雑多
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まさか出会ってから八年越しに恋に落ちるなんて思わないじゃないですか(主題)
彼の名は李典。字は曼成。CV鳥海浩輔。
キャッチコピーは『勘の冴えるお調子者』、『予感を的中させる男』。
彼が登場したのは2013年に発売した三國無双7だ。
三國無双は派生のエンパシリーズしか買わないものの新キャラ発表を心待ちにしていた当時のわたしが彼に抱いた第一印象といえば「なんだこの髪型」「いや声鳥海じゃねえか!」の二つだけでインパクトはあれどただそれだけ。2014年に出た7エンパで彼を何度か見かけるものの気になる存在ではないから絡みにいくこともなかった。
時は流れ2018年。無双OROCHI3が発売し、わたしは初めて彼を操作した。
……非常に使いにくかった。いや。ていうかなにその武器。電動歯車……?ピザカッター……?えぐいな。
わたしは使いやすくて強いキャラもまた好きになりがちなのだが彼はここにも該当しなかった。
まあでもキャラセレクト時の台詞、「予感的中お手のもの、李曼成とは俺のこと!」はなんかやけに耳に残ってはいた。元気だね、嫌いじゃないよ。もう使うことはないけど……。
そう思っていた。この時は。
何度も言うが、本当に今まで好きになった系統のキャラじゃないのだ。髪型もっさりしてるし、CV鳥海だし(乙女ゲーでよくいるからネオロマ無双、露骨な声優セレクトしてきたなと敬遠して生まれた感想であり別に鳥海さんを嫌いなわけではない、むしろ好き)、操作キャラとして使いにくいし何より性格と言動が全然刺さらなかった。至って普通。ニュートラルな感情しかなかったのだ。
2021年12月。わたしは来る三國無双8エンパの気分を高めるために三國無双8を買おうとして……やめた。買ったところでやらないのが目に見えたからである。そこで手をつけたのがまったくストーリーに手をつけずログインしかしていなかった三國無双アプリだ。
(以下台詞中にでてくる主人公=プレイヤー名の名前を便宜上叶多とします。実際それでプレイしていたので……)
この三國無双アプリ、主人公=プレイヤーが傭兵となってそれぞれの軍勢に所属した際のストーリーが展開する仕様となっている。大元の歴史が変わることはないが、強さと持ち前の人柄で人を惹き付けやすい主人公の働きによって自殺で人生を終える人物が天寿を全うしてくれたりという救済措置が施されていたりととても心にとても優しい。
各章ごとにヒロイン枠が一人から二人定まっておりそのヒロインとその章でいい感じの雰囲気になる、ネオロマ無双に恥じないストーリー展開にわたしはのめりこんだ。さんむそに対してだけはどうも恋愛耐性が0になるからな何故か……。
そして魏五章。李典に出会う。
この章でわたしは初めてまともに彼の人となりを知ることになるのだがこのときのわたしの心情は「李典か……」だった。多分ゲームの流れ的に李典は主人公に惹かれるのだろう。でもわたしの趣味じゃないしときめきは感じないだろうと、そう決めつけていたのだ。早くこの章を終わらせて次のヒロインが誰なのかを知りたいとさえ思った。
……結果から言うと、五章を終わらした時彼への好感度は爆上がりしていた。彼はただのお調子者ではなかった。持ち前の鋭い勘がありながら、説明のできないその勘を人に伝えられずに大切な叔父を失くしてしまった。うまく伝えれば失くさずに済んだはずなのに。でも勘なんて人に伝えたところで所詮勘。信じてもらえるわけがない。そう悩んでいるところに、自分の勘を信じて力を貸してくれる主人公ちゃんに救われた。
「……一緒にいて、そして、信じてくれる。
それが、俺にとってはすごく……
その、嬉しかったんだよな」
「この戦いで、少しだけ変われたんだぜ、俺。
たとえ根拠がなくても、黙って後悔するぐらいなら、自分の勘を信じて動いてみようってな」
「だから、これからもよろしく頼む。
あんたがいてくれれば、俺はどんなときでも、迷わず進めるだろう」
「……言っとくが、これは勘じゃなくて、確信だ」
勘じゃなくて、確信……?勘の冴える男から出る確信発言エモすぎない……?えっ、この男好きかも……
……とまあ眼中になかったところから普通に好き、くらいの段階にあがったんですね。まあまだこれ五章中盤の台詞なんですけど。
五章後半を読み進めていくと軍内を陽キャで通りながらも影で各地の土地の情報が書かれた文献を読み漁るなどの努力家の一面があることを知り、本人がそれを知られて恥ずかしそうにしてまた彼への好感度があがったりするのですが五章後半の見せ場といえば【約束】ですね。
ずっと背中合わせで一緒に戦っていた李典と別動隊になり、「別の部隊になっちまったな、残念だ」という彼に「そうですね」の選択肢を選ぶと「もうちょっとぐらい、なんか、こう…… ……いや、なんでもない!」といや何その期待してる乙女みたいな反応……可愛いかよ……と心が荒ぶりそうになるのも束の間、
