MOTHER小説

雪が舞い降る白銀の町、ウィンターズ。ウィンターズの雪の町を一緒に散歩しているジェフとトニー。トニーは幸せそうにジェフの車椅子を引いている。トニーはその幸せそうな笑顔でジェフにこう言う。

「ジェフー、大人になったら結婚しようねー♪」

結婚しようねと笑顔で言うトニーにジェフはこう言う。

「結婚しようって……、僕でいいのかい?」

ジェフの言葉にきょとんとした顔をするトニー。ジェフは言葉を続ける。

「僕……、君の未来を奪う事になるんだよ?僕は義足だし僕と一緒になったら君が苦労し……」

「そんな事どうでもいいよ!」

自分と一緒になったら苦労するとジェフが全部言う前にトニーはそんな事どうでもいいと叫ぶ。

「トニー……?」

「苦労とかどうでもいいよ!僕はジェフと一緒にいるのが一番の幸せなんだ!」

ジェフと一緒にいるのが一番の幸せだと言うトニーはさらにこう続ける。

「僕……、ジェフのためならなんだってできるよ。ジェフと一緒にいたいもん……」

トニーはそう言いジェフに口付けした。

「ジェフ……、大好きだよ」

トニーはジェフを抱きしめた。トニーの温もりが凄くあたたかくて心地いい。ジェフはそんなトニーの気持ちに心から嬉しくなった。

「トニー……、僕も君が大好きだよ……」

ジェフはそう言いトニーに口付けした。

二人は幸せを感じていた。ジェフにとってトニーが一緒にいてくれる事が一番の幸せでトニーにとってジェフが一緒にいてくれる事が一番の幸せ。その一番の幸せが今、ここにあるのだから……。



END
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