CLAMP作品小説
小狼の「ひとつの世界に留まらない」という対価の旅を続けている小狼、黒鋼、ファイ、モコナの一行。夜になり小狼とモコナが寝静まった後、大人組の黒鋼とファイはBLもののアダルトビデオのDVDを見ているのであった。
DVDを視聴中、ファイの口から爆弾発言が飛び出した。
「黒様はAV男優に凄く向いてるんじゃないかなー」
「はぁ?何でそう思うんだ」
「だってAV男優ってセックスするのが仕事なんでしょう?それってつまり体力と性欲が強くないと出来ないんだからこれ以上ないくらいに黒様にうってつけじゃないか」
「何が言いたいんだてめぇは」
「黒様は底なしの体力があるし、絶倫だし、おちんちんも規格外に大きいから黒様がAV男優になったらきっと大人気間違いなしだよ〜。AV男優になった黒様を見てみたいかも……」
ファイはAV男優になった黒鋼を妄想して頬を染めながらうっとりとした顔で言うが、黒鋼は呆れ顔でファイの頭をガツンと殴った。
「いったーい!!黒様っ、どうしていきなり殴るの!?」
黒鋼は真っ直ぐにファイを見つめて言う。
「てめぇの大阿呆っぷりに心底呆れたからだ!!AV男優ってのは男女問わず不特定多数の人間を抱く仕事だろうが。てめぇは俺がそんな事をしているのを見て耐えられるのか」
黒鋼の発言がファイの耳に響く。黒鋼の発言で冷静になったファイは黒鋼が自分以外の人間を抱く姿を想像し、泣き出してしまった。
「やだ……、やだよぅ……、黒様がオレ以外の人間を抱くなんて嫌だ……」
「俺だってお前以外の人間を抱くなんて想像もしたくねぇ。そんな事をするくらいなら魔物の大群に一人で突っ込む方が遥かにマシだな」
「黒様もそう思ってくれてるの……?」
「当たり前だろうが。俺はお前と共に生きるために利き腕をなくしてもいいと思った程にお前を愛してんだぞ。愛するお前以外の人間を抱くなんざ拷問以外のなにものでもねぇよ」
黒鋼は泣きじゃくるファイを抱きしめながら言い切った。
「黒様……、ごめんね……、凄く失礼な事言っちゃって」
「分かればいいんだ」
「本当に……、ごめんなさい」
ファイはこれほどまでに自分を大切に想ってくれている黒鋼に対してとても失礼な発言をしてしまったにも関わらず、あっさりと許してくれた黒鋼の事をますます好きになり、そんな黒鋼に触れたいという気持ちが高ぶっていくのを感じていた。
「黒様、オレ……、黒様に触れたい。黒様の熱を感じたい」
「俺もだ。俺もお前を抱きたくて仕方ねぇ。このAVよりすげぇ事してやるから覚悟しとけ」
「きゃー、黒様にメチャクチャにされちゃうー!!」
黒鋼はヤる気満々でファイをベッドに押し倒し、ファイも黒鋼と一緒にこれからする行為に乗り乗りのようだ。二人がこれから何をするのかは夜空に浮かぶ月だけが知っている───
END
DVDを視聴中、ファイの口から爆弾発言が飛び出した。
「黒様はAV男優に凄く向いてるんじゃないかなー」
「はぁ?何でそう思うんだ」
「だってAV男優ってセックスするのが仕事なんでしょう?それってつまり体力と性欲が強くないと出来ないんだからこれ以上ないくらいに黒様にうってつけじゃないか」
「何が言いたいんだてめぇは」
「黒様は底なしの体力があるし、絶倫だし、おちんちんも規格外に大きいから黒様がAV男優になったらきっと大人気間違いなしだよ〜。AV男優になった黒様を見てみたいかも……」
ファイはAV男優になった黒鋼を妄想して頬を染めながらうっとりとした顔で言うが、黒鋼は呆れ顔でファイの頭をガツンと殴った。
「いったーい!!黒様っ、どうしていきなり殴るの!?」
黒鋼は真っ直ぐにファイを見つめて言う。
「てめぇの大阿呆っぷりに心底呆れたからだ!!AV男優ってのは男女問わず不特定多数の人間を抱く仕事だろうが。てめぇは俺がそんな事をしているのを見て耐えられるのか」
黒鋼の発言がファイの耳に響く。黒鋼の発言で冷静になったファイは黒鋼が自分以外の人間を抱く姿を想像し、泣き出してしまった。
「やだ……、やだよぅ……、黒様がオレ以外の人間を抱くなんて嫌だ……」
「俺だってお前以外の人間を抱くなんて想像もしたくねぇ。そんな事をするくらいなら魔物の大群に一人で突っ込む方が遥かにマシだな」
「黒様もそう思ってくれてるの……?」
「当たり前だろうが。俺はお前と共に生きるために利き腕をなくしてもいいと思った程にお前を愛してんだぞ。愛するお前以外の人間を抱くなんざ拷問以外のなにものでもねぇよ」
黒鋼は泣きじゃくるファイを抱きしめながら言い切った。
「黒様……、ごめんね……、凄く失礼な事言っちゃって」
「分かればいいんだ」
「本当に……、ごめんなさい」
ファイはこれほどまでに自分を大切に想ってくれている黒鋼に対してとても失礼な発言をしてしまったにも関わらず、あっさりと許してくれた黒鋼の事をますます好きになり、そんな黒鋼に触れたいという気持ちが高ぶっていくのを感じていた。
「黒様、オレ……、黒様に触れたい。黒様の熱を感じたい」
「俺もだ。俺もお前を抱きたくて仕方ねぇ。このAVよりすげぇ事してやるから覚悟しとけ」
「きゃー、黒様にメチャクチャにされちゃうー!!」
黒鋼はヤる気満々でファイをベッドに押し倒し、ファイも黒鋼と一緒にこれからする行為に乗り乗りのようだ。二人がこれから何をするのかは夜空に浮かぶ月だけが知っている───
END
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