ぷよぷよ小説

「……また、行っちゃうんだね……」


「ああ、ガイアースを蝕む魔物はまだまだたくさんいるからな」



今日はラグナスがガイアースに出現した新たな魔物を討伐しに行くために旅立つ日……、そう聞いてボクは悲しい顔になっちゃうけど、君を見送るボクが悲しい顔をしていたらラグナスも安心して旅立てないよ。だから元気で君を見送らなきゃ!



「ラグナス、無茶はし過ぎないでね!それと、ガイアースで戦う君の勝利を祈っているボクがここにいる事を忘れないでね」


「分かってるよ、アルルはオレにとっての勝利の女神だからな」



そう言ってボクの頭を撫でるラグナス。ラグナスに勝利の女神って言ってもらえるなんて嬉しいよ……。

「じゃあ、アルル……」


「ラグナス!辛くなったら、いつでもボクを思い出してね!君の勇気も希望も一番に知ってるボクが君の心にずっといるんだから!」



「ああ!」





ガイアースに旅立っていく君を包む柔らかで勇気に満ちた希望の光……、その零れた光を君だと思ってボクはずっと君を待っているよ。



大丈夫。どんなに辛い戦いが続いても、勇気と希望の光に包まれている君ならガイアースに心からの平和をとり戻せるよ。





だって君は、ガイアースの光の勇者で、君の勝利の女神なボクの光の勇者だから。



END
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