ヘビの命(単発まとめ)
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あらこんにちは。
ええ、見ての通り畑を触ってたの。
話?ええ、ちょうど作業にも目処が立ったところだからいいわよ。
……あそこのヘビ探偵事務所に住んでいる助手の方について?
そうねえ、とても好青年ですれ違ったりするときには爽やかに挨拶をしてくれるわよ。性格も顔もイケメンでほんと、目の保養……私があと20年若くて旦那と結婚してなかったらアタックしてたかもしれないわね。
そうそう、台風がくる前にヘビ探偵ちゃんと一緒にうちの補強なんかもしてくれたわ。うちだけじゃなくてこの辺の近所で腰を悪くしてる家主の家なんかは全部よ?しかも無償で!
そもそも探偵の仕事でもないだろうに、立派よね……本当にあのときはありがたかったわ。
え?ヘビ探偵ちゃんとの関係?助手くんがヘビ嫌い?……仲が悪い筈だって?
……っあはは!あの二人を間近で見てないからそんなこと言えるのよ!いやねえ!絶対間近で見てたらそんなこと言えない筈だもの!
たま~に声を荒げているときもあるけど大体お互いが無茶したことが原因でお説教されてるとかよ?
ヘビ探偵ちゃんは助手くんをすごく大切にしてるし何より……貴方が言うヘビ嫌いの助手くんの方がよっぽどヘビ探偵ちゃんを信頼してるように見えるわよ。
まあそうね……その質問の参考になるかはわからないけど、ヘビ探偵ちゃんが助手くんを拾って初めの頃はまるで壊れ物かのように恐る恐るヘビ探偵ちゃんに接していることが多かったわ。でも今ではすっかりそんなことがあった面影もなくヘビ探偵を肩に乗せて外に出るときはいつでも一緒。
あの二人はお互いを信頼しあってる。仲が悪いだなんてありえないわ。
……私?私もヘビ探偵ちゃん大好きよ?
私だけじゃないわ、この町に住む人間は全員ヘビ探偵ちゃんが好きでしょうね。
確かにヘビの地位は低いかもしれないけどこの町でヘビを雑に扱うヒトはいないわ。
彼は探偵として、ヒトとして……あらやだ、ヒトじゃないわね。ヘビとして、本当に信頼できる子よ。だからあの助手くんも、ヘビ探偵ちゃんに惹かれたんでしょうね。
……ねえ、貴方がどうして助手くんを調べているかわからないけど、この町でまだ助手くんの聞き込みを続けるなら気を付けなさい?ヘビ探偵ちゃんの大切な子はみんなの大切な子だから……もし適当なでっちあげで二人を傷付けるようなら私達が許さないからね。
あの二人はまるで親子だよ。ヘビとヒトがそんなのおかしいと思うだろうがね、儂の目にはそう見える……。いや、この町に住む人間なら誰しもそう見えるだろう。それほど、あの助手はヘビ探偵を慕っておるんだよ。そして、その受けた恩を日々返そうとしているのだ。……我々老いぼれどもにも、手を差し伸べてくれる。自らが受けた優しさをヒトにも向けるなんて今時の若者にはなかなかできんことだと思わないか?
