明君(名君)だと評価しているファイアーエムブレムシリーズのキャラクターは、迷うところですが、一番の名君だと断言できるのはロイですね。

作中で一度も撤退戦、負け戦、耐久戦がないという快挙を成し遂げただけではなく、作中で一番危なかったと思われるナーシェン達のリキアへの侵略も先手を打ってセシリアに手紙を出して要請をかけていた事により回避し、無駄な戦いを避ける姿勢を示しているが侵略してきたベルンに対しては終始毅然とした対応をしていて決してただの甘ちゃんではない事が分かるし、窮地に陥ったり急遽決断を迫られても大きく取り乱すことはなく常に冷静で、セシリアに手紙(エトルリア王国からの支援要請)を出した時も諸侯内のいざこざの解決に大国を頼るリスクを承知しつつも「先への不安で二の足をふみ全てを失うよりも、本当に大切なものを守るために　少しでも可能性があるところにかけるべきだろう」と、目先に迫るベルン王国の脅威を推し量ってその上でリキア同盟とその存続の可能性を信じてエトルリア王国の保護下に入る事を選んでその結果西方三島左遷からのクーデターという更なる波乱を招く事になるけれどそれらも乗り越えてリキアを守り通してみせた事実、西方三島でエルフィンから一部真実を告げられた上で『ロイ達が左遷されてる間にリキア諸侯がエトルリアの腐敗貴族やそれに通じる裏切者に侵略される可能性があるから早く戻った方が良い』と炊きつけられた時もオスティアで留学時に習った事を反復して「リキアには父上やセシリアが居るが、この島には自分たちしかいない」「今この島を見捨てて帰ったら、自分たちがここでしてきた事全てがウソになる」と多角的な視野から今自分たちがなすべき最適解を導き出してエルフィンの信頼を得た事、更にサカ草原でもクトラ族の族長ダヤンから『ベルン軍を撤退させてくれたことは感謝するが、エトルリア軍がサカに居座るつもりなら新たな侵略者と見なし全面戦争も辞さない』とサカ部族の誇りを譲れない彼に対しても即座に同意したりせず、すぐ離れる訳にはいかないという事を念頭に置きつつ「ベルン軍をサカから撤退させてもベルン王国へ遠征して災いの根本を絶たねば意味がない」「ベルン王国との戦争が完全に終結すれば軍を引き上げることを約束する」と近視眼的な対応ではなく大局的な方針を示すことでサカ部族の協力を取り付けることに成功する会話力の高さといいこの政治力の高さで15歳とかいい意味で恐ろしすぎます。ロイのこの人間力と政治力の高さを見ているとセシリアはユニットとしてはネタにされまくりですが、人に物を教える師としては凄く優秀だという事を実感できますね。

そしてこれからも質問していいですか？との事ですが、もちろんOKですよ。

2024/12/16 17:48