綴るのは…。
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「お姉ちゃん。」
医務室に戻ってしばらくすると詩音が入ってきた。
きっと、死体の件だろう。
「あれ、何か出た?」
『いや、何も。恐ろしいぐらいに、普通の人間だったよ。』
「そっか…。」
『詩音、本当に息や着はなかったのかい?』
「うん。私が見る限りじゃなかった。それに、出血もかなり多かったから。」
『そうか…。』
矢張り、異能かもしれないな。
死人を操る能力。
それとも、生きている時から操られていたのか…。効果は死んでも続く…。
厄介かもしれない。
『ああ、この件。太宰さんにも協力を頼んだよ。』
「え、そんなに広がっちゃったの。」
『僕が気になるから頼んだだけ。それに、太宰さんも気になるようだったから。』
彼が気になるということは、何かあるのかもしれない。
「そっか…。太宰さんが気になるって事はなにかあるのかな。」
『詩音もそう思うか?』
「あの太宰さんだからね。」
彼の予測は恐ろしいぐらいに中たる。本当は未来が見えているのではないかと思うぐらい。
「何も…無いといいけどな…。」
『そうだな…。あ、そう云えば詩音。エリス嬢のところに行ったか?』
「まだだよ。今日報告書を出しに行くついでにしようなって考えたけど、行ったらエリスちゃんいなかったしね…。」
『ああ…。』
西鬼とケーキを買いに行っただろうからな。
それは、見つからない。
「どこに行ったんだろ…。」
『西鬼とケーキを買いに行ってるぞ?連絡してみたらどうだ。』
「え!本当に!ありがとう!」
西鬼といるとは思ってなかったようだ。
あまり見ない組み合わせではあるしな。
「西鬼!?私私!」
電話をかけ話をする。
私私詐欺じゃない!などといいながら話をしている。
暫くして、どうやら話はこじつけたようだ。
「次の休みにすることに決まった。」
『そうか。頑張りなよ。』
「お姉ちゃんもだよ。」
『…は!?』
そう云えば、お姉ちゃんもしてもいいと聞かれていたような気がする。
そして、それに大丈夫だぞと返事をした気もする。
やらかした。
「いったんだから、逃げないでね。」
『…はい。』
ニッコリと笑みを浮かべる詩音。
彼女の後ろには般若が見えた気がした。
「よーし、それじゃあ首領にも言ってこないと。お姉ちゃんの分の服も用意してくださいって。」
『また、ああいうのを着るのか!?』
「もちろん!」
終わった…。
『…次の休みって何時だ?』
「明日だけど。」
そうケロッとした顔で云う詩音。
嵌められた。
あ、でも私の休みは!
バッとスケジュール帳を開き今月の予定を見る。
そこには、
【休】
と、一字書かれていた。
「ね?」
そう、可愛らしく云う詩音。
『…わかったよ。大人しく着るから。』
負けた。
今回は、完全な敗北だ…。
医務室に戻ってしばらくすると詩音が入ってきた。
きっと、死体の件だろう。
「あれ、何か出た?」
『いや、何も。恐ろしいぐらいに、普通の人間だったよ。』
「そっか…。」
『詩音、本当に息や着はなかったのかい?』
「うん。私が見る限りじゃなかった。それに、出血もかなり多かったから。」
『そうか…。』
矢張り、異能かもしれないな。
死人を操る能力。
それとも、生きている時から操られていたのか…。効果は死んでも続く…。
厄介かもしれない。
『ああ、この件。太宰さんにも協力を頼んだよ。』
「え、そんなに広がっちゃったの。」
『僕が気になるから頼んだだけ。それに、太宰さんも気になるようだったから。』
彼が気になるということは、何かあるのかもしれない。
「そっか…。太宰さんが気になるって事はなにかあるのかな。」
『詩音もそう思うか?』
「あの太宰さんだからね。」
彼の予測は恐ろしいぐらいに中たる。本当は未来が見えているのではないかと思うぐらい。
「何も…無いといいけどな…。」
『そうだな…。あ、そう云えば詩音。エリス嬢のところに行ったか?』
「まだだよ。今日報告書を出しに行くついでにしようなって考えたけど、行ったらエリスちゃんいなかったしね…。」
『ああ…。』
西鬼とケーキを買いに行っただろうからな。
それは、見つからない。
「どこに行ったんだろ…。」
『西鬼とケーキを買いに行ってるぞ?連絡してみたらどうだ。』
「え!本当に!ありがとう!」
西鬼といるとは思ってなかったようだ。
あまり見ない組み合わせではあるしな。
「西鬼!?私私!」
電話をかけ話をする。
私私詐欺じゃない!などといいながら話をしている。
暫くして、どうやら話はこじつけたようだ。
「次の休みにすることに決まった。」
『そうか。頑張りなよ。』
「お姉ちゃんもだよ。」
『…は!?』
そう云えば、お姉ちゃんもしてもいいと聞かれていたような気がする。
そして、それに大丈夫だぞと返事をした気もする。
やらかした。
「いったんだから、逃げないでね。」
『…はい。』
ニッコリと笑みを浮かべる詩音。
彼女の後ろには般若が見えた気がした。
「よーし、それじゃあ首領にも言ってこないと。お姉ちゃんの分の服も用意してくださいって。」
『また、ああいうのを着るのか!?』
「もちろん!」
終わった…。
『…次の休みって何時だ?』
「明日だけど。」
そうケロッとした顔で云う詩音。
嵌められた。
あ、でも私の休みは!
バッとスケジュール帳を開き今月の予定を見る。
そこには、
【休】
と、一字書かれていた。
「ね?」
そう、可愛らしく云う詩音。
『…わかったよ。大人しく着るから。』
負けた。
今回は、完全な敗北だ…。