「あー……もしも、の話なんだが」
「あんたに何かあれば、俺の勘が働く……はずだ。
だから諦めずに待っててくれよ」
「いいな、約束だぞ」
「じゃあな。
必ずまた無事で会おうぜ」
うーーーーん??????主人公ちゃんのこと好きじゃん……ええ?好感度高杉……(混乱)
NL厨のわたし、おいしい展開に心踊らせながら進めます。
李典と別れた主人公ちゃんは部隊長についていくのですが何やら現地の様子がおかしいことにその章でのもう一人のヒロインが気付きます。
と、そこで李典視点になりました。
文献を読みその地を知りながら更に勘が冴える男なのでピンと来ます。
同行していた仲間に現場を任せていいかと聞き、構わないがどこへ?という問いに
「ひとつ、果たさなきゃいけない約束があってな」
「叶多殿のところだ」
そんな、乙女ゲームかよ。いや乙女ゲームだったわ。三國無双は乙女ゲームです。これテストに出ます。
そして絶体絶命のピンチに陥った主人公ちゃんたちの元に颯爽と駆けつけ、
「言っただろ?必ず駆けつけるから待ってろって」
ハア~~????かっこいいじゃん。キレるぞ。
ちなみに現場を任せた仲間に全てを任せたわけではなく罠がありそうなところを全て教える超人ぶり。決して主人公ちゃんだけに構っているわけではないその姿勢、好きですね……
そこから背中合わせでまた戦い、帰還して五章エピローグになるわけなんですが。
大体各章のヒロインさん、このエピローグで怒涛に距離を詰めてきます。まあでも今までの流れで分かってるから大丈夫何が来ても落ち着ける、よし!どんとこい!
ということで以下李典エピローグ抜粋。
「俺が今、それなりに活躍できてるのは、叶多殿のおかげだ」
「あんたが俺を信じてくれて、どんな時も側で戦ってくれたから……」
「やっと少しはその恩が返せたと思ったら、なんだか嬉しくなっちまって……」
「……大切なあんたが無事で、本当によかった」
「情けねえ話だが……叶多殿の姿をみるまで、
生きた心地がしなかったんだぜ、俺」
「なあ……あんたがここにいるってこと、
今夜、ちゃんと確かめさせてくれ」
「……あー、何言ってるんだ俺!
恥ずかしいどころの話じゃねえ!」
「その……けど、間違いなく本心だ
頼むから本気で受け止めてくれよな」
ひゅー!!!!!!ネオロマ最高!!!!!!
もうどんちゃんお祭り騒ぎです。落ち着けると言ったな。あれは嘘だ。
李主ちゃん可愛い……ちょっと気が狂いそうになるくらいに可愛い。ヘタレ攻めですか。いいですね。
さて、この時点で大分気に入っているわけですが。
ただあくまでキャラとして好きになっただけでガチ恋には至ってませんね。
そう、話はまだ終わらないのです。
彼は五章のサブヒロインに過ぎませんでした。
このゲーム、各章をクリアすると最後にメインヒロインにあてられた人物の記憶(装備アイテム)を報酬として手に入れることが出来ます。そして彼は先も言ったようにサブヒロインでした。残念……彼の記憶を見たかったが仕方ない。ストーリー最高だったしな……。
魏ストーリーを進めます。六章、七章。
七章はときめいたものの李典を越えるような衝撃はありませんでした。ああ李典……会いたい。うん?大分尾をひいているな。そう思っていた矢先。
―-魏八章解放。メインヒロインは李典。
えっ。三度見くらいしました。え?り、李典?
つまり報酬の記憶は彼のものであることが確定したわけです。え?五章で大分仲良くなってたよね?あれ以上仲良くなれることある?え?結婚?結婚でもするの?というかもう結婚しかないよね?もう困惑です。
まあでもまた主人公ちゃんと李典の絡みが見れるのは幸いであり最高じゃん!とわたしは魏八章に飛び込んでいきました。
それが事件を引き起こすとも知らずに。
舞台は合肥でした。
合肥の戦い。李典、楽進、張遼の三人と七千の兵が防衛するのに対し呉が十万の大群で攻め寄せてくるという戦い。そしてこれに魏は勝つ。それは知識として覚えています。なるほど、共に窮地を乗り越えて更に絆を深めるというシナリオなんだな……!そう理解しました。能天気にそう信じていました。この時までは。
しかし李典というキャラは一切の情報も知らないので張遼が嫌いだということはそのストーリー内で知ります。大切な叔父の仇が張遼だったのです。
張遼殿にみたことないつっけんどんな対応をする李典に新鮮さを覚えながら読み進め、気付くと張遼殿は呉軍の進軍を止めるため先に出立してしまいました。さっそくピンチです。
李典は必死に自分が今できることを考え、城の防衛を一番槍に固執する楽進に頼み込み、各地に伏兵を仕込んで呉軍の士気を下げるために主人公ちゃんを連れて戦場に出ます。張遼殿を嫌いながらもその強さは認めているからこそ出来る精一杯の策でした。
「……あー、弱音吐いたり、
大人げないとこ見せちまったり……
情けねえな、俺」
「叶多殿、俺の無茶に付き合わせるのは今回が最後だと約束する」
「だから……一緒に命を張って戦ってくれ」
……は?