……立派な青年にしか見えないがね。
「そこのヒト、こんばんは」
聴き込みを終え、署に戻ろうとしたときだった。
背後からかけられる声。
聴いたことのない声にも関わらず、僕はこの声の主が誰なのかすぐに察しがついた。
近所ネットワーク恐るべし、か。
「……こんばん、は、」
振り向いて、固まる。挨拶も尻すぼみになる。
予想していなかった人物も、そこにいたからだ。
「聞き込みした貴方ならお分かりでしょうが、ヘビ探偵を大切にしている助手がこんな時間に一匹で出歩かせるわけないでしょう?」
振り向いた先にいたのは肩に乗るヘビ探偵と、
「……ブラック、ドクター……!」
「君の知り合い?」
「さあ」
「とぼけるな!お前のせいで……僕は……僕は!」
「僕は?」
「……僕はっ!彼女に振られたんだ!!!!!」
「………………は?」
「ありゃ……」
「……帰りましょう、馬鹿馬鹿しい」
「待ってよ助手、状況はよくわからないけどこのままだとこのヒトの妬み嫉みであることないこと言われて君がどうこう言われるのも嫌だしもう少し話を」
「私がどう言われようと貴方が傷付かないのなら問題ないですよ」
「それが嫌だって言ってるの」
「……ちっ」
「いい子。……えーと、君。聞き込みするくらいだし僕の事務所の場所はわかるよね。このまま来てもいいけどまだ勤務中扱いだろうし一回署に戻ってやることやってから僕の事務所おいで。話はそこでしよう」
「それで!こいつが死体もなく死んだことになったから!ぼくが好きなヒトはその死を信じられない、私は彼がまだ生きてるって信じてるから、想いが断ち切れないからあなたと付き合うことはできないって!」
「なるほど……」
彼に相槌を打ちながらちらりと隣に座る助手を見る。
助手は心底嫌そうに、足すらも鳴らして早く帰れとこのお客さんにアピールしているようだった。
しかしお酒が入っている彼には効果もなく「どうしてこんな顔だけのやつが!うう~!!」と机に突っ伏しながら喚いている。
「……なんで酒出したんですか」
「口開いてくれるかなって……」
「まあ望み通りべらっべら開いてくれてますね、当分口が閉じることはないでしょうよ」
「……ごめんって……」
助手は自分の思い通りにならない人間が嫌いだ。
そして、自分の予定を狂わされることがもっと嫌いだ。
「また明日、やろうよ。ね?」
「折角楽しみにしていたんですがね、ヘビ探偵がこいつさえ誘わなければ……」
「元を辿れば君が招いたことでもあるんだから」
「さあ?私はブラックドクターではないので」
「……」
「そうでしょう?」
「はあ……そうでした」
僕を論破したのが嬉しかったのかずっとしかめていた顔がようやく微かにでも笑ってくれたのでほっとする。
……実は今夜僕と助手は録画していた大量のクイズ番組を見てどちらが多く正解するかの勝負をしようとしていたのだ。
まさかこんな機嫌を損ねるほど楽しみにしていたとは思わなかったが……。
「聴いてるかよヘビ探偵さあん!そんな顔だけの男じゃなくてぼくの話を聴いてくださいよお!!」
「ああごめんごめん、聴いてるよ」
「その顔だけの男に負けたんだよお前は」
「なんだとぉ……?」
「ちょ、助手?」
「もうてめえは帰れよいい加減!ここでピーピーピーピー喚きやがって、そんな女々しければそりゃ女にもフラれるだろうなあ!!?」
「いや第二形態並みの口の悪さだよ!!落ち着いて助手!どこが沸点だったの!?」
「なんだよぼくからあの子だけじゃなくヘビ探偵さんすらも奪うのかよおまえはあ!!」
「端からてめえのじゃねえだろうが!!」
「二人ともやめてってば!!近所迷惑だよ!!」
「中途半端に優しくしたら余計べたべた甘えてくるんですこういうやつは!もう充分でしょう?!」
「酔っぱらいなんだから大目に見てあげてよ!」
「……こいつだけに構わないでくださいよ」
ぎゅう、と尾を掴まれながら見詰められる。
「いやそんなこと初めから……」
そこでようやく、はた、と。
