忌み子と自殺趣味
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国木田さんと合流して乱歩さんが教えてくれた方に向かう。
教えて貰った辺りを捜索していると、見覚えのある足がまた流れていた。
〇神家の一族再来…。
きっと、何処かで誰かが似たような事をしているのだろうと思い、スルーをしようと思ったが、向かいの岸にいた少年が川にええい!と言って飛び込んでいった。
彼も入水するのか…と思ったが流石にそうではなく流れていた人を助けていた。
嗚呼、やっぱり太宰さんだったか。
『国木田さん。』
「何だ?」
『アレじゃないでしょうか?』
「…アレだな。」
『…行きますか。』
そう言って、少年と太宰さんの元に向かうため、橋を渡った。
「おォーい!!こんな処に居ったか、唐変木!!」
「おー、国木田くん。それに薙澄沙ちゃん。ご苦労様。」
『ご苦労様じゃないですよ。まぁ、私はプリンが報酬なので受けたんですけどね。』
「…今度はプリン?泣きたいのだけれど。」
『却下します。仕事をしてください。』
「えー。」
太宰さんはいつも通り拗ねた。
「苦労は凡てお前の所為だ、この自殺嗜癖!お前はどれだけ俺の計画と財布事情を乱せば――」
国木田さんがガミガミ太宰さんに起こっている間に目の前の彼らの話が進んでいく。
また、彼の財布が寂しくなるな…。
「君、名前は?」
「中島……敦ですけど。」
太宰さんを助けた彼、敦くんは太宰さんが何を食べたいか聞くと、茶漬けと答え、太宰さんに笑われていた。
それもそうだろう。
普通餓死寸前になったのならもう少しお腹にたまるものを頼むはずだから。
「良いよ、国木田くんに三十杯くらい奢らせよう。」
「俺の金で勝手に太っ腹になるな太宰!」
そう言っていつも通り国木田さんが怒る。
「太宰?」
「ああ、私の名だよ。」
ザァと河原に一つ、強い風が吹いた。
「太宰。 太宰治だ。」
『…カッコつけてないで行きましょう?』
「あら?バレてた?」
うふふといつものように太宰さんが笑う。
はい。気持ち悪かったですと告げると、いつも通り落ち込む太宰さん。
そんな彼は気にせず敦くんに行こうかと声をかける。
「えっ、いいんですか?置いといて。」
『はい、大丈夫です。いつもの事なので。』
「うわぁ…。」
『国木田さんも。太宰さんがですが、言っちゃったものは仕方ないです。腹を括って彼に茶漬けを奢ってあげてください。』
「…ああ。」
彼を連れて茶漬けの食べれる店に向かう。
国木田さんは太宰さんを引きずって行った。
店に着いて茶漬けを頼む。
そう言えば、勢いでついてきてしまったが大丈夫だろうか?
二人に何も言われないから大丈夫なのだろうけど。
頼んだ茶漬けが出てきてて中島さんが頂きます!と手を合わせた。
すごい勢いで食べている。
「おい、太宰。早く仕事に戻るぞ。」
いい食べっぷりだなーと思い中島さんを眺めていたら国木田さんの説教が始まった。
私は気にせず中島くんの口の中に入っていくすごい量の茶漬けを眺めた。
みるみる無くなっていく茶漬け。
「ぬんむいえおむんぐむぐ?」
「五月蝿い。出費計画の頁にも『俺の金で小僧が茶漬けをしこたま食う』とは書いていない。」
「んぐむぬ?」
「だから仕事だ!!俺と太宰は軍警の依頼で猛獣退治を――」
「君達なんで会話できてるの?」
思っていたのは私だけじゃないようだ。
「ほういへば、このひほは?」
彼が私を指さし尋ねる。
まぁ、気になるだろうね。
まだ分かる言語で助かった。
『私も彼らの仲間です。仕事仲間ですね。』
「ほへー。んぐっ、はー、食った!もう茶漬けは十年は見たくない!」
「お前…。」
『まぁ、それだけ食べればね…。』
よくそんな大量に食べれたと思うよ。