動揺です。動揺が隠せません。
さ、最後?な、え?急に死亡フラグだすじゃん、え、待って死ぬの?李典ここで死ぬの?そんな約束嫌だよもっと付き合わせてよ、ねえ……。
合肥は魏が勝つということしか知らないので誰がどこで死ぬかまでは分からないのです。恐怖を覚えました。失いたくないという恐怖です。
読み進めるのが怖い。でも、読み進めるしかない。
「あー、ここも読まれてたか……
随分守りが堅そうだな」
「けど、叶多殿。あんたがいてくれるなら、
どんな状況でも乗りきって見せるぜ、俺!」
「ああ。……あんたがそうやって支えてくれるから、
俺はいつだって諦めずに進んでこれたんだ」
「けど、今更だが……
巻き込んじまった詫びは言わせてくれ。すまん!」
「合肥が危険なことになるのは、
なんとなくわかってたんだが……」
「だからこそ、あんたなしじゃ乗り切れないだろうってピンと来たんだ」
「それに……もし叶多殿が漢中に行っちまったら、
もう一緒に戦う機会もないかもしれないだろ」
「そう思ったら……」
またそういうこと言うじゃん!!!??心のざわめきが止まらないんですけど!!!??
選択肢の「きっと、またいくらでもありますよ」を願うように押します。もう主人公ちゃんとシンクロしてます。
「ああ……そうだよな。
ほんと、何言ってるんだ、俺」
勘弁してよ……頼むから……。
しかしそれ以降も李典は飛んできた矢に反応できず張遼に矢を叩き斬ってもらったり急に苦しそうに立ち止まったりともう死亡フラグが止まることを知りません。本当に待って。無理。李典?嫌だ……
……そんなことが道中ありながらも伏兵を発動させながら張遼殿と無事合肥城に戻り楽進と合流、三人は仲間の上部しかみていなかった己を恥じ、分かりあうことが出来ました。ここから反撃開始となるわけです。
「あんたも、一緒にやってくれるよな」
「叶多殿にいいとこ見せたくて、
結構強くなったんだぜ、俺」
「俺の最後の勇姿ってやつ、隣でよーくみててくれよ」
だから李典お前えええええ!!!!!!!!
大分しんどいです。もう涙目です。泣きっ面に蜂を刺すな。もうライフは0なんだよ。
……そして敵を見事追い返します。勝利です。
しかし主人公ちゃんに休む暇はありません。傭兵ですからね。李典にお願いされて援軍を頼みに漢中に向かうことになりました。
主人公ちゃんは行動が鬼早いのでもう出発しようとするのですが、李典に少しだけ二人で話がしたいと止められます。
合肥城の上で、二人並んで朝日を迎えます。
長い長い夜が明けました。
「日が昇ってくれてよかったぜ。
これで顔がよく見える」
この時点で情けないことに泣いてます。情けない人間なので。もうこれ以上進めたくなかった。でも手は勝手に読み進めてしまう。
「この合肥で、叶多殿と思い切り戦えてよかった。
一緒じゃなきゃ、あの作戦もどうなってたことやら……」
「今、こんな前向きな気持ちでいられるのはあんたのおかげだ。本当にありがとな」
「叶多殿と出会えたことは、
俺の人生にとって、一番の幸運だった」
「あんたはこれからも、皆の力になりながら、
自分らしい道を歩んでいける。
絶対に、だ」
「……俺の勘は当たるんだぜ?」
知ってるよ……ずっと主人公ちゃんは李典の勘が当たる様を隣で見てきたんだからさ。
……「それは信頼できますね」、の選択肢をそっと押します。
「……叶多殿がそうやって俺を信じてくれたから、
ここまでやってこれたんだ」
「改めて、礼を言わせてくれ」
「この温もりを手放すには名残惜しいが……
そう長く引き留めてもおけないか」
「一つだけ覚えておいてくれ
俺の想いの全部は、これからもあんたのものだ。
何があっても」
「……じゃあな。
どうか、誰よりも幸せに……」
そこで、合肥編が終わります。
もうぼろぼろです。色んな意味で。
李典大好きじゃん。主人公ちゃんのことめちゃくちゃ大好きじゃん。なんだよ、なんなんだよそれ。
誰よりも幸せにって、幸せにするのはお前じゃなかったのかよっ……!!!
これの何が更にきついかって結局李典がどうなったのか分からないまま長い漢中の戦いに身を投じることになるとこなんですよね。そう、合肥は章の序盤でしかなかったんです。生殺しもいいとこです。
……漢中から帰ればまた彼に会えるかもしれないという一抹の希望が捨てられないままひたすら読み進めました。そして主人公ちゃんはそこでも大切な戦友を失います。八章からの怒涛のシリアス展開に心が追い付ける気がしません。でも、飲み込むしかない。
そして、その時は来ました。
『もうひとつの別れ』。エピローグのタイトルです。
その文字が目に入った瞬間息を飲み、向き合う時間が来たのだと思いました。
曹操様から李典が死んだと聞かされた瞬間、必死に耐えていた涙が溢れ出ました。動悸が激しいです。自分が息を殺していたこともわかります。そこでようやく、あれ?と。この李典への入れ込み具合はさすがにおかしい。推しとかそういう次元じゃ……ああ、そうか……。
死んだと聞かされた瞬間、これが恋だったのだと気付いてしまったのです。なんと愚かなことでしょう。……え?ガチ恋?このわたしが?二次元に?
