綴るのは…。
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Side 詩葉
薬を届けてくれる詩音を見送ると、横の太宰さんが話しかけてきた。
「本当に、君達は声が似ているよね。」
『ああ、私達の似ている唯一のものだよ。』
そう、私達は姉妹。
二卵生なので全く似ていない。
とても可愛い私の妹は自慢のいい子になってくれた。此処でも高嶺の花なのだと聞く。
親に捨てられ孤児だった私達を拾ってくれたのは、ポートマフィアだった。何故拾ってくれたかというと、異能があったからだ。
幼かった私達は生きていくために何だってしてきたと聞く。余り覚えていないが…。
だから、ポートマフィアからの誘いは夢のようなものだった。此処は私たちの家のような場所だ。
たとえ拾われた理由が、異能目当てだったとしても。
それに、今の首領である森医師は異能持ちの私たちを人として扱ってくれた。
それが唯、嬉しかった。
「それじゃあね、詩葉。」
『はい。お大事に。もう、あんな真似、しないでよ。』
「うふふ。」
そう言って手を振りながら太宰さんは立ち去った。
さて、誰も怪我をしないといいけれど…。
薬を届けてくれる詩音を見送ると、横の太宰さんが話しかけてきた。
「本当に、君達は声が似ているよね。」
『ああ、私達の似ている唯一のものだよ。』
そう、私達は姉妹。
二卵生なので全く似ていない。
とても可愛い私の妹は自慢のいい子になってくれた。此処でも高嶺の花なのだと聞く。
親に捨てられ孤児だった私達を拾ってくれたのは、ポートマフィアだった。何故拾ってくれたかというと、異能があったからだ。
幼かった私達は生きていくために何だってしてきたと聞く。余り覚えていないが…。
だから、ポートマフィアからの誘いは夢のようなものだった。此処は私たちの家のような場所だ。
たとえ拾われた理由が、異能目当てだったとしても。
それに、今の首領である森医師は異能持ちの私たちを人として扱ってくれた。
それが唯、嬉しかった。
「それじゃあね、詩葉。」
『はい。お大事に。もう、あんな真似、しないでよ。』
「うふふ。」
そう言って手を振りながら太宰さんは立ち去った。
さて、誰も怪我をしないといいけれど…。