MOTHER小説

ニンテンとロイドがダンカン工場の奥にあるロケットを発射して線路をふさいでいた大岩を破壊した事により、邪魔な大岩がなくなってパラダイススーパーエキスプレスが走れるようになった。なのでニンテンとロイドはパラダイススーパーエキスプレスに乗ってレインディアの町へ向かっている。

「わぁ~!さすがパラダイススーパーエキスプレス!予想以上の速さだよ~!」

(ニンテンはしゃぎすぎ……)

「それにこの最高の乗りごこち!電車とは比べものにならないよーっ!」

ニンテンは初めて乗るパラダイススーパーエキスプレスに大興奮する。そんな大興奮しているニンテンを乗車している他の客がじろじろと見ている。

(乗車している人達本当に僕達の事じろじろ見てるなぁー……。なんとかしてニンテンを止めないと……!)

ロイドは大興奮しているニンテンを止めようとする。

「ニンテン!パラダイススーパーエキスプレスに大興奮する気持ちも分かるけどまわりに迷惑だから落ちついてくれ!」

「こんなに快適なパラダイススーパーエキスプレスに乗ってノリノリにならずにはいられないよ~!」

「ニンテン!本当にまわりに迷惑だしじろじろ見られるからやめてくれ~!」

「ん?ロイドもパラダイススーパーエキスプレス初めてなんだろ?一緒にノリノリでいこーぜ!」

「ニ~ン~テ~ン~!!」

こんなやりとりが繰り返されてるうちにパラダイススーパーエキスプレスがレインディア駅についたようだ。

「あ~!最高の乗りごこちだった~!ロイド、また一緒に乗ろーな!」

「結局君の興奮はおさまらないし乗車してる人達にじろじろ見られるし本当に恥ずかしかったよ……。もう二度と君とは乗りたくない」

「そんな事言わないでくれよ~。今度乗る時は絶対静かにするからさ!」

「……本当かい?」

「も、もちろん!……多分」

「最後の「……多分。」が気になるけど次乗る時から静かにするならまた一緒に乗ってもいいよ」

「やったぁ!さすがロイドだなぁ!」

「ニンテン……!」

今度パラダイススーパーエキスプレスに乗る時は静かにするなら一緒に乗ってもいいと言うロイドにニンテンは嬉しくなって抱きついた。ロイドは大好きと言われて抱きつかれてちょっと嬉しいけどまたまわりにじろじろ見られて恥ずかしかったとか───



END
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