わたしは頭を抱えました。もう泣きすぎたことで頭が痛くて仕方なかったからです。
しかし曹操様の話は続きます。
「李典はこのところ、重い病を患っていた。
……自分が死ぬまで、おぬしには伝えぬようにと頼まれていたのだ。」
「李典は己の勘で死期を察していたようだ」
「最後に張遼とのしこりを乗り越えられたことを
感謝している、共に戦えて嬉しかった……
そう言っていたぞ」
「おぬしの中には、
良き思い出だけを残しておきたかったのだろう」
「弱っていく己を見せたくないという思いは
理解できぬでもない」
どこまで狡い男なんだ。これ以上好きになってももう会えることはないのに。
主人公ちゃんの心中を思うと尚更涙が止まりませんでした。主人公ちゃんがここまで自分らしく魏軍にいれたのは何より李典のおかげだろうに。そんな別れ方、許されてなるものか。たとえ主人公ちゃんのためを想っていたとしても。
そしてエピローグを越え八章が終わり、その章のクリア報酬記憶が解放されます。李典のイラストが描かれたその記憶のタイトルは【最後の手紙】でした。
手紙を前にして、平服姿の李典が思いを馳せるように外を見ている。そんな絵です。
……主人公ちゃんの思いと手紙の内容が交ざった記憶の文はこうでした。
"手紙を紐解くと、丁寧な筆致で綴られた美しい文字が目を引いた。
病床にあっても揺らぎのない筆運びに、軽妙な言動の裏にあった彼の人の本質を見たようで、言い知れぬ切なさが胸に迫る。
「この手紙が届いても届いてなくても関係ない」
「ただ遺したいことを書いているんだ、俺」
「……って書いてはみたが、あんたはきっとこれを読んでいる」
「少し笑って、俺らしい、なんて思ってる」
「……我ながらいい予感だよな、これ」
「あんたに出会えたお陰で、俺は自分の人生に満足できた」
「だから、少し悲しんで、少し笑ってくれるなら、嬉しいんだ」
「本音を言うと、思い残したことはある」
「殿の天下を見てみたかった」
「張遼に、あんたはすごい将だ、って面と向かって言えばよかった」
「でも、なんでだろうな……」
「そうしたこと全部、あんたが代わりに引き受けて、見届けてくれる気がするんだ」
「俺の生きた証、願い、全部ひっくるめて乱世の先に持っていってくれる気がする」
「予感……っていうより、そう確信してる」
「だから、礼を言わせてほしい」
「出会ってくれてありがとう……そして」
「どうか、いつまでも健やかに」"
自室で李典からの手紙をそっと抱き締めながら声を圧し殺して泣く主人公ちゃんの幻が鮮明に見えました。
ただひたすら主人公ちゃんの幸せを願い続ける李典に胸が締め付けられます。本当は誰よりも自分の手で幸せにしたかった。それでも持ち前の勘の強さと人を思いやる情が高すぎるが故に紡がれた「誰よりも幸せに」「いつまでも健やかに」の言葉がリフレインします。どれだけの心を砕けばそんな穏やかな視線で(幻覚)、表情で(幻覚)そんな言葉が好きな人に言えるの……。李典……。もう会えないなんて嘘じゃん……。
思い返してみれば本当に良い思い出しか残ってないことが今は余計に辛さを増長します。
この一連の流れ、そしてわたしの恋した瞬間=死別を総称して『魏八章李典ショック事件』と呼んでいるのですが、思い出す度に情緒と涙腺がバグります。でもわたしは今までどんな鬱作品や経験をしても最高一週間があれば耐性がつくのでまあ今回も二月は経ったし少しはガチ恋旋風が落ち着いたかな?と思ったんですよね。それからふと思い立って自分の感情を整理するためにこれを書いてみましたがまあ普通に泣いてます。泣きながら書いてます。何これ。わたしずっと李典のこと好きなのこれ。
大分没入してしまったのかガチ恋と言うものの実は喪失感の方が大きいです。李典に会いにオロチ3をしても8エンパをしても不意に泣きたくなります。わたしにとってもう彼は死別してしまった人だからなのでしょうか。未亡人ってこういう心中なの?だとしたら酷い拗らせだな。ゲームですよ。ねえ。
うーん、まだまだわたしは魏八章を引き摺りそうです。
というか……
わたしは李曼成を!!!!!!!!!永遠に引き摺ってやるからな!!!!!!!!!!覚えてろよ!!!!!!!!!!