助手をよく見る。それから助手の手元の空になったコップ。
「……助手も酔ってたのか……」
なんかもう頭が痛くなってきたな……。
目の前でまた僕を取りあう言いあいを始めた二人をぼんやりと眺めながら溜め息をついた。
「ほんっとーに昨日はすいませんでした!」
次の日の早朝。玄関で彼が頭を深く下げながらそう言った。
「いいよいいよ、色々と助手への誤解とか解けた?」
「まあ……そうですね。なんかこう、妬んでたのが馬鹿らしくなりました。おかげさまで」
「それはよかった、もう二度とここに来ることがなさそうで安心です」
「助手」
「すいません」
隠すことなく態度の悪い助手だったが、彼の方はというと表情からもう助手に対して妬みなどの感情は消えていた。
「……えーと、ブラックドクター……じゃない、助手さん」
「……なんですか?」
「悪かった、似たようなことして」
「似たようなこと?」
「酔ってたとはいえ慕ってるヘビ探偵を奪おうとして……」
「……待てなんの話だ」
「あまりにも近所の人達があそこの助手はヘビ探偵が大好きだって言うからつい魔が差した。でもお前があんなに誰かのことで声荒げるなんて思わなくて……なんか親近感沸いたよ。お前も人間だったんだな」
「待てほんとに」
「僕も新しい恋始めることにするよ……あとお前のことも黙っとく。ヘビ探偵さんには世話になったし……っとやばい、もう署行かないと!すいませんアイロンとかもしてもらっちゃって!じゃヘビ探偵さん!ほんとにありがとうございました!後日また改めて昨晩のお礼しにくるんで!」
「おい待て馬鹿!!」
「きをつけていってらっしゃーい」
最後ばたばたとしながら玄関を出ていく彼を見送り、静かな事務所が戻ってきた。
暫しの沈黙。
「……あの」
「うん」
「……違いますから」
「何も言ってないよ?さ、今日もお仕事しようか」
「……はい」
「あ、それとも近所に誤解を解いて周ろうか?
助手は僕を大好きっていうのは誤解だって」
「勘弁してください……」
消え入りそうな声でそう言うものだから堪えきれず笑った。
ああ、今日も平和な一日になりそうだ。
<参考:10/29誕生花とその花言葉>
アゲラタム 信頼
月下美人 儚い美、儚い恋、繊細、快楽
リンゴ(林檎) 導かれるままに
ストレプトカーパス 信頼に応える、主張
グロリオサ 頑強、華麗、栄光
ええ、見ての通り畑を触ってたの。
話?ええ、ちょうど作業にも目処が立ったところだからいいわよ。
……あそこのヘビ探偵事務所に住んでいる助手の方について?
そうねえ、とても好青年ですれ違ったりするときには爽やかに挨拶をしてくれるわよ。性格も顔もイケメンでほんと、目の保養……私があと20年若くて旦那と結婚してなかったらアタックしてたかもしれないわね。
そうそう、台風がくる前にヘビ探偵ちゃんと一緒にうちの補強なんかもしてくれたわ。うちだけじゃなくてこの辺の近所で腰を悪くしてる家主の家なんかは全部よ?しかも無償で!
そもそも探偵の仕事でもないだろうに、立派よね……本当にあのときはありがたかったわ。
え?ヘビ探偵ちゃんとの関係?助手くんがヘビ嫌い?……仲が悪い筈だって?
……っあはは!あの二人を間近で見てないからそんなこと言えるのよ!いやねえ!絶対間近で見てたらそんなこと言えない筈だもの!
たま~に声を荒げているときもあるけど大体お互いが無茶したことが原因でお説教されてるとかよ?
ヘビ探偵ちゃんは助手くんをすごく大切にしてるし何より……貴方が言うヘビ嫌いの助手くんの方がよっぽどヘビ探偵ちゃんを信頼してるように見えるわよ。
まあそうね……その質問の参考になるかはわからないけど、ヘビ探偵ちゃんが助手くんを拾って初めの頃はまるで壊れ物かのように恐る恐るヘビ探偵ちゃんに接していることが多かったわ。でも今ではすっかりそんなことがあった面影もなくヘビ探偵を肩に乗せて外に出るときはいつでも一緒。
あの二人はお互いを信頼しあってる。仲が悪いだなんてありえないわ。
……私?私もヘビ探偵ちゃん大好きよ?
