MOTHER小説

夜になりレインディアの町のホテルに泊まる事になった私達。私はお風呂にもはいったし眠いし寝るところなの。ニンテンも寝るところみたいだしロイドは……机にへばりついて機械いじりしてるみたいね。私は気になって声をかけてみる。

「ロイド」

「………」

「ねぇロイド」

「………」

「ロイドってばぁ」

「……アナ、悪いけど今話しかけないでくれないかな?」

「!!」

ロイドのその言葉に私はついカッとなっちゃってこう叫んでベッドに潜りこんだ。

「ロイドのばかっ!ロイドには私の気持ちなんて分からないのね!」

「あ……、ちょっとアナ……!」

(本当にロイドは機械の事になると周りが見えなくなっちゃうのね。でもさっきの声は私の言葉にちょっと困った様子だったわ。ふふっ、今は困らせておいて明日謝りましょう。……でも機械の事に夢中になって周りが見えなくなっちゃうところもロイドの好きなところなのよね。いつかあなたに私の気持ちを伝えられたらいいな……)



END
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