ところで冷静になって読み返してみるとこの文黒歴史確定で草ですね。まあ追記はしても消す気と修正する気はありませんが。重いね。にゃはは。本当にありがとうございました。
彼の名は李典。字は曼成。CV鳥海浩輔。
キャッチコピーは『勘の冴えるお調子者』、『予感を的中させる男』。
彼が登場したのは2013年に発売した三國無双7だ。
三國無双は派生のエンパシリーズしか買わないものの新キャラ発表を心待ちにしていた当時のわたしが彼に抱いた第一印象といえば「なんだこの髪型」「いや声鳥海じゃねえか!」の二つだけでインパクトはあれどただそれだけ。2014年に出た7エンパで彼を何度か見かけるものの気になる存在ではないから絡みにいくこともなかった。
時は流れ2018年。無双OROCHI3が発売し、わたしは初めて彼を操作した。
……非常に使いにくかった。いや。ていうかなにその武器。電動歯車……?ピザカッター……?えぐいな。
わたしは使いやすくて強いキャラもまた好きになりがちなのだが彼はここにも該当しなかった。
まあでもキャラセレクト時の台詞、「予感的中お手のもの、李曼成とは俺のこと!」はなんかやけに耳に残ってはいた。元気だね、嫌いじゃないよ。もう使うことはないけど……。
そう思っていた。この時は。
何度も言うが、本当に今まで好きになった系統のキャラじゃないのだ。髪型もっさりしてるし、CV鳥海だし(乙女ゲーでよくいるからネオロマ無双、露骨な声優セレクトしてきたなと敬遠して生まれた感想であり別に鳥海さんを嫌いなわけではない、むしろ好き)、操作キャラとして使いにくいし何より性格と言動が全然刺さらなかった。至って普通。ニュートラルな感情しかなかったのだ。
2021年12月。わたしは来る三國無双8エンパの気分を高めるために三國無双8を買おうとして……やめた。買ったところでやらないのが目に見えたからである。そこで手をつけたのがまったくストーリーに手をつけずログインしかしていなかった三國無双アプリだ。
(以下台詞中にでてくる主人公=プレイヤー名の名前を便宜上叶多とします。実際それでプレイしていたので……)
この三國無双アプリ、主人公=プレイヤーが傭兵となってそれぞれの軍勢に所属した際のストーリーが展開する仕様となっている。大元の歴史が変わることはないが、強さと持ち前の人柄で人を惹き付けやすい主人公の働きによって自殺で人生を終える人物が天寿を全うしてくれたりという救済措置が施されていたりととても心にとても優しい。
各章ごとにヒロイン枠が一人から二人定まっておりそのヒロインとその章でいい感じの雰囲気になる、ネオロマ無双に恥じないストーリー展開にわたしはのめりこんだ。さんむそに対してだけはどうも恋愛耐性が0になるからな何故か……。
そして魏五章。李典に出会う。
この章でわたしは初めてまともに彼の人となりを知ることになるのだがこのときのわたしの心情は「李典か……」だった。多分ゲームの流れ的に李典は主人公に惹かれるのだろう。でもわたしの趣味じゃないしときめきは感じないだろうと、そう決めつけていたのだ。早くこの章を終わらせて次のヒロインが誰なのかを知りたいとさえ思った。
……結果から言うと、五章を終わらした時彼への好感度は爆上がりしていた。彼はただのお調子者ではなかった。持ち前の鋭い勘がありながら、説明のできないその勘を人に伝えられずに大切な叔父を失くしてしまった。うまく伝えれば失くさずに済んだはずなのに。でも勘なんて人に伝えたところで所詮勘。信じてもらえるわけがない。そう悩んでいるところに、自分の勘を信じて力を貸してくれる主人公ちゃんに救われた。
「……一緒にいて、そして、信じてくれる。
それが、俺にとってはすごく……
その、嬉しかったんだよな」
「この戦いで、少しだけ変われたんだぜ、俺。
たとえ根拠がなくても、黙って後悔するぐらいなら、自分の勘を信じて動いてみようってな」
「だから、これからもよろしく頼む。
あんたがいてくれれば、俺はどんなときでも、迷わず進めるだろう」
「……言っとくが、これは勘じゃなくて、確信だ」
勘じゃなくて、確信……?勘の冴える男から出る確信発言エモすぎない……?えっ、この男好きかも……
……とまあ眼中になかったところから普通に好き、くらいの段階にあがったんですね。まあまだこれ五章中盤の台詞なんですけど。
五章後半を読み進めていくと軍内を陽キャで通りながらも影で各地の土地の情報が書かれた文献を読み漁るなどの努力家の一面があることを知り、本人がそれを知られて恥ずかしそうにしてまた彼への好感度があがったりするのですが五章後半の見せ場といえば【約束】ですね。
ずっと背中合わせで一緒に戦っていた李典と別動隊になり、「別の部隊になっちまったな、残念だ」という彼に「そうですね」の選択肢を選ぶと「もうちょっとぐらい、なんか、こう…… ……いや、なんでもない!」といや何その期待してる乙女みたいな反応……可愛いかよ……と心が荒ぶりそうになるのも束の間、
