師走を過ごそう
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世間がクリスマスイブに浮かれている中例に漏れず、あの日あの時旅館にいた者共は全員ヘビ探偵主催のもとおかみの旅館に二泊三日で泊まりに来た。もちろん目的はクリスマスパーティと、そして忘年会である。
「しかしこの時期に旅館を貸し切りにするとはさすがヘビ探偵とでも言うべきか……。あいつは本当に底知れないな、どこからそんな金が出てくるんだか。二泊三日でこの人数分だぞ……?」
「……こほん。まあ貰うもんは貰ってるからね、文句はないよ。それにこのメンツが客なら多少手抜きながら仕事できるし」
「今に始まったことではないが経営者としてあるまじき発言だな」
「びた一文も出してないあんたが文句言うんじゃないよ」
はあ、と同時に深くため息をつく。
……そろそろ切り出すか。
「で、どーするんだ、これ」
「そうねえ……」
空を見ていた視線を目の前の現実に戻す。
「ハンター!てめえそこに直れ粛清しないと気が済まん!」
「わざとじゃねえつってんだろ!誰が狙ってヘビ探偵に当てるかよ、てめえに殺されるわ!つーか現にそうなってるしなあ!」
「落ち着いて助手、そんな僕に雪玉当たったくらいで暴走しないで……助手ってば!」
「ハンターが転んで助手に捕まり粛清されるに100ゴールド」
「逆にそれしか展開がないわよ、賭けは成立しないわ」
旅館裏口の外は陽が旅館の影となり当たらず人も滅多に通らないため雪がたくさん積もるから……とヘビ従業員が言いたいことを察してヘビ探偵がみんなで雪遊びでもしない?という鶴の一声でこうして全員裏口外に来たわけだが……まさかいい歳をした男二人が雪の上を全力で追い掛け逃げる様を見ることになると、
「ぐわ!?」
俺の顔面に雪玉が直撃する。は?誰がやった?
「自分は関係ないからって余裕ぶっこいてんじゃねえぞ無職!てめえも巻き込んでやらあ!!がはは!!!」
…………。
「……ちょっと無職。まさかハンターのやっすい挑発なんかに乗らないでしょうね」
「……ハンター貴様!!!」
「……駄目だこの男どもは……」
頭を抱える。先ほどハンターが無職に雪玉を投げつけたことでそれを見ていたヘビたちが「楽しそう!」と雪合戦を始めた。まあ大人げないあの馬鹿男どもよりは万倍ましだわね……。
それよりある意味厄介なのはあっちよ。ゴーグルとヘビ従業員グループ。何あれ、石像?なんでいつかの命の救世主Xの女神像を作ってるの?しかもクオリティが高すぎる。あの子たちは一体何を目指しているの……。
……まあみんな楽しそうでいいわ。
私は年長者らしくすぐ温泉入れるように温度でも見て……ああ、残っていた柚子でも入れようかしらね。
二十四日目 女子二人はかまくらで優雅に暖取ってる
「しかしこの時期に旅館を貸し切りにするとはさすがヘビ探偵とでも言うべきか……。あいつは本当に底知れないな、どこからそんな金が出てくるんだか。二泊三日でこの人数分だぞ……?」
「……こほん。まあ貰うもんは貰ってるからね、文句はないよ。それにこのメンツが客なら多少手抜きながら仕事できるし」
「今に始まったことではないが経営者としてあるまじき発言だな」
「びた一文も出してないあんたが文句言うんじゃないよ」
はあ、と同時に深くため息をつく。
……そろそろ切り出すか。
「で、どーするんだ、これ」
「そうねえ……」
空を見ていた視線を目の前の現実に戻す。
「ハンター!てめえそこに直れ粛清しないと気が済まん!」
「わざとじゃねえつってんだろ!誰が狙ってヘビ探偵に当てるかよ、てめえに殺されるわ!つーか現にそうなってるしなあ!」
「落ち着いて助手、そんな僕に雪玉当たったくらいで暴走しないで……助手ってば!」
「ハンターが転んで助手に捕まり粛清されるに100ゴールド」
「逆にそれしか展開がないわよ、賭けは成立しないわ」
旅館裏口の外は陽が旅館の影となり当たらず人も滅多に通らないため雪がたくさん積もるから……とヘビ従業員が言いたいことを察してヘビ探偵がみんなで雪遊びでもしない?という鶴の一声でこうして全員裏口外に来たわけだが……まさかいい歳をした男二人が雪の上を全力で追い掛け逃げる様を見ることになると、
「ぐわ!?」
俺の顔面に雪玉が直撃する。は?誰がやった?
「自分は関係ないからって余裕ぶっこいてんじゃねえぞ無職!てめえも巻き込んでやらあ!!がはは!!!」
…………。
「……ちょっと無職。まさかハンターのやっすい挑発なんかに乗らないでしょうね」
「……ハンター貴様!!!」
「……駄目だこの男どもは……」
頭を抱える。先ほどハンターが無職に雪玉を投げつけたことでそれを見ていたヘビたちが「楽しそう!」と雪合戦を始めた。まあ大人げないあの馬鹿男どもよりは万倍ましだわね……。
それよりある意味厄介なのはあっちよ。ゴーグルとヘビ従業員グループ。何あれ、石像?なんでいつかの命の救世主Xの女神像を作ってるの?しかもクオリティが高すぎる。あの子たちは一体何を目指しているの……。
……まあみんな楽しそうでいいわ。
私は年長者らしくすぐ温泉入れるように温度でも見て……ああ、残っていた柚子でも入れようかしらね。
二十四日目 女子二人はかまくらで優雅に暖取ってる