね」
「そうですね、ずっと見ていたいものです…」
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