MOTHER小説

あの冒険の日々から1ヶ月がたち、ポーラは普通のいつもどおりの日々を過ごしている。

ふと、ポーラはネスの事を想う。

「ああ、ネス、今頃何してるのかしら……。冒険の最後の日に言えなかった気持ちをあなたに伝えたい……」

そんな事を考えていた時、お客さんが家にくる。ポーラはドアを開けた。

「あ!ポーラ!元気そうだね!」

「ネス……!」

お客さんはたった今ポーラが想っていた男の子、ネスだ。会いたいと思っていた時の彼の訪問にポーラは驚きを隠せない。

「あははっ、ポーラに凄く会いたくなって来たんだ!」

「ネス……、私もあなたに凄く会いたかったの……。あ、あがって!」

「うん!」

……ネスとポーラはくつろぎながらお互いの近況などいろいろな事を話していた───



そして久しぶりの再会の時を存分に楽しんだ二人。ネスが帰る時がやってきた。



「それじゃ、ポーラ、またね!」

「あっ、あの!ネス!」

「何?」

「あの時……、冒険の最後の日に言いたかったけど忘れちゃってた事……言っていい?」

「う、うん」

「私……私ね、ネスが大好きなの!」

「ポーラ……」

「ネス……、これが冒険の最後の日に言えなかった私の言いたかった気持ちよ」

ポーラの気持ちを聞き、ネスは顔中が赤くなりネスはポーラにこう言う。

「ポーラ……、僕も君が……君が大好きだよ」



END
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