綴るのは…。
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ただ、平和な日常が続いてくれると思っていた。
だが、此処。ポートマフィアに居るのだから、こんな日常は直ぐに崩れる。
誰も死なない。
誰も怪我をしない。
そんな日常は長くも続かない。
マフィアだって、大変なのだ。
『マフィア直轄の小会社がまた情報を流してる?』
「あぁ、そうらしいぜ。」
訓練中に軽く怪我をしたという西鬼が治療にやってきた。
軽い怪我だから私の異能を使うまでもねぇよ。と言って、消毒液による対処をしているのだが、訓練に戻りたくないらしくそのまま駄弁っているとそんなことを言い出した。
「しかも何か、厄介なところらしくてよ。俺と詩音達まで駆り出されることになっちまった。」
『詩音が?』
「おう。だから中原先輩も一緒だ。」
『そんなこと、私は聞いてないのだが…。』
「心配かけさせたくないから言わないで欲しいって言われてたんだよな。」
『でも、西鬼は言っちゃったと。』
「まぁ、いいじゃないっすか。俺だって、詩音は心配なんだから。綴璃の姉貴と一緒ぐらいには。」
『まぁ、私も心配ではあるが…。』
と言うことは、また中原さんは怪我をして帰ってくる。
また、彼用に渡してもらう薬を準備しておかないとな…。
『その作戦は、何時決行なんだい?』
「今晩。」
『は?』
「今晩だっての。」
『…急だね。』
「まぁ、急いで潰しとかねぇとこっちがやられるっつってたからな。」
『教えてくれたからよしとする。それだけ代償が大きいなら私も駆り出されるだろうな。』
「まぁ、それも兼ねてここに来てるんだけどなぁ。」
『ありがとね。』
「おうよ。」
そういえば、戻らなくても大丈夫なのだろうか。
駄弁ってかなり時間が経っているのだが。
「おい!西鬼!!何処まで治療しに行ってやがる!」
バン!とドアが開き廊下には中原さんが立っていた。
「げ、見つかりましたか。」
「げ。じゃねぇぞ。げ。じゃ。おら、訓練さぼんな。」
「えぇー、だって今晩じゃないっすか!こんな気合入れて訓練してもバテてきちんと戦えないだけっすよ!」
「手を抜くな手を。」
「そんなぁぁ。綴璃の姉貴ィィィ。」
『怪我したら、元には戻してやるから、きちんと訓練してきな。』
「うわっ、裏切られた。」
『もともと、協力していた覚えはない。中原さん、ごめんなさい。迷惑かけますけど、よろしくお願いします。』
こう告げると、中原さんはチラっとこちらを見て一言。
「…邪魔したな。」
と言って、西鬼を引き摺って行った。
だが、此処。ポートマフィアに居るのだから、こんな日常は直ぐに崩れる。
誰も死なない。
誰も怪我をしない。
そんな日常は長くも続かない。
マフィアだって、大変なのだ。
『マフィア直轄の小会社がまた情報を流してる?』
「あぁ、そうらしいぜ。」
訓練中に軽く怪我をしたという西鬼が治療にやってきた。
軽い怪我だから私の異能を使うまでもねぇよ。と言って、消毒液による対処をしているのだが、訓練に戻りたくないらしくそのまま駄弁っているとそんなことを言い出した。
「しかも何か、厄介なところらしくてよ。俺と詩音達まで駆り出されることになっちまった。」
『詩音が?』
「おう。だから中原先輩も一緒だ。」
『そんなこと、私は聞いてないのだが…。』
「心配かけさせたくないから言わないで欲しいって言われてたんだよな。」
『でも、西鬼は言っちゃったと。』
「まぁ、いいじゃないっすか。俺だって、詩音は心配なんだから。綴璃の姉貴と一緒ぐらいには。」
『まぁ、私も心配ではあるが…。』
と言うことは、また中原さんは怪我をして帰ってくる。
また、彼用に渡してもらう薬を準備しておかないとな…。
『その作戦は、何時決行なんだい?』
「今晩。」
『は?』
「今晩だっての。」
『…急だね。』
「まぁ、急いで潰しとかねぇとこっちがやられるっつってたからな。」
『教えてくれたからよしとする。それだけ代償が大きいなら私も駆り出されるだろうな。』
「まぁ、それも兼ねてここに来てるんだけどなぁ。」
『ありがとね。』
「おうよ。」
そういえば、戻らなくても大丈夫なのだろうか。
駄弁ってかなり時間が経っているのだが。
「おい!西鬼!!何処まで治療しに行ってやがる!」
バン!とドアが開き廊下には中原さんが立っていた。
「げ、見つかりましたか。」
「げ。じゃねぇぞ。げ。じゃ。おら、訓練さぼんな。」
「えぇー、だって今晩じゃないっすか!こんな気合入れて訓練してもバテてきちんと戦えないだけっすよ!」
「手を抜くな手を。」
「そんなぁぁ。綴璃の姉貴ィィィ。」
『怪我したら、元には戻してやるから、きちんと訓練してきな。』
「うわっ、裏切られた。」
『もともと、協力していた覚えはない。中原さん、ごめんなさい。迷惑かけますけど、よろしくお願いします。』
こう告げると、中原さんはチラっとこちらを見て一言。
「…邪魔したな。」
と言って、西鬼を引き摺って行った。