師走を過ごそう
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みかんの皮を剥きつつ食べながら助手の膝の上に乗せられているヘビ探偵を観察する。
むすっとした顔をしているが助手がひたすらその口に剥いたみかんを運びひたすらそれを食べ続けている。
助手は助手で差し出せば食べてくれるヘビ探偵に機嫌をよくしているので三個目のみかんに手をつけようとしている。もう止めてやれよ。ヘビ探偵が黄色くなるぞ。
……とは思うもののひたすら食べ続けるヘビ探偵とひたすら口に運び続ける助手の姿が面白いと感じ始めているので止めることはしない。
部屋の隅に置いたみかんが大量に入った箱からみかんを持てるだけ持ち、テーブルの上のみかんかごに追加投入する。
「……ちょっと助手。いつまで僕にみかん食べさせるつもりなの」
「ああ、やっと口を開いてくれましたね」
「厳密に言えばずっとみかんを食べるのに開かされていたけどね」
ちっ、せっかく追加したのに終わっちまった。
「……仕方ないじゃないですか、低温やけどになって欲しくないんですよ」
「それは長時間入ったときになるかもしれないやつでしょ、少しくらいならいいじゃないか」
「少しと言って寝てしまったらそれこそ長時間入ることになるでしょう。実際初日にこたつの中で寝ていましたし」
「それは……そうだけど」
ヘビ探偵がむすっとしていた原因。それは一昨日俺がうっかりチャンネルを変えて助手に低温やけどの危険性を教えてしまったことにより出来たこたつ利用規約と、その中身が関係している。
『外出してきた服でこたつに入らない』、『足は洗ってから入る』、などの細かい規約もありつつ、一番の規約が……まあ……『ヘビ探偵とムカデはこたつに潜ってはいけない』というものである。今もヘビ探偵はご立腹の様子だがムカデは諦めたようで大人しくこたつ布団とソファの間で丸くなって眠っている。
「ヘビ探偵はそうかもしれないがおれは別にいいだろ、なったとしても自己責任だしな」と一度は逃れようとしたが「ハンターが心配すんだろ」と助手のいらん一言で俺とムカデが致命傷を負ったのは記憶に新しい。
まあ充分こたつ布団とソファの間にいるだけでも大分あったかいからな。高くてもかなりいいものを買ってよかったわほんと、とムカデは満足そうに言っていた。
「諦めろヘビ探偵、そうなったら助手は意地でも規約を曲げないって分かってんだろ」
「……はあ、分かったもう諦めるよ」
「ありがとうございます、分かってもらえて何よりですよ」
うっわ、めちゃくちゃ優しい顔してやがる。鳥肌立っちまった。見る人が見れば惚れるような顔をこいつはヘビ探偵にしか向けない。自分が今どういう顔をしているのか分かってんのかねこいつは。
「……みかん食べる」
「食べすぎですよ」
「延々僕にみかん食べさせてたくせにそれ言うの?」
「っはは、すいません今剥きます」
五個目のみかんを剥き始める助手を見ながら俺も剥いたみかんをムカデの口に運んでみた。
噛まれた。やっぱりこいつはクソムカデ。
五日目 寝ているとは言え噛むなこの野郎
むすっとした顔をしているが助手がひたすらその口に剥いたみかんを運びひたすらそれを食べ続けている。
助手は助手で差し出せば食べてくれるヘビ探偵に機嫌をよくしているので三個目のみかんに手をつけようとしている。もう止めてやれよ。ヘビ探偵が黄色くなるぞ。
……とは思うもののひたすら食べ続けるヘビ探偵とひたすら口に運び続ける助手の姿が面白いと感じ始めているので止めることはしない。
部屋の隅に置いたみかんが大量に入った箱からみかんを持てるだけ持ち、テーブルの上のみかんかごに追加投入する。
「……ちょっと助手。いつまで僕にみかん食べさせるつもりなの」
「ああ、やっと口を開いてくれましたね」
「厳密に言えばずっとみかんを食べるのに開かされていたけどね」
ちっ、せっかく追加したのに終わっちまった。
「……仕方ないじゃないですか、低温やけどになって欲しくないんですよ」
「それは長時間入ったときになるかもしれないやつでしょ、少しくらいならいいじゃないか」
「少しと言って寝てしまったらそれこそ長時間入ることになるでしょう。実際初日にこたつの中で寝ていましたし」
「それは……そうだけど」
ヘビ探偵がむすっとしていた原因。それは一昨日俺がうっかりチャンネルを変えて助手に低温やけどの危険性を教えてしまったことにより出来たこたつ利用規約と、その中身が関係している。
『外出してきた服でこたつに入らない』、『足は洗ってから入る』、などの細かい規約もありつつ、一番の規約が……まあ……『ヘビ探偵とムカデはこたつに潜ってはいけない』というものである。今もヘビ探偵はご立腹の様子だがムカデは諦めたようで大人しくこたつ布団とソファの間で丸くなって眠っている。
「ヘビ探偵はそうかもしれないがおれは別にいいだろ、なったとしても自己責任だしな」と一度は逃れようとしたが「ハンターが心配すんだろ」と助手のいらん一言で俺とムカデが致命傷を負ったのは記憶に新しい。
まあ充分こたつ布団とソファの間にいるだけでも大分あったかいからな。高くてもかなりいいものを買ってよかったわほんと、とムカデは満足そうに言っていた。
「諦めろヘビ探偵、そうなったら助手は意地でも規約を曲げないって分かってんだろ」
「……はあ、分かったもう諦めるよ」
「ありがとうございます、分かってもらえて何よりですよ」
うっわ、めちゃくちゃ優しい顔してやがる。鳥肌立っちまった。見る人が見れば惚れるような顔をこいつはヘビ探偵にしか向けない。自分が今どういう顔をしているのか分かってんのかねこいつは。
「……みかん食べる」
「食べすぎですよ」
「延々僕にみかん食べさせてたくせにそれ言うの?」
「っはは、すいません今剥きます」
五個目のみかんを剥き始める助手を見ながら俺も剥いたみかんをムカデの口に運んでみた。
噛まれた。やっぱりこいつはクソムカデ。
五日目 寝ているとは言え噛むなこの野郎