忌み子と自殺趣味
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枕元で鳴る目覚まし時計を止め、しばらく布団の上でぼーっとしていた私はのそのそと服を着替え始めた。
まだ、疲れが取れていないような感覚がある。でも、そんな事は言っていられない。服を着替え、朝食の準備をする。
私は自炊をしているので、寮の食費は払わなくて住む。
少しだけ楽だ。
ご飯を食べ終え、出社の準備を整える。
昨日の報告書を纏めないと…。
荷物をまとめ始めると、
「ええええええええええ!?」
と云う、敦くんの声が聞こえてきた。
敦くんが起きたのか、はたまた、彼が異能者であると聞かされたのか。
まぁ、どちらにせよ驚くのも無理もない。
『あ、おはようございます。』
部屋の扉を締め、階段を降りていると外に出てきた太宰さんと敦くんと会った。
「あぁ、おはよう。薙澄沙ちゃん。」
「おはようございます。えっと…。」
『?敦くん、どうしたの?』
「す…。」
『す?』
「すいませんでした!!」
『…は?』
「いや…あの。記憶がなかったとはいえ、太宰さんが居なければきっと鳴那月さんを襲っていましたし…。」
『ああ、あの事ですか。全然大丈夫ですよ。それに、私は戦闘系の異能者ですから、いざとなれば、きっとコンテナで檻でも何でも作って倒すぐらいはしてたと思いますよ。』
ここまで言うと、目の前の敦くんの顔は青くなっていた。
「ほらね、大丈夫だったでしょう?」
「大丈夫どころか、僕倒されていましたよね!?」
『大丈夫、手加減はするから。死なない程度に。』
「死なない程度に!?」
『一応、区の災害指定猛獣でしたからね。手加減してたら私がぽっくり逝っちゃいますから。』
「すいません…。」
「まぁ、薙澄沙ちゃんは強いからね。」
ズーンと落ち込んでいる敦くんを太宰さんは励ましている。
彼はなかなか面白い人かもしれないな。きっと探偵社ではツッコミ役になるかもしれない。
「あ、そうだ。大家さんって、起きてると思う?」
『ああ、この時間ならきっと起きてると思いますよ。』
「それなら良かった。あ、それじゃあ、また後でね、薙澄沙ちゃん。」
『はい。』
2人と別れ、社に向かう。きっと太宰さんは本当に彼を探偵社に入れるつもりなのだろう。
これから、賑やかになるな。
『おはようございます。』
「ああ、おはよう。薙澄沙。」
『おはようございます、国木田さん。』
「昨日は済まなかったな。車を戻してきてくれて。」
『いえ、私も楽しかったですし、大丈夫ですよ。あ、ガソリン入れに行ってきますね。』
「いや、いい。俺が入れてこよう。」
『え、いいんですか?』
「あぁ。報告書をまとめておくといい。」
『はい。ありがとうございます。』
国木田さんに鍵を渡してパソコンの電源をつける。
さてと、報告書をまとめよう。
報告書をまとめていると、乱歩さんがお菓子を抱えて出勤してきた。
きっと、近所の駄菓子屋に寄ってやってきたのであろう。
「薙澄沙、おはよー!」
『おはようございます。乱歩さん。』
乱歩さんを見て挨拶を返して、まとめを再開させる。
横から、昨日の報告書?と聞かれたので、そうですよと答え、まとめを続ける。
経緯が経緯だったからなぁ…。
「そういえば、国木田はいつ僕らのプリン買ってきてくれるかな?」
『あー、何時になるんでしょうか…?連絡とってみます?』
「お、それならよ願いしよう!」
『はい。』
国木田さんに電話をかける。
3コール目に出てくれた。早く要件は終わりそうだ。
電話をスピーカーにして乱歩さんも聴けるようにする。
「どうした?薙澄沙。」
『プリンって、いつ買ってきてもらえますか?』
「僕今日がいいなー。」
横から、乱歩さんの声が入った。
「乱歩さんもいらっしゃったんですか。」
『はい。』
「それなら、このまま買ってきますが、どうしますか?」
「なら、そのまま買ってきてよ!」
『あ、私の分もお願いします。』
「はい。分かりました。薙澄沙、冷蔵庫を空けておけ。」
『分かりました。』
冷蔵庫、今どんなものが入ってるかな?
