ヘビの命(単発まとめ)
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「わかった!犯人はニンジャだったんだ!現場の天井に張り付いて被害者を待ち伏せて殺したんだよ!」
「何世迷い言言ってんだてめえ、とうとう頭イカれたか?ニンジャなわけねえだろ、犯人は超能力を使って殺したんだよ。そう、絶対的なアリバイを持つこいつこそ超能力で自室から遠隔で殺したんだ!」
「は?ニンジャだよ!」
「超能力者だ!!」
助手を見ているようで見ていない虚ろな目で彼と対立するヘビ探偵と目元に隈をつけながら同じく視点が虚ろな助手に頭を抱える。
「刑事だってニンジャが犯人って思うよね?」
「馬鹿な頭でも分かるだろ?犯人は超能力者だよなあ?」
視線がこちらを向く。
「お前ら……」
『所長』とネームプレートの置かれたテーブルから立ち上がる事件情報の纏まったホワイトボードの前で論争する一人と一匹の元に行き、わなわなと震える両拳をそれぞれの脳天に叩き落とした。
「い゛ったあ!」「ぐっ!?」
「所長命令だ!!!今すぐに寝ろ!!!!!」
痛みに頭を抑える二人の首根っこをそれぞれ片手で掴み(ヘビに首はないが)ずるずると寝室に引き摺る。
「まだ!まだいけるって!」
「俺の推理の何が間違っている!!やめろ引き摺るな離せ!!!」
「自分のことも客観視できないやつに仕事が出来るか!さっさと寝て思考をクリーンにさせろ!!!」
喚く二人を寝室にぶちこんですぐさまドアを閉める。
抗議の声が聞こえてきたがドアを開ける様子はない。
……一分も経たずに静まる向こう側に、そっと扉を開ける。
「……まったく、自分で布団にもいけないのかこいつらは」
ドア前で力尽き倒れるように眠った二人をベッドに運び、やれやれと溜め息をついた。
……まあこれが俺の仕事なのだから別に苦ではない。
頭脳を使うのはこいつらで、俺はその二人を支えるためにここにいる。
本人はあっけらかんと自分のために俺を所長として、助手をもう一人の頭脳役として雇ったのだと言い放ったが、『探偵事務所所長』という実に俺にとって体の言い名目でここに置いてくれたヘビ探偵には感謝しかない。
……さて、今日の夜はご馳走だな。五徹して十五件もの依頼を解決した二人には好物を作ってやらんとな。その仕込みを始めるとしよう。
気合いを入れて袖を捲った。
ヘビ探偵
天才的な頭脳を持つ奇跡のヘビ。探偵事務所を一匹で立ち上げたはいいもののヘビということもあり依頼は月に一度あるかないかで途方に暮れていた最中たまたま立ち寄った旅館で件の事件に巻き込まれる。
事件後無職となった刑事を探偵事務所の名ばかりの所長として引き入れる。理由は探偵事務所所長という立場にぴったりな見てくれのよさ、名ばかりであることへの覚悟、そして無敗刑事という知名度を持ち合わせていたからである。
ブラックドクターも雇ったのは忙しくなることを見越してのこと。別に拒否されたらされたで構わなかったが普通にスカウトに成功したのでラッキーくらいに思っている。逆に言うとその程度にしか思っていない。
そしてヘビ探偵の読み通り、刑事を所長にしてから依頼が次々と舞い込むようになった。だが舞い込むようになった依頼のその多さは完全な計算外以上であり喜びの悲鳴をあげている。
ブラックドクター
事件の黒幕だったがヘビ探偵に拾われる。
死んだことになっているので眼鏡をコンタクトにしたり以前のイメージカラーからはかけ離れたファッションをしたりなどをしている。
ヘビ探偵のスカウトに応じたのは自分を打ち負かしたヘビ探偵より多くの依頼を解決してやろうという対抗意識があったからだが全てを失い行くところもない、しかし死にたくはないと縋るしかなかったのが本音。
ヘビ探偵とは毎日仲良く喧嘩している。
刑事
事件後無敗の称号のまま退職し無職となったのも束の間ヘビ探偵にスカウトされる。ただ座っているだけでいいというトンデモ待遇に迷うのは一瞬、探偵事務所の名ばかりの所長となる。
毎日さっぱり自分には解ける気がしない難事件が舞い込む事務所に本当に月一でしか依頼が来なかったのか……?と自分の無敗の元刑事というネームバリューに軽く恐れを抱きながら今日も所長の椅子にふんぞり返る仕事をする。
基本的に事務所で留守を任されているのでさすがの俺も椅子にふんぞり返る仕事だけでは気が休まらないと家事全般を行う。最近段々手際がよくなってきたらしい。
