師走を過ごそう
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「あ」
捜査資料とにらめっこしていたヘビ探偵が声をあげる。何か気付いたことでもあるのか聞こうと口を開こうとして、
「今さらだけど年賀状書こうかな」
「……」
そのまま何も言わずに口を閉じパソコンに視線を戻した。
「もう元旦には届かないけど思い出したからにはせっかくだしみんなに送りたいな。郵便局行こうよ助手」
「……その前にその案件を解決しませんか」
「え?もう謎は解けたよ。依頼主さんに報告行く帰りに郵便局寄るつもりだったんだけど……駄目?」
「……」
……俺としたことがヘビ探偵のバケモノ染みた推理能力を忘れていた。
「失礼しました、それなら文句はありません。それでは行きましょうか」
「決まりだね。うーん、郵便局に年賀状残ってるといいな……」
……という心配は杞憂に終わり、無事年賀状を買って帰宅した。
「何書こうかな」
まっしろな年賀状の前でうーんと唸る。
「あ、尾を筆みたいに使って一筆」
「身体によくないので却下」
「ちゃんと落とせば」
「却下」
「……まったく助手は……」
まったくと言われても。
「……初めからプリントされているものを買えばよかったでしょう」
「それじゃつまらないよ。せっかくなら手書きで思いを込めたいじゃないか。……もう、仕方ないから普通にお手紙みたいに書くか……。……あ、そうだ、助手ははんこ作ってくれない?来年の干支、虎の描いた大きめなやつ」
「……すごい無茶振りしてること理解してます?」
「嘘だよ」
「やりますけど」
「……出来るじゃなくてやりますっていうのが君らしいよね。無理はしなくていいよ」
「まあ期待はしないでください」
手作りはんこで検索する。
……ふむ、ゴム版か、持っているな。
まずは何事もやってみないと分からないものだがまあ……俺ならこれくらい朝飯前に決まっている。
それに、ヘビ探偵が年賀状を書いたのにあんたは何もしてなかったの?とリボンあたりに言われるのも癪だしな。
「では素材も確認したらありますし今から作ってみます。その間ヘビ探偵は右下をあける形で年賀状を書いてください。お互い完成してはんこを押したら今日中に送ってしまいましょう。また忘れてしまう前に」
「スイッチ入ると行動力早いんだよなあ助手は」
「お褒めいただき嬉しいです」
二十七日目 客も来ないし年賀状は完成させた
捜査資料とにらめっこしていたヘビ探偵が声をあげる。何か気付いたことでもあるのか聞こうと口を開こうとして、
「今さらだけど年賀状書こうかな」
「……」
そのまま何も言わずに口を閉じパソコンに視線を戻した。
「もう元旦には届かないけど思い出したからにはせっかくだしみんなに送りたいな。郵便局行こうよ助手」
「……その前にその案件を解決しませんか」
「え?もう謎は解けたよ。依頼主さんに報告行く帰りに郵便局寄るつもりだったんだけど……駄目?」
「……」
……俺としたことがヘビ探偵のバケモノ染みた推理能力を忘れていた。
「失礼しました、それなら文句はありません。それでは行きましょうか」
「決まりだね。うーん、郵便局に年賀状残ってるといいな……」
……という心配は杞憂に終わり、無事年賀状を買って帰宅した。
「何書こうかな」
まっしろな年賀状の前でうーんと唸る。
「あ、尾を筆みたいに使って一筆」
「身体によくないので却下」
「ちゃんと落とせば」
「却下」
「……まったく助手は……」
まったくと言われても。
「……初めからプリントされているものを買えばよかったでしょう」
「それじゃつまらないよ。せっかくなら手書きで思いを込めたいじゃないか。……もう、仕方ないから普通にお手紙みたいに書くか……。……あ、そうだ、助手ははんこ作ってくれない?来年の干支、虎の描いた大きめなやつ」
「……すごい無茶振りしてること理解してます?」
「嘘だよ」
「やりますけど」
「……出来るじゃなくてやりますっていうのが君らしいよね。無理はしなくていいよ」
「まあ期待はしないでください」
手作りはんこで検索する。
……ふむ、ゴム版か、持っているな。
まずは何事もやってみないと分からないものだがまあ……俺ならこれくらい朝飯前に決まっている。
それに、ヘビ探偵が年賀状を書いたのにあんたは何もしてなかったの?とリボンあたりに言われるのも癪だしな。
「では素材も確認したらありますし今から作ってみます。その間ヘビ探偵は右下をあける形で年賀状を書いてください。お互い完成してはんこを押したら今日中に送ってしまいましょう。また忘れてしまう前に」
「スイッチ入ると行動力早いんだよなあ助手は」
「お褒めいただき嬉しいです」
二十七日目 客も来ないし年賀状は完成させた