たまによくわからないものが入ってて面白いんだよなーなんて思ってたり。
すごく硬そうな豆腐のような物も入っている時があったが…。
いつ、誰が作って、誰が食べたのか。私の中でずっと考えている。
横にいたはずの乱歩さんがいつの間にか違うところに移動していたので、携帯のスピーカーをオフにする。
「それでは。」
『うん。お願いします。』
そう一声かけると、ああ、と、国木田さんが言って電話が切れた。
今日のおやつはプリンだから仕事を頑張ろう。
でも、取り敢えず冷蔵庫にプリンが入るようにしないとな。
まだ、疲れが取れていないような感覚がある。でも、そんな事は言っていられない。服を着替え、朝食の準備をする。
私は自炊をしているので、寮の食費は払わなくて住む。
少しだけ楽だ。
ご飯を食べ終え、出社の準備を整える。
昨日の報告書を纏めないと…。
荷物をまとめ始めると、
「ええええええええええ!?」
と云う、敦くんの声が聞こえてきた。
敦くんが起きたのか、はたまた、彼が異能者であると聞かされたのか。
まぁ、どちらにせよ驚くのも無理もない。
『あ、おはようございます。』
部屋の扉を締め、階段を降りていると外に出てきた太宰さんと敦くんと会った。
「あぁ、おはよう。薙澄沙ちゃん。」
「おはようございます。えっと…。」
『?敦くん、どうしたの?』
「す…。」
『す?』
「すいませんでした!!」
『…は?』
「いや…あの。記憶がなかったとはいえ、太宰さんが居なければきっと鳴那月さんを襲っていましたし…。」
『ああ、あの事ですか。全然大丈夫ですよ。それに、私は戦闘系の異能者ですから、いざとなれば、きっとコンテナで檻でも何でも作って倒すぐらいはしてたと思いますよ。』
ここまで言うと、目の前の敦くんの顔は青くなっていた。
「ほらね、大丈夫だったでしょう?」
「大丈夫どころか、僕倒されていましたよね!?」
『大丈夫、手加減はするから。死なない程度に。』
「死なない程度に!?」
『一応、区の災害指定猛獣でしたからね。手加減してたら私がぽっくり逝っちゃいますから。』
「すいません…。」
「まぁ、薙澄沙ちゃんは強いからね。」
ズーンと落ち込んでいる敦くんを太宰さんは励ましている。
彼はなかなか面白い人かもしれないな。きっと探偵社ではツッコミ役になるかもしれない。
「あ、そうだ。大家さんって、起きてると思う?」
『ああ、この時間ならきっと起きてると思いますよ。』
「それなら良かった。あ、それじゃあ、また後でね、薙澄沙ちゃん。」
『はい。』
2人と別れ、社に向かう。きっと太宰さんは本当に彼を探偵社に入れるつもりなのだろう。
これから、賑やかになるな。
『おはようございます。』
「ああ、おはよう。薙澄沙。」
『おはようございます、国木田さん。』
「昨日は済まなかったな。車を戻してきてくれて。」
『いえ、私も楽しかったですし、大丈夫ですよ。あ、ガソリン入れに行ってきますね。』
「いや、いい。俺が入れてこよう。」
『え、いいんですか?』
「あぁ。報告書をまとめておくといい。」
『はい。ありがとうございます。』
国木田さんに鍵を渡してパソコンの電源をつける。
さてと、報告書をまとめよう。
報告書をまとめていると、乱歩さんがお菓子を抱えて出勤してきた。
きっと、近所の駄菓子屋に寄ってやってきたのであろう。
「薙澄沙、おはよー!」
『おはようございます。乱歩さん。』
乱歩さんを見て挨拶を返して、まとめを再開させる。
横から、昨日の報告書?と聞かれたので、そうですよと答え、まとめを続ける。
経緯が経緯だったからなぁ…。
「そういえば、国木田はいつ僕らのプリン買ってきてくれるかな?」
『あー、何時になるんでしょうか…?連絡とってみます?』
「お、それならよ願いしよう!」
『はい。』
国木田さんに電話をかける。
3コール目に出てくれた。早く要件は終わりそうだ。
電話をスピーカーにして乱歩さんも聴けるようにする。
「どうした?薙澄沙。」
『プリンって、いつ買ってきてもらえますか?』
「僕今日がいいなー。」
横から、乱歩さんの声が入った。
「乱歩さんもいらっしゃったんですか。」
『はい。』
「それなら、このまま買ってきますが、どうしますか?」
「なら、そのまま買ってきてよ!」
『あ、私の分もお願いします。』
「はい。分かりました。薙澄沙、冷蔵庫を空けておけ。」
『分かりました。』
冷蔵庫、今どんなものが入ってるかな?
たまによくわからないものが入ってて面白いんだよなーなんて思ってたり。
すごく硬そうな豆腐のような物も入っている時があったが…。
いつ、誰が作って、誰が食べたのか。私の中でずっと考えている。
横にいたはずの乱歩さんがいつの間にか違うところに移動していたので、携帯のスピーカーをオフにする。
「それでは。」
『うん。お願いします。』
そう一声かけると、ああ、と、国木田さんが言って電話が切れた。
今日のおやつはプリンだから仕事を頑張ろう。
でも、取り敢えず冷蔵庫にプリンが入るようにしないとな。