雑多
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「えーではではわたくし三和タイシが!
乾杯の音頭をとりたいと思います!」
「よっ、盛り上げ番長!」
「おっ、いいねぇアカリちゃん!
他二人も盛り上げてよ!」
「そういうのいいからさっさと始めなさいよ」
「同じく」
「はあ~……これだからクール系は……
はいはいわかりました、えー、三和タイシ、櫂トシキ、四会アカリ、戸倉ミサキの成人を祝しまして!」
『乾杯!』
そうして私達四人の飲み会は始まった。
「っんー!おいしい!大人サイコー!」
「それ毎回飲む度聞いてる。」
「だっておいしいんだもーん」
「うわー、アカリちゃん一気飲みかよ、こわー……」
「いや私からすれば一口しか飲んでない三和クンのが怖いわ!」
「一緒にすんな!俺初めての酒ですこれでも!」
「あはは、そうでしたねー、先輩とか友達とかに誘われても"俺、初めての酒は親友と飲むって決めてるんで!"とか言って断ったんだもんねー」
「は、なんで知ってんの怖!」
始まってものの数分、子供みたいに言い合う二人。酔う前からこの騒ぎじゃお酒入ったらどうなることやら……まあでも、とても楽しそうでなによりだ。
見ていて笑みが零れるけど、櫂も同じようでグラスを傾けながら優しい目をして二人を見ている。
「どう?初めてのアルコール。」
向かいに座る櫂にそう話しかけると私の言葉に「ああ、」と言ってグラスを置いた。
「どんなものかと身構えていたが、思っていたよりも飲みやすい。これがアルコールか、と思う苦味はあるが、……うまい、な」
「そ、よかった。」
ここの店は全部個室で、ゆっくり仲間内で飲めるのが売り。私とアカリも二人でよく来る店だ。今飲んでるワインはここに来てまず頼む優しい味わいの度数の低いスパークリングワイン。
「それ、飲んだらこっちのワインかな。一気にアルコールはそれより増すけど、爽やかだから飲みやすい……と思う。それに、これ飲めれば飲める幅も広がるし。」
「ふっ、頼もしいな。こいつと二人だけでどこか飲みに行ったら悲惨なことになっていただろう」
「ひでえ!そんなこと思ってたのかよ!」
「聞いてたのか……」
声をあげる三和、軽くそれをあしらう櫂。
この二人も、長い付き合いなんだっけ。色々あっただろうに今こうして仲良く飲みあってるんだから、素敵な友好関係だな、なんて思う。
私とアカリももう五年の付き合いだけど、比べ物にならないね。
そんなことを考えながらこくり、こくりと残りのスパークリングワインを飲み干す。
ふう、と息をついてふと前を見れば櫂が向かいからじっとこちらを見ていることに気がついた。
「どうかした?」
「いや……」
と言いつつ頬杖をつき、私から目を離さない。首をかしげて見せるとああ、と感嘆にも似たようなため息とともに微笑まれる。
「お前、やはり可愛いな」
「……」
やはりってなんだ、やはりって。
少し思考が固まるが、すぐに合点がいく答えを導く。
「待ってな、水今頼むから。」
「……別に酔っていない」
「はいはい、酔ってる人こそそう言うの。……お冷やひとつお願いします」
目に見えて不機嫌になる櫂をなだめつつ、呼び鈴を押して来た店員に注文する。
ここの店員は動きが早いから、お冷やなんか特にすぐくるかもしれない。
「今の」
「え?」
「視線……気づいてないのか」
個室から店員が去ってすぐそう問われても、思い当たる節がない。視線?誰の。
「……まあいい」
「あ」
ふらりと立ち上がり、戸のすぐ傍に座る私の隣に腰掛ける。と同時にお冷やも届く。
私が対応する前に「ありがとうごさいます」と言って受け取り…どこか冷ややかな瞳を店員に向けた……気がした。
「……なんだ」
「あ、ごめん」
思わず見つめていたので、素直に謝りながら新しいワインをあける。
うーん、気のせい、だったのかな。
「あれ、いつのまにかミサキの隣に櫂クンがいる。じゃーわたしはそっちの三和の隣に行くことにしようー」
乾杯の音頭をとりたいと思います!」
「よっ、盛り上げ番長!」
「おっ、いいねぇアカリちゃん!
