忌み子と自殺趣味
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「情報は何も渡さない。」
『どういう事ですか。』
「それだけだ。探偵社、また会おう。…。」
フッと結城を抱えていた人は消えた。
何も、情報がない。
彼も、消えてしまった。
最後に呟いたのは何だったのか。
「あの、本当にありがとうございました。」
考えているとお嬢様が話しかけてきた。
『いえ、仕事ですし。お嬢様がご無事で何よりです。』
「ちょっ!勝手に走らないで下さいっよっ…はぁ…。」
お、谷崎くんが今追いついたようで肩で息をしている。
彼女の足は速いからしかたない。
「あれ…?解決したンですか?」
「うん、まぁとりあえずね。彼女が襲われることはもう無いだろうよ。」
「そっか、それなら良かったですね。」
「はい!」
彼女に関しては解決しただろう。
報告に行かないとな…。
「事件は解決しました。ですが、今後何があるかわかりません。原因であった結城一靖さんが攫われてしまったので。」
「何、構わない。今回、娘を守ってくれた君たちに感謝だ。」
報告をしたのだがお嬢様のお父上はかなり優しそうな人だった。
『また、何かあれば連絡ください。』
「嗚呼、ありがとう。そうさせていただくよ。して、彼は誰かな?」
お父上は孝汰さんを知らないからな…。
いいチャンスかもしれない。
「彼は、お嬢様を守るのに手伝って下さった方です。少し、お話がしたいそうで。」
「え!?俺何にもむがっ!」
私は孝汰さんの口を抑え耳元でチャンス作ったんだからと言ってあげる。
その間にも話が進む。
「さて、私と薙澄沙ちゃんは退散するとしよう。」
『はい。今後とも、探偵社をよろしくお願いします。』
「じゃ、孝汰さん。頑張るんだよ。」
「…はい。」
きっと大丈夫だ。
彼等なら。
探偵社に戻り、事の結末を報告書に纏める。
提出すると、どうだったンだい?と、谷崎くんが話しかけてきた。
一先ず解決をしたと答えた。
「え、一先ずなの?」
『うん。だから、今後なにか変化があれば連絡を入れてもらうようには言いました。結城が攫われてしまってはどうにもなりませんしね…。』
「そっかァ…。そういや、攫われたンだよね?」
『ええ、黒いパーカー着てフードを深くかぶった人に。』
「聞いたことのない異能集団である薙切…これと関係ありそうだ。」
『はい。』
きっと、何かが有る。
何か起こる。
そんな気がするのだが…。
「まぁ、解決をして良かったですね。」
『はい。』
「とーった!」
そんな話をしていたので気を緩めていた。
忘れていた。
『眼帯、返してください!!』
「嫌だね!ほーら!」
『壊しますよ!!』
「異能は効かないよ。ほら、取ってみ給え。」
『…。』
太宰さんに眼帯を取られた。
嗚呼、最悪だ。
「大丈夫ですよ。君の目を嫌う人はここには居ないンだから。」
『…はい。』
嫌いな生まれつき紅い片目。
理由は話していないがいつか話すべき日が来てしまうだろう。
そんな気がして身震いした。
本当にこのまま、解決したままであって欲しい。
そう願った。
『どういう事ですか。』
「それだけだ。探偵社、また会おう。…。」
フッと結城を抱えていた人は消えた。
何も、情報がない。
彼も、消えてしまった。
最後に呟いたのは何だったのか。
「あの、本当にありがとうございました。」
考えているとお嬢様が話しかけてきた。
『いえ、仕事ですし。お嬢様がご無事で何よりです。』
「ちょっ!勝手に走らないで下さいっよっ…はぁ…。」
お、谷崎くんが今追いついたようで肩で息をしている。
彼女の足は速いからしかたない。
「あれ…?解決したンですか?」
「うん、まぁとりあえずね。彼女が襲われることはもう無いだろうよ。」
「そっか、それなら良かったですね。」
「はい!」
彼女に関しては解決しただろう。
報告に行かないとな…。
「事件は解決しました。ですが、今後何があるかわかりません。原因であった結城一靖さんが攫われてしまったので。」
「何、構わない。今回、娘を守ってくれた君たちに感謝だ。」
報告をしたのだがお嬢様のお父上はかなり優しそうな人だった。
『また、何かあれば連絡ください。』
「嗚呼、ありがとう。そうさせていただくよ。して、彼は誰かな?」
お父上は孝汰さんを知らないからな…。
いいチャンスかもしれない。
「彼は、お嬢様を守るのに手伝って下さった方です。少し、お話がしたいそうで。」
「え!?俺何にもむがっ!」
私は孝汰さんの口を抑え耳元でチャンス作ったんだからと言ってあげる。
その間にも話が進む。
「さて、私と薙澄沙ちゃんは退散するとしよう。」
『はい。今後とも、探偵社をよろしくお願いします。』
「じゃ、孝汰さん。頑張るんだよ。」
「…はい。」
きっと大丈夫だ。
彼等なら。
探偵社に戻り、事の結末を報告書に纏める。
提出すると、どうだったンだい?と、谷崎くんが話しかけてきた。
一先ず解決をしたと答えた。
「え、一先ずなの?」
『うん。だから、今後なにか変化があれば連絡を入れてもらうようには言いました。結城が攫われてしまってはどうにもなりませんしね…。』
「そっかァ…。そういや、攫われたンだよね?」
『ええ、黒いパーカー着てフードを深くかぶった人に。』
「聞いたことのない異能集団である薙切…これと関係ありそうだ。」
『はい。』
きっと、何かが有る。
何か起こる。
そんな気がするのだが…。
「まぁ、解決をして良かったですね。」
『はい。』
「とーった!」
そんな話をしていたので気を緩めていた。
忘れていた。
『眼帯、返してください!!』
「嫌だね!ほーら!」
『壊しますよ!!』
「異能は効かないよ。ほら、取ってみ給え。」
『…。』
太宰さんに眼帯を取られた。
嗚呼、最悪だ。
「大丈夫ですよ。君の目を嫌う人はここには居ないンだから。」
『…はい。』
嫌いな生まれつき紅い片目。
理由は話していないがいつか話すべき日が来てしまうだろう。
そんな気がして身震いした。
本当にこのまま、解決したままであって欲しい。
そう願った。