「あー……もしも、の話なんだが」
「あんたに何かあれば、俺の勘が働く……はずだ。
だから諦めずに待っててくれよ」
「いいな、約束だぞ」
「じゃあな。
必ずまた無事で会おうぜ」
うーーーーん??????主人公ちゃんのこと好きじゃん……ええ?好感度高杉……(混乱)
NL厨のわたし、おいしい展開に心踊らせながら進めます。
李典と別れた主人公ちゃんは部隊長についていくのですが何やら現地の様子がおかしいことにその章でのもう一人のヒロインが気付きます。
と、そこで李典視点になりました。
文献を読みその地を知りながら更に勘が冴える男なのでピンと来ます。
同行していた仲間に現場を任せていいかと聞き、構わないがどこへ?という問いに
「ひとつ、果たさなきゃいけない約束があってな」
「叶多殿のところだ」
そんな、乙女ゲームかよ。いや乙女ゲームだったわ。三國無双は乙女ゲームです。これテストに出ます。
そして絶体絶命のピンチに陥った主人公ちゃんたちの元に颯爽と駆けつけ、
「言っただろ?必ず駆けつけるから待ってろって」
ハア~~????かっこいいじゃん。キレるぞ。
ちなみに現場を任せた仲間に全てを任せたわけではなく罠がありそうなところを全て教える超人ぶり。決して主人公ちゃんだけに構っているわけではないその姿勢、好きですね……
そこから背中合わせでまた戦い、帰還して五章エピローグになるわけなんですが。
大体各章のヒロインさん、このエピローグで怒涛に距離を詰めてきます。まあでも今までの流れで分かってるから大丈夫何が来ても落ち着ける、よし!どんとこい!
ということで以下李典エピローグ抜粋。
「俺が今、それなりに活躍できてるのは、叶多殿のおかげだ」
「あんたが俺を信じてくれて、どんな時も側で戦ってくれたから……」
「やっと少しはその恩が返せたと思ったら、なんだか嬉しくなっちまって……」
「……大切なあんたが無事で、本当によかった」
「情けねえ話だが……叶多殿の姿をみるまで、
生きた心地がしなかったんだぜ、俺」
「なあ……あんたがここにいるってこと、
今夜、ちゃんと確かめさせてくれ」
「……あー、何言ってるんだ俺!
恥ずかしいどころの話じゃねえ!」
「その……けど、間違いなく本心だ
頼むから本気で受け止めてくれよな」
ひゅー!!!!!!ネオロマ最高!!!!!!
もうどんちゃんお祭り騒ぎです。落ち着けると言ったな。あれは嘘だ。
李主ちゃん可愛い……ちょっと気が狂いそうになるくらいに可愛い。ヘタレ攻めですか。いいですね。
さて、この時点で大分気に入っているわけですが。
ただあくまでキャラとして好きになっただけでガチ恋には至ってませんね。
そう、話はまだ終わらないのです。
彼は五章のサブヒロインに過ぎませんでした。
このゲーム、各章をクリアすると最後にメインヒロインにあてられた人物の記憶(装備アイテム)を報酬として手に入れることが出来ます。そして彼は先も言ったようにサブヒロインでした。残念……彼の記憶を見たかったが仕方ない。ストーリー最高だったしな……。
魏ストーリーを進めます。六章、七章。
七章はときめいたものの李典を越えるような衝撃はありませんでした。ああ李典……会いたい。うん?大分尾をひいているな。そう思っていた矢先。
―-魏八章解放。メインヒロインは李典。
えっ。三度見くらいしました。え?り、李典?
つまり報酬の記憶は彼のものであることが確定したわけです。え?五章で大分仲良くなってたよね?あれ以上仲良くなれることある?え?結婚?結婚でもするの?というかもう結婚しかないよね?もう困惑です。
まあでもまた主人公ちゃんと李典の絡みが見れるのは幸いであり最高じゃん!とわたしは魏八章に飛び込んでいきました。
それが事件を引き起こすとも知らずに。
舞台は合肥でした。
合肥の戦い。李典、楽進、張遼の三人と七千の兵が防衛するのに対し呉が十万の大群で攻め寄せてくるという戦い。そしてこれに魏は勝つ。それは知識として覚えています。なるほど、共に窮地を乗り越えて更に絆を深めるというシナリオなんだな……!そう理解しました。能天気にそう信じていました。この時までは。
しかし李典というキャラは一切の情報も知らないので張遼が嫌いだということはそのストーリー内で知ります。大切な叔父の仇が張遼だったのです。
張遼殿にみたことないつっけんどんな対応をする李典に新鮮さを覚えながら読み進め、気付くと張遼殿は呉軍の進軍を止めるため先に出立してしまいました。さっそくピンチです。
李典は必死に自分が今できることを考え、城の防衛を一番槍に固執する楽進に頼み込み、各地に伏兵を仕込んで呉軍の士気を下げるために主人公ちゃんを連れて戦場に出ます。張遼殿を嫌いながらもその強さは認めているからこそ出来る精一杯の策でした。
「……あー、弱音吐いたり、
大人げないとこ見せちまったり……
情けねえな、俺」
「叶多殿、俺の無茶に付き合わせるのは今回が最後だと約束する」
「だから……一緒に命を張って戦ってくれ」
……は?
