師走を過ごそう
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昼下がり、仕事に必要なデータを作成しているとデスク上のスマホが振動する。電話か。
相手の名前を確認し、通話に出る。
『もしもし助手?今大丈夫?』
「問題ない、なんだ」
一言目から今大丈夫?なんて気遣う礼儀のある知り合いはこの男――ゴーグルしかいない。
『毎年相棒たちと僕、ペンション泊まり掛けでスキー行くんだけど、よかったらヘビ探偵と助手もどうかなって思って連絡したんだ』
「スキー……」
「スキー?」
俺の呟きにヘビ探偵が反応し、読んでいた新聞から顔を上げた。心なしかわくわくしているような目をしている気がするが……いや、きっと気のせいではない。
「……ゴーグルが一緒にスキーに行かないかと」
「!行きた、いや、えっと……助手はどうしたい?」
行きたいと言いかけて慌てて俺にどうしたいかを聞くヘビ探偵に苦笑する。まったく、自分の気持ちを優先すればいいものを。
「では、行きたいと返事しておきますね。
……聞いていたな?そういうことだ」
『はは、了解!じゃあ二人の部屋も予約しておくね。日付が確定次第また連絡するよ、じゃ』
通話が終了する。
「……よかったの?スキー……君に頼りっきりになっちゃうよ?僕」
「いいもなにもあんな期待するような目を向けられたら行かないとは言えませんよ。頼りきり?上等じゃないですか、そういうところで私が改めて頼れる助手であることを証明させていただきますよ。貴方はただ当日何も余計なことを考えず私の肩でスキーのスピード感を楽しんでいればいい。それが望みなんでしょう?」
「……うん。新聞でスキーの記事を見るたびいいなあ、どれだけ早いのかなあ、風を感じるのかなあってすごく気になってたんだ。こればっかりはヘビの身体じゃどうにもならないからね。
……そっか、僕とうとうスキーデビューできるんだ。楽しみだなあ……ありがとう、助手」
「……いえいえ」
にこにこと微笑むヘビ探偵に心が暖まりながら……
……スキーをしたことがないのに大口を叩いてしまったことへの焦りを感じ始め、冷や汗を背筋に感じ始めた。
六日目 練習、するか
相手の名前を確認し、通話に出る。
『もしもし助手?今大丈夫?』
「問題ない、なんだ」
一言目から今大丈夫?なんて気遣う礼儀のある知り合いはこの男――ゴーグルしかいない。
『毎年相棒たちと僕、ペンション泊まり掛けでスキー行くんだけど、よかったらヘビ探偵と助手もどうかなって思って連絡したんだ』
「スキー……」
「スキー?」
俺の呟きにヘビ探偵が反応し、読んでいた新聞から顔を上げた。心なしかわくわくしているような目をしている気がするが……いや、きっと気のせいではない。
「……ゴーグルが一緒にスキーに行かないかと」
「!行きた、いや、えっと……助手はどうしたい?」
行きたいと言いかけて慌てて俺にどうしたいかを聞くヘビ探偵に苦笑する。まったく、自分の気持ちを優先すればいいものを。
「では、行きたいと返事しておきますね。
……聞いていたな?そういうことだ」
『はは、了解!じゃあ二人の部屋も予約しておくね。日付が確定次第また連絡するよ、じゃ』
通話が終了する。
「……よかったの?スキー……君に頼りっきりになっちゃうよ?僕」
「いいもなにもあんな期待するような目を向けられたら行かないとは言えませんよ。頼りきり?上等じゃないですか、そういうところで私が改めて頼れる助手であることを証明させていただきますよ。貴方はただ当日何も余計なことを考えず私の肩でスキーのスピード感を楽しんでいればいい。それが望みなんでしょう?」
「……うん。新聞でスキーの記事を見るたびいいなあ、どれだけ早いのかなあ、風を感じるのかなあってすごく気になってたんだ。こればっかりはヘビの身体じゃどうにもならないからね。
……そっか、僕とうとうスキーデビューできるんだ。楽しみだなあ……ありがとう、助手」
「……いえいえ」
にこにこと微笑むヘビ探偵に心が暖まりながら……
……スキーをしたことがないのに大口を叩いてしまったことへの焦りを感じ始め、冷や汗を背筋に感じ始めた。
六日目 練習、するか