他二人も盛り上げてよ!」
「そういうのいいからさっさと始めなさいよ」
「同じく」
「はあ~……これだからクール系は……
はいはいわかりました、えー、三和タイシ、櫂トシキ、四会アカリ、戸倉ミサキの成人を祝しまして!」
『乾杯!』
そうして私達四人の飲み会は始まった。
「っんー!おいしい!大人サイコー!」
「それ毎回飲む度聞いてる。」
「だっておいしいんだもーん」
「うわー、アカリちゃん一気飲みかよ、こわー……」
「いや私からすれば一口しか飲んでない三和クンのが怖いわ!」
「一緒にすんな!俺初めての酒ですこれでも!」
「あはは、そうでしたねー、先輩とか友達とかに誘われても"俺、初めての酒は親友と飲むって決めてるんで!"とか言って断ったんだもんねー」
「は、なんで知ってんの怖!」
始まってものの数分、子供みたいに言い合う二人。酔う前からこの騒ぎじゃお酒入ったらどうなることやら……まあでも、とても楽しそうでなによりだ。
見ていて笑みが零れるけど、櫂も同じようでグラスを傾けながら優しい目をして二人を見ている。
「どう?初めてのアルコール。」
向かいに座る櫂にそう話しかけると私の言葉に「ああ、」と言ってグラスを置いた。
「どんなものかと身構えていたが、思っていたよりも飲みやすい。これがアルコールか、と思う苦味はあるが、……うまい、な」
「そ、よかった。」
ここの店は全部個室で、ゆっくり仲間内で飲めるのが売り。私とアカリも二人でよく来る店だ。今飲んでるワインはここに来てまず頼む優しい味わいの度数の低いスパークリングワイン。
「それ、飲んだらこっちのワインかな。一気にアルコールはそれより増すけど、爽やかだから飲みやすい……と思う。それに、これ飲めれば飲める幅も広がるし。」
「ふっ、頼もしいな。こいつと二人だけでどこか飲みに行ったら悲惨なことになっていただろう」
「ひでえ!そんなこと思ってたのかよ!」
「聞いてたのか……」
声をあげる三和、軽くそれをあしらう櫂。
この二人も、長い付き合いなんだっけ。色々あっただろうに今こうして仲良く飲みあってるんだから、素敵な友好関係だな、なんて思う。
私とアカリももう五年の付き合いだけど、比べ物にならないね。
そんなことを考えながらこくり、こくりと残りのスパークリングワインを飲み干す。
ふう、と息をついてふと前を見れば櫂が向かいからじっとこちらを見ていることに気がついた。
「どうかした?」
「いや……」
と言いつつ頬杖をつき、私から目を離さない。首をかしげて見せるとああ、と感嘆にも似たようなため息とともに微笑まれる。
「お前、やはり可愛いな」
「……」
やはりってなんだ、やはりって。
少し思考が固まるが、すぐに合点がいく答えを導く。
「待ってな、水今頼むから。」
「……別に酔っていない」
「はいはい、酔ってる人こそそう言うの。……お冷やひとつお願いします」
目に見えて不機嫌になる櫂をなだめつつ、呼び鈴を押して来た店員に注文する。
ここの店員は動きが早いから、お冷やなんか特にすぐくるかもしれない。
「今の」
「え?」
「視線……気づいてないのか」
個室から店員が去ってすぐそう問われても、思い当たる節がない。視線?誰の。
「……まあいい」
「あ」
ふらりと立ち上がり、戸のすぐ傍に座る私の隣に腰掛ける。と同時にお冷やも届く。
私が対応する前に「ありがとうごさいます」と言って受け取り…どこか冷ややかな瞳を店員に向けた……気がした。
「……なんだ」
「あ、ごめん」
思わず見つめていたので、素直に謝りながら新しいワインをあける。
うーん、気のせい、だったのかな。
「あれ、いつのまにかミサキの隣に櫂クンがいる。じゃーわたしはそっちの三和の隣に行くことにしようー」