「何世迷い言言ってんだてめえ、とうとう頭イカれたか?ニンジャなわけねえだろ、犯人は超能力を使って殺したんだよ。そう、絶対的なアリバイを持つこいつこそ超能力で自室から遠隔で殺したんだ!」
「は?ニンジャだよ!」
「超能力者だ!!」
助手を見ているようで見ていない虚ろな目で彼と対立するヘビ探偵と目元に隈をつけながら同じく視点が虚ろな助手に頭を抱える。
「刑事だってニンジャが犯人って思うよね?」
「馬鹿な頭でも分かるだろ?犯人は超能力者だよなあ?」
視線がこちらを向く。
「お前ら……」
『所長』とネームプレートの置かれたテーブルから立ち上がる事件情報の纏まったホワイトボードの前で論争する一人と一匹の元に行き、わなわなと震える両拳をそれぞれの脳天に叩き落とした。
「い゛ったあ!」「ぐっ!?」
「所長命令だ!!!今すぐに寝ろ!!!!!」
痛みに頭を抑える二人の首根っこをそれぞれ片手で掴み(ヘビに首はないが)ずるずると寝室に引き摺る。
「まだ!まだいけるって!」
「俺の推理の何が間違っている!!やめろ引き摺るな離せ!!!」
「自分のことも客観視できないやつに仕事が出来るか!さっさと寝て思考をクリーンにさせろ!!!」
喚く二人を寝室にぶちこんですぐさまドアを閉める。
抗議の声が聞こえてきたがドアを開ける様子はない。
……一分も経たずに静まる向こう側に、そっと扉を開ける。
「……まったく、自分で布団にもいけないのかこいつらは」
ドア前で力尽き倒れるように眠った二人をベッドに運び、やれやれと溜め息をついた。
……まあこれが俺の仕事なのだから別に苦ではない。
頭脳を使うのはこいつらで、俺はその二人を支えるためにここにいる。
本人はあっけらかんと自分のために俺を所長として、助手をもう一人の頭脳役として雇ったのだと言い放ったが、『探偵事務所所長』という実に俺にとって体の言い名目でここに置いてくれたヘビ探偵には感謝しかない。
……さて、今日の夜はご馳走だな。五徹して十五件もの依頼を解決した二人には好物を作ってやらんとな。その仕込みを始めるとしよう。
気合いを入れて袖を捲った。
ヘビ探偵
天才的な頭脳を持つ奇跡のヘビ。探偵事務所を一匹で立ち上げたはいいもののヘビということもあり依頼は月に一度あるかないかで途方に暮れていた最中たまたま立ち寄った旅館で件の事件に巻き込まれる。
事件後無職となった刑事を探偵事務所の名ばかりの所長として引き入れる。理由は探偵事務所所長という立場にぴったりな見てくれのよさ、名ばかりであることへの覚悟、そして無敗刑事という知名度を持ち合わせていたからである。
ブラックドクターも雇ったのは忙しくなることを見越してのこと。別に拒否されたらされたで構わなかったが普通にスカウトに成功したのでラッキーくらいに思っている。逆に言うとその程度にしか思っていない。
そしてヘビ探偵の読み通り、刑事を所長にしてから依頼が次々と舞い込むようになった。だが舞い込むようになった依頼のその多さは完全な計算外以上であり喜びの悲鳴をあげている。
ブラックドクター
事件の黒幕だったがヘビ探偵に拾われる。
死んだことになっているので眼鏡をコンタクトにしたり以前のイメージカラーからはかけ離れたファッションをしたりなどをしている。
ヘビ探偵のスカウトに応じたのは自分を打ち負かしたヘビ探偵より多くの依頼を解決してやろうという対抗意識があったからだが全てを失い行くところもない、しかし死にたくはないと縋るしかなかったのが本音。
ヘビ探偵とは毎日仲良く喧嘩している。
刑事
事件後無敗の称号のまま退職し無職となったのも束の間ヘビ探偵にスカウトされる。ただ座っているだけでいいというトンデモ待遇に迷うのは一瞬、探偵事務所の名ばかりの所長となる。
毎日さっぱり自分には解ける気がしない難事件が舞い込む事務所に本当に月一でしか依頼が来なかったのか……?と自分の無敗の元刑事というネームバリューに軽く恐れを抱きながら今日も所長の椅子にふんぞり返る仕事をする。
基本的に事務所で留守を任されているのでさすがの俺も椅子にふんぞり返る仕事だけでは気が休まらないと家事全般を行う。最近段々手際がよくなってきたらしい。
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