数えてみるとほぼ30に近い数字だったからこんな細い身体のどこに入ったんだろうと思った。
教えて貰った辺りを捜索していると、見覚えのある足がまた流れていた。
〇神家の一族再来…。
きっと、何処かで誰かが似たような事をしているのだろうと思い、スルーをしようと思ったが、向かいの岸にいた少年が川にええい!と言って飛び込んでいった。
彼も入水するのか…と思ったが流石にそうではなく流れていた人を助けていた。
嗚呼、やっぱり太宰さんだったか。
『国木田さん。』
「何だ?」
『アレじゃないでしょうか?』
「…アレだな。」
『…行きますか。』
そう言って、少年と太宰さんの元に向かうため、橋を渡った。
「おォーい!!こんな処に居ったか、唐変木!!」
「おー、国木田くん。それに薙澄沙ちゃん。ご苦労様。」
『ご苦労様じゃないですよ。まぁ、私はプリンが報酬なので受けたんですけどね。』
「…今度はプリン?泣きたいのだけれど。」
『却下します。仕事をしてください。』
「えー。」
太宰さんはいつも通り拗ねた。
「苦労は凡てお前の所為だ、この自殺嗜癖!お前はどれだけ俺の計画と財布事情を乱せば――」
国木田さんがガミガミ太宰さんに起こっている間に目の前の彼らの話が進んでいく。
また、彼の財布が寂しくなるな…。
「君、名前は?」
「中島……敦ですけど。」
太宰さんを助けた彼、敦くんは太宰さんが何を食べたいか聞くと、茶漬けと答え、太宰さんに笑われていた。
それもそうだろう。
普通餓死寸前になったのならもう少しお腹にたまるものを頼むはずだから。
「良いよ、国木田くんに三十杯くらい奢らせよう。」
「俺の金で勝手に太っ腹になるな太宰!」
そう言っていつも通り国木田さんが怒る。
「太宰?」
「ああ、私の名だよ。」
ザァと河原に一つ、強い風が吹いた。
「太宰。 太宰治だ。」
『…カッコつけてないで行きましょう?』
「あら?バレてた?」
うふふといつものように太宰さんが笑う。
はい。気持ち悪かったですと告げると、いつも通り落ち込む太宰さん。
そんな彼は気にせず敦くんに行こうかと声をかける。
「えっ、いいんですか?置いといて。」
『はい、大丈夫です。いつもの事なので。』
「うわぁ…。」
『国木田さんも。太宰さんがですが、言っちゃったものは仕方ないです。腹を括って彼に茶漬けを奢ってあげてください。』
「…ああ。」
彼を連れて茶漬けの食べれる店に向かう。
国木田さんは太宰さんを引きずって行った。
店に着いて茶漬けを頼む。
そう言えば、勢いでついてきてしまったが大丈夫だろうか?
二人に何も言われないから大丈夫なのだろうけど。
頼んだ茶漬けが出てきてて中島さんが頂きます!と手を合わせた。
すごい勢いで食べている。
「おい、太宰。早く仕事に戻るぞ。」
いい食べっぷりだなーと思い中島さんを眺めていたら国木田さんの説教が始まった。
私は気にせず中島くんの口の中に入っていくすごい量の茶漬けを眺めた。
みるみる無くなっていく茶漬け。
「ぬんむいえおむんぐむぐ?」
「五月蝿い。出費計画の頁にも『俺の金で小僧が茶漬けをしこたま食う』とは書いていない。」
「んぐむぬ?」
「だから仕事だ!!俺と太宰は軍警の依頼で猛獣退治を――」
「君達なんで会話できてるの?」
思っていたのは私だけじゃないようだ。
「ほういへば、このひほは?」
彼が私を指さし尋ねる。
まぁ、気になるだろうね。
まだ分かる言語で助かった。
『私も彼らの仲間です。仕事仲間ですね。』
「ほへー。んぐっ、はー、食った!もう茶漬けは十年は見たくない!」
「お前…。」
『まぁ、それだけ食べればね…。』
よくそんな大量に食べれたと思うよ。
数えてみるとほぼ30に近い数字だったからこんな細い身体のどこに入ったんだろうと思った。