動揺です。動揺が隠せません。
さ、最後?な、え?急に死亡フラグだすじゃん、え、待って死ぬの?李典ここで死ぬの?そんな約束嫌だよもっと付き合わせてよ、ねえ……。
合肥は魏が勝つということしか知らないので誰がどこで死ぬかまでは分からないのです。恐怖を覚えました。失いたくないという恐怖です。
読み進めるのが怖い。でも、読み進めるしかない。
「あー、ここも読まれてたか……
随分守りが堅そうだな」
「けど、叶多殿。あんたがいてくれるなら、
どんな状況でも乗りきって見せるぜ、俺!」
「ああ。……あんたがそうやって支えてくれるから、
俺はいつだって諦めずに進んでこれたんだ」
「けど、今更だが……
巻き込んじまった詫びは言わせてくれ。すまん!」
「合肥が危険なことになるのは、
なんとなくわかってたんだが……」
「だからこそ、あんたなしじゃ乗り切れないだろうってピンと来たんだ」
「それに……もし叶多殿が漢中に行っちまったら、
もう一緒に戦う機会もないかもしれないだろ」
「そう思ったら……」
またそういうこと言うじゃん!!!??心のざわめきが止まらないんですけど!!!??
選択肢の「きっと、またいくらでもありますよ」を願うように押します。もう主人公ちゃんとシンクロしてます。
「ああ……そうだよな。
ほんと、何言ってるんだ、俺」
勘弁してよ……頼むから……。
しかしそれ以降も李典は飛んできた矢に反応できず張遼に矢を叩き斬ってもらったり急に苦しそうに立ち止まったりともう死亡フラグが止まることを知りません。本当に待って。無理。李典?嫌だ……
……そんなことが道中ありながらも伏兵を発動させながら張遼殿と無事合肥城に戻り楽進と合流、三人は仲間の上部しかみていなかった己を恥じ、分かりあうことが出来ました。ここから反撃開始となるわけです。
「あんたも、一緒にやってくれるよな」
「叶多殿にいいとこ見せたくて、
結構強くなったんだぜ、俺」
「俺の最後の勇姿ってやつ、隣でよーくみててくれよ」
だから李典お前えええええ!!!!!!!!
大分しんどいです。もう涙目です。泣きっ面に蜂を刺すな。もうライフは0なんだよ。
……そして敵を見事追い返します。勝利です。
しかし主人公ちゃんに休む暇はありません。傭兵ですからね。李典にお願いされて援軍を頼みに漢中に向かうことになりました。
主人公ちゃんは行動が鬼早いのでもう出発しようとするのですが、李典に少しだけ二人で話がしたいと止められます。
合肥城の上で、二人並んで朝日を迎えます。
長い長い夜が明けました。
「日が昇ってくれてよかったぜ。
これで顔がよく見える」
この時点で情けないことに泣いてます。情けない人間なので。もうこれ以上進めたくなかった。でも手は勝手に読み進めてしまう。
「この合肥で、叶多殿と思い切り戦えてよかった。
一緒じゃなきゃ、あの作戦もどうなってたことやら……」
「今、こんな前向きな気持ちでいられるのはあんたのおかげだ。本当にありがとな」
「叶多殿と出会えたことは、
俺の人生にとって、一番の幸運だった」
「あんたはこれからも、皆の力になりながら、
自分らしい道を歩んでいける。
絶対に、だ」
「……俺の勘は当たるんだぜ?」
知ってるよ……ずっと主人公ちゃんは李典の勘が当たる様を隣で見てきたんだからさ。
……「それは信頼できますね」、の選択肢をそっと押します。
「……叶多殿がそうやって俺を信じてくれたから、
ここまでやってこれたんだ」
「改めて、礼を言わせてくれ」
「この温もりを手放すには名残惜しいが……
そう長く引き留めてもおけないか」
「一つだけ覚えておいてくれ
俺の想いの全部は、これからもあんたのものだ。
何があっても」
「……じゃあな。
どうか、誰よりも幸せに……」
そこで、合肥編が終わります。
もうぼろぼろです。色んな意味で。
李典大好きじゃん。主人公ちゃんのことめちゃくちゃ大好きじゃん。なんだよ、なんなんだよそれ。
誰よりも幸せにって、幸せにするのはお前じゃなかったのかよっ……!!!
これの何が更にきついかって結局李典がどうなったのか分からないまま長い漢中の戦いに身を投じることになるとこなんですよね。そう、合肥は章の序盤でしかなかったんです。生殺しもいいとこです。
……漢中から帰ればまた彼に会えるかもしれないという一抹の希望が捨てられないままひたすら読み進めました。そして主人公ちゃんはそこでも大切な戦友を失います。八章からの怒涛のシリアス展開に心が追い付ける気がしません。でも、飲み込むしかない。
そして、その時は来ました。
『もうひとつの別れ』。エピローグのタイトルです。
その文字が目に入った瞬間息を飲み、向き合う時間が来たのだと思いました。
曹操様から李典が死んだと聞かされた瞬間、必死に耐えていた涙が溢れ出ました。動悸が激しいです。自分が息を殺していたこともわかります。そこでようやく、あれ?と。この李典への入れ込み具合はさすがにおかしい。推しとかそういう次元じゃ……ああ、そうか……。
死んだと聞かされた瞬間、これが恋だったのだと気付いてしまったのです。なんと愚かなことでしょう。……え?ガチ恋?このわたしが?二次元に?
