忌み子と自殺趣味
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「瑠梨さんを離してください!!」
お嬢様の意中の孝汰さんと呼ばれた方が叫ぶ。
一般人もいるから派手な技はできるだけ使いたくない。
「嗚呼、可哀想な瑠梨。こんな奴に絆されて居たんだね?大丈夫だよ、僕が必ず助けてあげるから。だって…
異能集団に依頼したんだもの。
こいつらを、殺れってね!」
さっきまで飛んでいた鳥が急降下してきた。
やばいかも知れない。
嗚呼、でもこの方向は。
思わずニヤッと笑ってしまった。
「如何した!?何がおかしい!!」
『いや、ね。君って、武装探偵社を知ってる?』
「知ってるも何も有名じゃないか!」
「我々はね、その一員なんだ。そしてこの私、太宰治は。」
「太宰様!!」
お嬢様が叫んだ。
鳥の嘴が当たる寸前、太宰さんが鳥の翼を掴み鳥は姿を人間に戻した。
いや、
戻ってしまった。
とでも言うべきか。
瞬間、鳥を投げた太宰さんに続いて私が踵落としを入れる。
「触れたものの異能を無効化する異能。それを持っているんだよ。」
『其れも知らずに異能集団は攻撃を仕掛けてるのかって。そりゃ、笑っちゃいますよ。』
踵落としで敵を踏み潰した私はさぞ愉しそうに笑っていただろう。
『えっと、さてさて!皆様。この場に居合わせてしまった一般人の方々!どうぞ、安心して、ゆっくりとこの場を離れてください!私達が!どうにかしますから!』
そう叫ぶと、一般人の方は走って逃げてしまった。
まぁ、少ないから良かっただろう。
『さて、色々吐いてもらうよ?元婚約者さん。』
孝汰さんは逃げなかったようだ。
なかなか肝が据わってると思うな。
「一人じゃ勝てないことぐらい分かってる。なら、集団はどうかな!?」
そう言って元婚約者(略して元婚と呼ぼうかな…。)
彼が手を上げるとどこから現れたのかかなりの人数が出てきた。
まるで忍者だな…。
『太宰さん、何人倒せますか?』
「さぁね、此れだけ人が居るってなると。」
背中を合わせ会話をする。
周りから見たら非力な女の子のようなのだろうね。
『なら、孝汰さんを守ってください。彼はお嬢様の好きなお方です。』
「ん、了解。で、薙澄沙ちゃんは大丈夫なの?」
心配して聞いてくれるが問題などない。
『余裕ですよ。これだけ人が集まっちゃうのあんまり無いですけどね。腕が鈍ることはありません。』
「国木田くん直伝?」
『いえ?私も社長直伝です。』
武装探偵社の数少ない戦闘要員なのだから。
それに私の武術の心得は社長直伝だ。
国木田さんと手合わせすると五分五分。それよりか、私の方がちょっと買ってる感じ。
彼は単純だから。
まぁ、社長に一番近いスタイルは国木田さんの方だけれど…。
私はほかのいろんなものだって混じってる。そうしないと勝てないのは男女の差のせい。それが無ければいいのになんて何度思ったことか。
「何をコソコソと!」
「いーやー、作戦会議。ま、無くても勝てるだろうけどねぇ。」
「ああ、可愛い僕の瑠梨。きちんと開放してあげる。行け!」
集団が雄叫びを上げた。
太宰さんが走り出した。
さて、まずは孝汰さんのところに向かう太宰さんの援護かな。
地に手を置きイメージする。
太宰さんが走って孝汰さんのところに行けるだけの盾。
そして、暫らく孝汰さんを守る盾。
壁がいい。
ボロい壁。
そしたら崩れた時に異能集団を攻撃もできる。
イメージが決まる。
さぁ、やるよ。
『創壊生![創]!!』
手にぐっと力を込めた。
そう叫ぶと太宰さんに向かってかかった彼らが次々と壁に阻まれぶつかっていく。
「ハハッ!ナイス薙澄沙ちゃん!」
『どーも!』
後ろに迫っていた敵を足払いする。崩れた彼のスキをついてお腹に拳を入れた。
「なぁ、おねーさんさっきの異能何?」
手首の骨を折ってギャアギャア叫ぶ襲いかかってきた男を一瞥して私を睨んだ。
帽子を深くかぶっていて顔は分かり辛いが目がギラギラとこっちを見ている。
『さぁ?何でしょうね?』
後ろからくる敵を薙ぎ倒しながらも彼に敵を投げたりして攻撃したがまぁ彼は呑気に飴を舐めて下に倒れた仲間を踏みながらこちらを見ている。
嫌いな目だ。
「ねぇ。」
『何?』
「オネーサン危ないよ。」
『は?』
ヒュンと横をナイフがすり抜ける。
頬が痛いのは切ったからだろう。
嗚呼、油断した。
最悪だ。
「さて、オネーサン。俺に勝てるかな?」
『創壊生。[生]。』
血は嫌いだ。傷を治して睨む。
彼は取り出した無数のナイフをばら撒くと空にすべて浮かせた。
へぇ、面白い異能。
よくマフィアに買われなかったな。
