師走を過ごそう
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「そういえば言い忘れてたけど、この町すごい雪降るよ。だから車のタイヤ交換とチェーンとか巻いたほうがいいかも」
ヘビ探偵がそうさらりと発言し、
「っそういうことは早く言えよ!クソ、早く聞いてたら安いうちにタイヤ買えたのに……!」
相変わらずの守銭奴発言がムカデから飛び出した。
「ごめん車とか乗らないからすっかり抜け落ちてたよ……お金は僕が出すから許してほしいな」
「あー……つい金のことだから大声出しちまった、悪い。つかすぐ金出そうとするな、こっちでそんくらい何とか出来るわ。
おいハンター、明日タイヤ買いに行くぞ。おい聞いてんのか起きろ馬鹿話を聞け」
……というのが昨夜のやり取りだったのだが。
「よし、交換終わったぞ」
「いや金一切掛からなかったじゃねえか結局。ありがてえけど」
もしかしたらタイヤいい値で買えるかもしれない、と顔の広いヘビ探偵はその言葉通り……いや、買うどころか去年のものなら日頃お世話になっていますし是非どうぞと貰ってくるしハンターは自力でタイヤを交換する有能っぷりをムカデに見せつけた。
貰ったタイヤを交換経験あるから任せろと自信満々に言うハンターを見て人間一人の手じゃ大変かもしれないから手伝ってあげてと言われたがまったく出番はなかったな。頼もしいところあるじゃないか。
……しかし残念だ。タイヤ交換をしてみたかったのだが。だって折角交換するのに普通に変えるだけではつまらないだろう?
勝手に改造した前歴があるので「手伝わなくていいから余計なことすんなよ」と警戒するハンターにそう言われてしまえば大人しく見学にまわる他なく。やれやれ、改造の価値が分からないやつはこれだから。
「これで雪の中でも安心して依頼が受けられるね」
「そうだな」
「チェーンもつけちまうか?」
「あーじゃあ荷台トラックには着けてもらっていいか」
「おう、任せろ」
……チェーン取り付けに移行する二人を手持ち無沙汰で見ても時間の無駄だな。
「事務所に戻りませんか、ヘビ探偵」
「そうだね、大丈夫そうだし。じゃあ二人とも気を付けて作業してね。終わったら温かい飲み物を飲もう」
「おー、サンキュー」
……このとき明日が予報にない大雪になるなんて誰も想像していなかった。
虫の知らせならぬヘビの知らせだったね、と後にヘビ探偵は語る。
十三日目 黙っていりゃ仕事人で大変結構
ヘビ探偵がそうさらりと発言し、
「っそういうことは早く言えよ!クソ、早く聞いてたら安いうちにタイヤ買えたのに……!」
相変わらずの守銭奴発言がムカデから飛び出した。
「ごめん車とか乗らないからすっかり抜け落ちてたよ……お金は僕が出すから許してほしいな」
「あー……つい金のことだから大声出しちまった、悪い。つかすぐ金出そうとするな、こっちでそんくらい何とか出来るわ。
おいハンター、明日タイヤ買いに行くぞ。おい聞いてんのか起きろ馬鹿話を聞け」
……というのが昨夜のやり取りだったのだが。
「よし、交換終わったぞ」
「いや金一切掛からなかったじゃねえか結局。ありがてえけど」
もしかしたらタイヤいい値で買えるかもしれない、と顔の広いヘビ探偵はその言葉通り……いや、買うどころか去年のものなら日頃お世話になっていますし是非どうぞと貰ってくるしハンターは自力でタイヤを交換する有能っぷりをムカデに見せつけた。
貰ったタイヤを交換経験あるから任せろと自信満々に言うハンターを見て人間一人の手じゃ大変かもしれないから手伝ってあげてと言われたがまったく出番はなかったな。頼もしいところあるじゃないか。
……しかし残念だ。タイヤ交換をしてみたかったのだが。だって折角交換するのに普通に変えるだけではつまらないだろう?
勝手に改造した前歴があるので「手伝わなくていいから余計なことすんなよ」と警戒するハンターにそう言われてしまえば大人しく見学にまわる他なく。やれやれ、改造の価値が分からないやつはこれだから。
「これで雪の中でも安心して依頼が受けられるね」
「そうだな」
「チェーンもつけちまうか?」
「あーじゃあ荷台トラックには着けてもらっていいか」
「おう、任せろ」
……チェーン取り付けに移行する二人を手持ち無沙汰で見ても時間の無駄だな。
「事務所に戻りませんか、ヘビ探偵」
「そうだね、大丈夫そうだし。じゃあ二人とも気を付けて作業してね。終わったら温かい飲み物を飲もう」
「おー、サンキュー」
……このとき明日が予報にない大雪になるなんて誰も想像していなかった。
虫の知らせならぬヘビの知らせだったね、と後にヘビ探偵は語る。
十三日目 黙っていりゃ仕事人で大変結構