私だけじゃないわ、この町に住む人間は全員ヘビ探偵ちゃんが好きでしょうね。
確かにヘビの地位は低いかもしれないけどこの町でヘビを雑に扱うヒトはいないわ。
彼は探偵として、ヒトとして……あらやだ、ヒトじゃないわね。ヘビとして、本当に信頼できる子よ。だからあの助手くんも、ヘビ探偵ちゃんに惹かれたんでしょうね。
……ねえ、貴方がどうして助手くんを調べているかわからないけど、この町でまだ助手くんの聞き込みを続けるなら気を付けなさい?ヘビ探偵ちゃんの大切な子はみんなの大切な子だから……もし適当なでっちあげで二人を傷付けるようなら私達が許さないからね。
あの二人はまるで親子だよ。ヘビとヒトがそんなのおかしいと思うだろうがね、儂の目にはそう見える……。いや、この町に住む人間なら誰しもそう見えるだろう。それほど、あの助手はヘビ探偵を慕っておるんだよ。そして、その受けた恩を日々返そうとしているのだ。……我々老いぼれどもにも、手を差し伸べてくれる。自らが受けた優しさをヒトにも向けるなんて今時の若者にはなかなかできんことだと思わないか?
……立派な青年にしか見えないがね。
「そこのヒト、こんばんは」
聴き込みを終え、署に戻ろうとしたときだった。
背後からかけられる声。
聴いたことのない声にも関わらず、僕はこの声の主が誰なのかすぐに察しがついた。
近所ネットワーク恐るべし、か。
「……こんばん、は、」
振り向いて、固まる。挨拶も尻すぼみになる。
予想していなかった人物も、そこにいたからだ。
「聞き込みした貴方ならお分かりでしょうが、ヘビ探偵を大切にしている助手がこんな時間に一匹で出歩かせるわけないでしょう?」
振り向いた先にいたのは肩に乗るヘビ探偵と、
「……ブラック、ドクター……!」
「君の知り合い?」
「さあ」
「とぼけるな!お前のせいで……僕は……僕は!」
「僕は?」
「……僕はっ!彼女に振られたんだ!!!!!」
「………………は?」
「ありゃ……」
「……帰りましょう、馬鹿馬鹿しい」
「待ってよ助手、状況はよくわからないけどこのままだとこのヒトの妬み嫉みであることないこと言われて君がどうこう言われるのも嫌だしもう少し話を」
「私がどう言われようと貴方が傷付かないのなら問題ないですよ」
「それが嫌だって言ってるの」
「……ちっ」
「いい子。……えーと、君。聞き込みするくらいだし僕の事務所の場所はわかるよね。このまま来てもいいけどまだ勤務中扱いだろうし一回署に戻ってやることやってから僕の事務所おいで。話はそこでしよう」
「それで!こいつが死体もなく死んだことになったから!ぼくが好きなヒトはその死を信じられない、私は彼がまだ生きてるって信じてるから、想いが断ち切れないからあなたと付き合うことはできないって!」
「なるほど……」
彼に相槌を打ちながらちらりと隣に座る助手を見る。
助手は心底嫌そうに、足すらも鳴らして早く帰れとこのお客さんにアピールしているようだった。
しかしお酒が入っている彼には効果もなく「どうしてこんな顔だけのやつが!うう~!!」と机に突っ伏しながら喚いている。
「……なんで酒出したんですか」
「口開いてくれるかなって……」
「まあ望み通りべらっべら開いてくれてますね、当分口が閉じることはないでしょうよ」
「……ごめんって……」
助手は自分の思い通りにならない人間が嫌いだ。
そして、自分の予定を狂わされることがもっと嫌いだ。
「また明日、やろうよ。ね?」
「折角楽しみにしていたんですがね、ヘビ探偵がこいつさえ誘わなければ……」
「元を辿れば君が招いたことでもあるんだから」
「さあ?私はブラックドクターではないので」
「……」
「そうでしょう?」
「はあ……そうでした」
