ファイアーエムブレム 風花雪月のエーデルガルトをどう思っているか……ですか。

私の推し学級が黒鷲の学級という事もあって彼女は級長で一番お気に入りです。それはさておき、彼女についてはフォドラ大陸の地に戦争を起こした張本人である事や黒幕の闇に蠢く者(アガルタの民)と手を組んでいるという(これに関してはナバテアとアガルタの両方を一度に敵に回して相手にするのは無理があったからであってアガルタもエーデルガルトにとっていずれは倒すべき存在)理由で嫌っている人も一定数いますが、彼女は戦争を起こす罪を知った上で自分が決起しなければフォドラ大陸とこの地に生きる人間達に大きな被害が遠からず起きてしまう事をみこして、この道がレアという名の偽りの女神、闇に蠢く者達からの脱却、本当の意味で人間の世、人間の未来に繋がると信じ、自分や兄弟姉妹(リシテアもエーデルガルトや彼女の兄弟姉妹と同じ被害にあっている)のような犠牲者を出してはならないという優しさ、たった一人生き残ったアドラステア帝国の継承者、炎の紋章を得たものとして、世界に人の安寧を取り戻すという王族としての責任感、誰より強い意志で未来を見据えて進んでいるという全ての行動を見ているとフォドラ大陸とこの地に生きる人間達の未来を一番に考えていたのは間違いなく彼女だと断言出来ます。

これまでの当たり前(紋章で有無で差別する女神こそ正しい教義とする女神の眷属の統治)を当たり前ではないと疑問に思って立ち向かう事が出来る彼女の指導力、統治者としての力量は素晴らしいものがありますよ。彼女があのタイミングで決起しなければフォドラ大陸の人間達はかつてのようにナバテアとアガルタの板挟みにされ、彼らの闘争に巻き込まれて全滅させられていた事は確実ですし、その未来の方がフォドラ大陸とこの地に生きる人間達にとって遥かに不幸です。

それにエーデルガルトが敵になる紅花の章以外の章でも最終的にレアが表舞台から引退し、例え一人一人が弱くても人と人が支え合って管理から脱却して自立して人間として生きていく世が訪れるという物語の構成からしてレアの統治が間違っているというメッセージが一貫している事からしてエーデルガルトの決起はフォドラ大陸とこの地に生きる人間達を救ったのは間違いなく紛れもない事実です。

2025/02/24 17:48