「さぁ、暴れる時間だ!!」
ナイフはすべて私に向かって来た。
さて、どうするかな。
お嬢様の意中の孝汰さんと呼ばれた方が叫ぶ。
一般人もいるから派手な技はできるだけ使いたくない。
「嗚呼、可哀想な瑠梨。こんな奴に絆されて居たんだね?大丈夫だよ、僕が必ず助けてあげるから。だって…
異能集団に依頼したんだもの。
こいつらを、殺れってね!」
さっきまで飛んでいた鳥が急降下してきた。
やばいかも知れない。
嗚呼、でもこの方向は。
思わずニヤッと笑ってしまった。
「如何した!?何がおかしい!!」
『いや、ね。君って、武装探偵社を知ってる?』
「知ってるも何も有名じゃないか!」
「我々はね、その一員なんだ。そしてこの私、太宰治は。」
「太宰様!!」
お嬢様が叫んだ。
鳥の嘴が当たる寸前、太宰さんが鳥の翼を掴み鳥は姿を人間に戻した。
いや、
戻ってしまった。
とでも言うべきか。
瞬間、鳥を投げた太宰さんに続いて私が踵落としを入れる。
「触れたものの異能を無効化する異能。それを持っているんだよ。」
『其れも知らずに異能集団は攻撃を仕掛けてるのかって。そりゃ、笑っちゃいますよ。』
踵落としで敵を踏み潰した私はさぞ愉しそうに笑っていただろう。
『えっと、さてさて!皆様。この場に居合わせてしまった一般人の方々!どうぞ、安心して、ゆっくりとこの場を離れてください!私達が!どうにかしますから!』
そう叫ぶと、一般人の方は走って逃げてしまった。
まぁ、少ないから良かっただろう。
『さて、色々吐いてもらうよ?元婚約者さん。』
孝汰さんは逃げなかったようだ。
なかなか肝が据わってると思うな。
「一人じゃ勝てないことぐらい分かってる。なら、集団はどうかな!?」
そう言って元婚約者(略して元婚と呼ぼうかな…。)
彼が手を上げるとどこから現れたのかかなりの人数が出てきた。
まるで忍者だな…。
『太宰さん、何人倒せますか?』
「さぁね、此れだけ人が居るってなると。」
背中を合わせ会話をする。
周りから見たら非力な女の子のようなのだろうね。
『なら、孝汰さんを守ってください。彼はお嬢様の好きなお方です。』
「ん、了解。で、薙澄沙ちゃんは大丈夫なの?」
心配して聞いてくれるが問題などない。
『余裕ですよ。これだけ人が集まっちゃうのあんまり無いですけどね。腕が鈍ることはありません。』
「国木田くん直伝?」
『いえ?私も社長直伝です。』
武装探偵社の数少ない戦闘要員なのだから。
それに私の武術の心得は社長直伝だ。
国木田さんと手合わせすると五分五分。それよりか、私の方がちょっと買ってる感じ。
彼は単純だから。
まぁ、社長に一番近いスタイルは国木田さんの方だけれど…。
私はほかのいろんなものだって混じってる。そうしないと勝てないのは男女の差のせい。それが無ければいいのになんて何度思ったことか。
「何をコソコソと!」
「いーやー、作戦会議。ま、無くても勝てるだろうけどねぇ。」
「ああ、可愛い僕の瑠梨。きちんと開放してあげる。行け!」
集団が雄叫びを上げた。
太宰さんが走り出した。
さて、まずは孝汰さんのところに向かう太宰さんの援護かな。
地に手を置きイメージする。
太宰さんが走って孝汰さんのところに行けるだけの盾。
そして、暫らく孝汰さんを守る盾。
壁がいい。
ボロい壁。
そしたら崩れた時に異能集団を攻撃もできる。
イメージが決まる。
さぁ、やるよ。
『創壊生![創]!!』
手にぐっと力を込めた。
そう叫ぶと太宰さんに向かってかかった彼らが次々と壁に阻まれぶつかっていく。
「ハハッ!ナイス薙澄沙ちゃん!」
『どーも!』
後ろに迫っていた敵を足払いする。崩れた彼のスキをついてお腹に拳を入れた。
「なぁ、おねーさんさっきの異能何?」
手首の骨を折ってギャアギャア叫ぶ襲いかかってきた男を一瞥して私を睨んだ。
帽子を深くかぶっていて顔は分かり辛いが目がギラギラとこっちを見ている。
『さぁ?何でしょうね?』
後ろからくる敵を薙ぎ倒しながらも彼に敵を投げたりして攻撃したがまぁ彼は呑気に飴を舐めて下に倒れた仲間を踏みながらこちらを見ている。
嫌いな目だ。
「ねぇ。」
『何?』
「オネーサン危ないよ。」
『は?』
ヒュンと横をナイフがすり抜ける。
頬が痛いのは切ったからだろう。
嗚呼、油断した。
最悪だ。
「さて、オネーサン。俺に勝てるかな?」
『創壊生。[生]。』
血は嫌いだ。傷を治して睨む。
彼は取り出した無数のナイフをばら撒くと空にすべて浮かせた。
へぇ、面白い異能。
よくマフィアに買われなかったな。
「さぁ、暴れる時間だ!!」
ナイフはすべて私に向かって来た。
さて、どうするかな。