僕を論破したのが嬉しかったのかずっとしかめていた顔がようやく微かにでも笑ってくれたのでほっとする。
……実は今夜僕と助手は録画していた大量のクイズ番組を見てどちらが多く正解するかの勝負をしようとしていたのだ。
まさかこんな機嫌を損ねるほど楽しみにしていたとは思わなかったが……。
「聴いてるかよヘビ探偵さあん!そんな顔だけの男じゃなくてぼくの話を聴いてくださいよお!!」
「ああごめんごめん、聴いてるよ」
「その顔だけの男に負けたんだよお前は」
「なんだとぉ……?」
「ちょ、助手?」
「もうてめえは帰れよいい加減!ここでピーピーピーピー喚きやがって、そんな女々しければそりゃ女にもフラれるだろうなあ!!?」
「いや第二形態並みの口の悪さだよ!!落ち着いて助手!どこが沸点だったの!?」
「なんだよぼくからあの子だけじゃなくヘビ探偵さんすらも奪うのかよおまえはあ!!」
「端からてめえのじゃねえだろうが!!」
「二人ともやめてってば!!近所迷惑だよ!!」
「中途半端に優しくしたら余計べたべた甘えてくるんですこういうやつは!もう充分でしょう?!」
「酔っぱらいなんだから大目に見てあげてよ!」
「……こいつだけに構わないでくださいよ」
ぎゅう、と尾を掴まれながら見詰められる。
「いやそんなこと初めから……」
そこでようやく、はた、と。
助手をよく見る。それから助手の手元の空になったコップ。
「……助手も酔ってたのか……」
なんかもう頭が痛くなってきたな……。
目の前でまた僕を取りあう言いあいを始めた二人をぼんやりと眺めながら溜め息をついた。
「ほんっとーに昨日はすいませんでした!」
次の日の早朝。玄関で彼が頭を深く下げながらそう言った。
「いいよいいよ、色々と助手への誤解とか解けた?」
「まあ……そうですね。なんかこう、妬んでたのが馬鹿らしくなりました。おかげさまで」
「それはよかった、もう二度とここに来ることがなさそうで安心です」
「助手」
「すいません」
隠すことなく態度の悪い助手だったが、彼の方はというと表情からもう助手に対して妬みなどの感情は消えていた。
「……えーと、ブラックドクター……じゃない、助手さん」
「……なんですか?」
「悪かった、似たようなことして」
「似たようなこと?」
「酔ってたとはいえ慕ってるヘビ探偵を奪おうとして……」
「……待てなんの話だ」
「あまりにも近所の人達があそこの助手はヘビ探偵が大好きだって言うからつい魔が差した。でもお前があんなに誰かのことで声荒げるなんて思わなくて……なんか親近感沸いたよ。お前も人間だったんだな」
「待てほんとに」
「僕も新しい恋始めることにするよ……あとお前のことも黙っとく。ヘビ探偵さんには世話になったし……っとやばい、もう署行かないと!すいませんアイロンとかもしてもらっちゃって!じゃヘビ探偵さん!ほんとにありがとうございました!後日また改めて昨晩のお礼しにくるんで!」
「おい待て馬鹿!!」
「きをつけていってらっしゃーい」
最後ばたばたとしながら玄関を出ていく彼を見送り、静かな事務所が戻ってきた。
暫しの沈黙。
「……あの」
「うん」
「……違いますから」
「何も言ってないよ?さ、今日もお仕事しようか」
「……はい」
「あ、それとも近所に誤解を解いて周ろうか?
助手は僕を大好きっていうのは誤解だって」
「勘弁してください……」
消え入りそうな声でそう言うものだから堪えきれず笑った。
ああ、今日も平和な一日になりそうだ。
<参考:10/29誕生花とその花言葉>
アゲラタム 信頼
月下美人 儚い美、儚い恋、繊細、快楽
リンゴ(林檎) 導かれるままに
ストレプトカーパス 信頼に応える、主張
グロリオサ 頑強、華麗、栄光