師走を過ごそう
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室内で仕事するときも、外出するときも。どんなときだっておしゃれは私にとって必要なこと。
それは冬の寒さの中、ペットの散歩に行くときだって例外じゃない。スポーティーでありながら可愛さも主張するジャージ風のファッションの上にマフラーを巻き、堂々とした姿勢でポメと散歩する。人の目はいつだって私を見ているかもしれないのだから。
ぴゅう、と冷気を纏う風が通り抜ける。
顔面が心なしか痛い。冷えすぎたのかもしれないわ。
ほんとは耳当てをしようかと思ったけど、さすがに散歩するのに耳当ては危ないかとも考えてやめた。
はあ、と息を吐く。白い息が冬の寒さを視覚的にも分からせてくるわね……。
「キャンキャン!」
「あら、どうしたのポメ」
急に吠え出したポメを見て、更にその視線の先を見る。あれって……
「行ってみる?」
「ワウッ!」
尻尾を千切れんばかりに振って今にも走り出しそうなポメをまだだめよ、まだよと抑えながらそれに近付いていく。
「わんっ」
「キャンキャン!」
こちらに気付いた彼が控えめに吠え、ポメも嬉しそうに吠えながらこちらを見上げた。
「ふふ、いいわよ、構ってもらいなさい」
そう言うとアン!と嬉しそうに一声鳴き、彼――元警察犬くんにじゃれに向かった。
「無職、こんなとこで寝転んで何してるのよ」
私はそんな可愛らしい二匹を写真に収めながら河川敷の芝生の上に寝転ぶ無職に声をかけた。
「……全速力で、走るのに……付き合った、結果だ」
途切れ途切れにそう言う無職になるほどと察する。
「散歩されてるのはどっちなのかしらね?」
「好きに、言いたまえ……」
「どうせ貴方のことだから寒くなって滅多なことでは外に出なくなったんじゃない?それを心配してるんじゃないかしら」
「……」
「もちろん、警察犬くんにしかその気持ちは分からないけれど」
「……ふん」
「身体が冷える前に帰った方がいいわよ、じゃ、寒いからもう行くわ。行くわよポメ」
「クゥン」
警察犬くんも怠けるご主人を持って苦労するわね。
……。
「ちょっと私たちも走って帰ろっか?」
「アンッ!」
八日目 たまには走るのも悪くないかもね
それは冬の寒さの中、ペットの散歩に行くときだって例外じゃない。スポーティーでありながら可愛さも主張するジャージ風のファッションの上にマフラーを巻き、堂々とした姿勢でポメと散歩する。人の目はいつだって私を見ているかもしれないのだから。
ぴゅう、と冷気を纏う風が通り抜ける。
顔面が心なしか痛い。冷えすぎたのかもしれないわ。
ほんとは耳当てをしようかと思ったけど、さすがに散歩するのに耳当ては危ないかとも考えてやめた。
はあ、と息を吐く。白い息が冬の寒さを視覚的にも分からせてくるわね……。
「キャンキャン!」
「あら、どうしたのポメ」
急に吠え出したポメを見て、更にその視線の先を見る。あれって……
「行ってみる?」
「ワウッ!」
尻尾を千切れんばかりに振って今にも走り出しそうなポメをまだだめよ、まだよと抑えながらそれに近付いていく。
「わんっ」
「キャンキャン!」
こちらに気付いた彼が控えめに吠え、ポメも嬉しそうに吠えながらこちらを見上げた。
「ふふ、いいわよ、構ってもらいなさい」
そう言うとアン!と嬉しそうに一声鳴き、彼――元警察犬くんにじゃれに向かった。
「無職、こんなとこで寝転んで何してるのよ」
私はそんな可愛らしい二匹を写真に収めながら河川敷の芝生の上に寝転ぶ無職に声をかけた。
「……全速力で、走るのに……付き合った、結果だ」
途切れ途切れにそう言う無職になるほどと察する。
「散歩されてるのはどっちなのかしらね?」
「好きに、言いたまえ……」
「どうせ貴方のことだから寒くなって滅多なことでは外に出なくなったんじゃない?それを心配してるんじゃないかしら」
「……」
「もちろん、警察犬くんにしかその気持ちは分からないけれど」
「……ふん」
「身体が冷える前に帰った方がいいわよ、じゃ、寒いからもう行くわ。行くわよポメ」
「クゥン」
警察犬くんも怠けるご主人を持って苦労するわね。
……。
「ちょっと私たちも走って帰ろっか?」
「アンッ!」
八日目 たまには走るのも悪くないかもね