綴るのは…。
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医務室に戻ってデスクワークをこなす。
来た人の記録やカルテの作成。
ゴソゴソと作業をしていた。
『ん?あ、銀ちゃん。』
気配を感じ後ろを見ると、黒蜥蜴の銀ちゃんが立っていた。
ふっと腕を見ると怪我をしていた。
『また、深くやっちゃったね…。大丈夫?』
「大丈夫。でも、手当てして来いって言われて。」
下を見る彼女は責任を感じているのだろう。
私の異能『百華の歌(エコ-ズ)』は相手の傷を無くし私に軽くして移すというものだ。
相手が軽傷だと何もないのだが、中傷だと相手が怪我したところと同じ部分に軽傷ができる。
『いつも気にするなって言ってるじゃないか。ほら、怪我した所出して。』
「うん。」
そう言って彼女は血の滲んでいる布を取って怪我の部分を私に見せた。
かなり深いな…。
怪我のところに手をかざし、一息吸って、目を少し閉じて開く。
『百華の歌。』
淡い光が怪我のところを包む。
怪我が治り、私の腕が痛み始めた。
『はい。治療終わりだよ。』
「ありがとう。…大丈夫?」
『大丈夫。慣れてるから。』
心配させないように少し笑を作り頭を撫でる。
『ほら、まだ訓練残ってるだろう?行ってきなよ。』
「うん。」
そう言って銀ちゃんが医務室から出ていった。
腕の手当をしてまたデスクワークに戻る。
森医師(センセイ)にまた色々聞きに行かなきゃな…。
コンコンとドアをノックして中に入る。
『失礼します。森医師。』
「嗚呼、詩葉ちゃん。どうしたの?」
『昨日の報告書です。遅くなり申し訳ありません。』
「ああ、ありがとう。」
そう言って報告書を手渡すと、腰にドンッと衝撃が来た。
下に視線を移すと金髪の少女が抱きついていた。
『エリス嬢。』
「詩葉!来てくれたのね!!」
『本日は報告書の提出に。可愛らしい服を着ていらっしゃいますね。』
「リンタローが私に着せたの。もっと普通な服が良かったわ。」
そう言って彼女は唇を尖らせる。
森医師は後ろで落ち込んでいた。
「でも、詩葉が褒めてくれたからまたこの服を着てあげてもいいわ。」
そう、言うと森医師の表情がパァァっとなったのが分かった。
それと謎のプレッシャーがかかった。
今度からも宜しくということなのだろう…。
『エリス嬢は何を着ても似合いますからね。髪も合わせてアレンジするといいかもしれませんね。』
「本当!?」
『はい。その手のことは詩音が得意なので今度頼んでみましょう。』
「楽しみにしておくわ!!」
『はい。それでは、失礼します。』
そう言ってエリス嬢と別れドアの前で一礼する。
「また、来てね。」
『はい。失礼します。』
一言、森医師に告げて部屋をあとにした。
来た人の記録やカルテの作成。
ゴソゴソと作業をしていた。
『ん?あ、銀ちゃん。』
気配を感じ後ろを見ると、黒蜥蜴の銀ちゃんが立っていた。
ふっと腕を見ると怪我をしていた。
『また、深くやっちゃったね…。大丈夫?』
「大丈夫。でも、手当てして来いって言われて。」
下を見る彼女は責任を感じているのだろう。
私の異能『百華の歌(エコ-ズ)』は相手の傷を無くし私に軽くして移すというものだ。
相手が軽傷だと何もないのだが、中傷だと相手が怪我したところと同じ部分に軽傷ができる。
『いつも気にするなって言ってるじゃないか。ほら、怪我した所出して。』
「うん。」
そう言って彼女は血の滲んでいる布を取って怪我の部分を私に見せた。
かなり深いな…。
怪我のところに手をかざし、一息吸って、目を少し閉じて開く。
『百華の歌。』
淡い光が怪我のところを包む。
怪我が治り、私の腕が痛み始めた。
『はい。治療終わりだよ。』
「ありがとう。…大丈夫?」
『大丈夫。慣れてるから。』
心配させないように少し笑を作り頭を撫でる。
『ほら、まだ訓練残ってるだろう?行ってきなよ。』
「うん。」
そう言って銀ちゃんが医務室から出ていった。
腕の手当をしてまたデスクワークに戻る。
森医師(センセイ)にまた色々聞きに行かなきゃな…。
コンコンとドアをノックして中に入る。
『失礼します。森医師。』
「嗚呼、詩葉ちゃん。どうしたの?」
『昨日の報告書です。遅くなり申し訳ありません。』
「ああ、ありがとう。」
そう言って報告書を手渡すと、腰にドンッと衝撃が来た。
下に視線を移すと金髪の少女が抱きついていた。
『エリス嬢。』
「詩葉!来てくれたのね!!」
『本日は報告書の提出に。可愛らしい服を着ていらっしゃいますね。』
「リンタローが私に着せたの。もっと普通な服が良かったわ。」
そう言って彼女は唇を尖らせる。
森医師は後ろで落ち込んでいた。
「でも、詩葉が褒めてくれたからまたこの服を着てあげてもいいわ。」
そう、言うと森医師の表情がパァァっとなったのが分かった。
それと謎のプレッシャーがかかった。
今度からも宜しくということなのだろう…。
『エリス嬢は何を着ても似合いますからね。髪も合わせてアレンジするといいかもしれませんね。』
「本当!?」
『はい。その手のことは詩音が得意なので今度頼んでみましょう。』
「楽しみにしておくわ!!」
『はい。それでは、失礼します。』
そう言ってエリス嬢と別れドアの前で一礼する。
「また、来てね。」
『はい。失礼します。』
一言、森医師に告げて部屋をあとにした。