ぷよぷよ小説

「やっと会えるんですのね……、シェゾさん……」

ウィッチは嬉しそうに呟いた。今日は5年も会っていないシェゾと再会を果たす日。シェゾは最強の闇魔導師になるために旅立っていた。電話や手紙で連絡は取り合っていたが顔を合わせるのはシェゾが旅立ったあの日以来だ。

愛しいシェゾと5年ぶりに顔を会わせられると思うとウィッチは嬉しさでいっぱいになっている。

そして愛しいシェゾの声が……。

「……ウィッチ!」

「シェゾさん……!」

やっと5年ぶりの再会を果たしたシェゾとウィッチ。その瞬間二人の再会を祝うように優しく風が吹いた。嬉しそうなウィッチの笑顔を見ながらシェゾはこう言った。

「今までお前に寂しい思いさせてすまん……、でもこれからはずっと一緒にいられる」

「もう……、電話や手紙だけで我慢しなくていいんですの……?」

「ああ」

「シェゾさん……!」

「うわっ……お、おい!」

ウィッチはこれからはずっと一緒にいられるというシェゾの言葉に心から嬉しくなってシェゾに抱きついた。そして最高の笑顔でこう言った……。

「シェゾさん……、これからは……これからはずっと一緒ですわ……!」



END
18/28ページ
    スキ