わたしは頭を抱えました。もう泣きすぎたことで頭が痛くて仕方なかったからです。
しかし曹操様の話は続きます。
「李典はこのところ、重い病を患っていた。
……自分が死ぬまで、おぬしには伝えぬようにと頼まれていたのだ。」
「李典は己の勘で死期を察していたようだ」
「最後に張遼とのしこりを乗り越えられたことを
感謝している、共に戦えて嬉しかった……
そう言っていたぞ」
「おぬしの中には、
良き思い出だけを残しておきたかったのだろう」
「弱っていく己を見せたくないという思いは
理解できぬでもない」
どこまで狡い男なんだ。これ以上好きになってももう会えることはないのに。
主人公ちゃんの心中を思うと尚更涙が止まりませんでした。主人公ちゃんがここまで自分らしく魏軍にいれたのは何より李典のおかげだろうに。そんな別れ方、許されてなるものか。たとえ主人公ちゃんのためを想っていたとしても。
そしてエピローグを越え八章が終わり、その章のクリア報酬記憶が解放されます。李典のイラストが描かれたその記憶のタイトルは【最後の手紙】でした。
手紙を前にして、平服姿の李典が思いを馳せるように外を見ている。そんな絵です。
……主人公ちゃんの思いと手紙の内容が交ざった記憶の文はこうでした。
"手紙を紐解くと、丁寧な筆致で綴られた美しい文字が目を引いた。
病床にあっても揺らぎのない筆運びに、軽妙な言動の裏にあった彼の人の本質を見たようで、言い知れぬ切なさが胸に迫る。
「この手紙が届いても届いてなくても関係ない」
「ただ遺したいことを書いているんだ、俺」
「……って書いてはみたが、あんたはきっとこれを読んでいる」
「少し笑って、俺らしい、なんて思ってる」
「……我ながらいい予感だよな、これ」
「あんたに出会えたお陰で、俺は自分の人生に満足できた」
「だから、少し悲しんで、少し笑ってくれるなら、嬉しいんだ」
「本音を言うと、思い残したことはある」
「殿の天下を見てみたかった」
「張遼に、あんたはすごい将だ、って面と向かって言えばよかった」
「でも、なんでだろうな……」
「そうしたこと全部、あんたが代わりに引き受けて、見届けてくれる気がするんだ」
「俺の生きた証、願い、全部ひっくるめて乱世の先に持っていってくれる気がする」
「予感……っていうより、そう確信してる」
「だから、礼を言わせてほしい」
「出会ってくれてありがとう……そして」
「どうか、いつまでも健やかに」"
自室で李典からの手紙をそっと抱き締めながら声を圧し殺して泣く主人公ちゃんの幻が鮮明に見えました。
ただひたすら主人公ちゃんの幸せを願い続ける李典に胸が締め付けられます。本当は誰よりも自分の手で幸せにしたかった。それでも持ち前の勘の強さと人を思いやる情が高すぎるが故に紡がれた「誰よりも幸せに」「いつまでも健やかに」の言葉がリフレインします。どれだけの心を砕けばそんな穏やかな視線で(幻覚)、表情で(幻覚)そんな言葉が好きな人に言えるの……。李典……。もう会えないなんて嘘じゃん……。
思い返してみれば本当に良い思い出しか残ってないことが今は余計に辛さを増長します。
この一連の流れ、そしてわたしの恋した瞬間=死別を総称して『魏八章李典ショック事件』と呼んでいるのですが、思い出す度に情緒と涙腺がバグります。でもわたしは今までどんな鬱作品や経験をしても最高一週間があれば耐性がつくのでまあ今回も二月は経ったし少しはガチ恋旋風が落ち着いたかな?と思ったんですよね。それからふと思い立って自分の感情を整理するためにこれを書いてみましたがまあ普通に泣いてます。泣きながら書いてます。何これ。わたしずっと李典のこと好きなのこれ。
大分没入してしまったのかガチ恋と言うものの実は喪失感の方が大きいです。李典に会いにオロチ3をしても8エンパをしても不意に泣きたくなります。わたしにとってもう彼は死別してしまった人だからなのでしょうか。未亡人ってこういう心中なの?だとしたら酷い拗らせだな。ゲームですよ。ねえ。
うーん、まだまだわたしは魏八章を引き摺りそうです。
というか……
わたしは李曼成を!!!!!!!!!永遠に引き摺ってやるからな!!!!!!!!!!覚えてろよ!!!!!!!!!!
ところで冷静になって読み返してみるとこの文黒歴史確定で草ですね。まあ追記はしても消す気と修正する気はありませんが。重いね。にゃはは。本当にありがとうございました。