綴るのは…。
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中也side
「は?部屋にいない??」
「はい。どういう訳か、詩音さんも。」
詩音の姉に怪我を治療されはや3日。
俺は一日眠っただけで済んだが、姉の方は眠ったままだった。
そのため、起きた俺にかけられたのは労いの言葉ではなく、詩音の拳だった。
くそ、俺の異能を好き勝手使いやがって…。
礼を言いに行こうと思いながら、何度も部下を部屋にやっていたが、目は覚めず今に至る。
詩音もいないとは。逃げ出したか?
マフィアにとっての裏切り行為。
あの二人がするわけはないだろうと思いながらも建物の中を歩き回る。
もし起きたとしても何も食ってない訳だからそんなに遠くには行けていないだろうと考えながら走り回る。
途中で会う名前も知らない下っ端たちに詩音の姉と詩音を見ていないかと尋ねるが口を揃えて見ていないと言う。
一体どこに行ったんだ…?
「…何処にいやがる。」
探し始めて約1時間。
時間的には昼飯の時間になってきた。
「中原さん!見つけましたよ!!」
「あぁ?」
「詩葉さんです。」
「…あぁ、詩音の姉か。どこにいたんだよ?」
「詩葉さんの部屋です。」
「は?」
「カレーを作っていました。」
なんという平和な事だろう。
ていうか、起き抜け一番にカレーかよ…。
「部屋どこだ?」
「もう一つ上のフロアです。」
「ありがとな。」
「はい。」
一先ずそちらに急いだ。
礼を言わねぇと。
「で、これはどういう状況だ。」
詩音の姉の部屋に着くと其処には沢山の人でごった返していた。
『中原さんじゃないですか。怪我の調子はどうですか?』
「あ、あぁ。大丈夫だ…。じゃねぇよ!」
『?』
部屋を見渡せば、詩音や西鬼(この二人はわかる。)更には太宰に紅葉姐さん、エリス嬢そしてボスまでいる。
「何がどうなってこんな状況になってるんだ…。」
『匂いにつられて集まってきたみたいです。中原さんもてっきりそうなのかと思いましたが違いますか。』
「ちげぇよ!」
そう言っている彼女の手にはカレーの皿がある。どうぞ、と云い渡してくるあたり食えということなのだろう。
「実は詩葉ちゃんがいないって言ってプチ騒動になっていてねぇ。」
『え、そうだったんですか?』
ボスの一言で詩音の姉は驚いた様に言った。
「まぁ、原因は中也君なんだけど。」
心当たりがある。
というか、むしろ心当たりしかない。
「それとカレーの匂いにつられてここに来たら大当たり。エリスちゃんが食べたいと言ったからみんなで食べてるんだよね。」
「そうよ。ほら、ナカハラも食べなさい。」
「はぁ…。」
奇妙な食事会が始まった気がした。
「は?部屋にいない??」
「はい。どういう訳か、詩音さんも。」
詩音の姉に怪我を治療されはや3日。
俺は一日眠っただけで済んだが、姉の方は眠ったままだった。
そのため、起きた俺にかけられたのは労いの言葉ではなく、詩音の拳だった。
くそ、俺の異能を好き勝手使いやがって…。
礼を言いに行こうと思いながら、何度も部下を部屋にやっていたが、目は覚めず今に至る。
詩音もいないとは。逃げ出したか?
マフィアにとっての裏切り行為。
あの二人がするわけはないだろうと思いながらも建物の中を歩き回る。
もし起きたとしても何も食ってない訳だからそんなに遠くには行けていないだろうと考えながら走り回る。
途中で会う名前も知らない下っ端たちに詩音の姉と詩音を見ていないかと尋ねるが口を揃えて見ていないと言う。
一体どこに行ったんだ…?
「…何処にいやがる。」
探し始めて約1時間。
時間的には昼飯の時間になってきた。
「中原さん!見つけましたよ!!」
「あぁ?」
「詩葉さんです。」
「…あぁ、詩音の姉か。どこにいたんだよ?」
「詩葉さんの部屋です。」
「は?」
「カレーを作っていました。」
なんという平和な事だろう。
ていうか、起き抜け一番にカレーかよ…。
「部屋どこだ?」
「もう一つ上のフロアです。」
「ありがとな。」
「はい。」
一先ずそちらに急いだ。
礼を言わねぇと。
「で、これはどういう状況だ。」
詩音の姉の部屋に着くと其処には沢山の人でごった返していた。
『中原さんじゃないですか。怪我の調子はどうですか?』
「あ、あぁ。大丈夫だ…。じゃねぇよ!」
『?』
部屋を見渡せば、詩音や西鬼(この二人はわかる。)更には太宰に紅葉姐さん、エリス嬢そしてボスまでいる。
「何がどうなってこんな状況になってるんだ…。」
『匂いにつられて集まってきたみたいです。中原さんもてっきりそうなのかと思いましたが違いますか。』
「ちげぇよ!」
そう言っている彼女の手にはカレーの皿がある。どうぞ、と云い渡してくるあたり食えということなのだろう。
「実は詩葉ちゃんがいないって言ってプチ騒動になっていてねぇ。」
『え、そうだったんですか?』
ボスの一言で詩音の姉は驚いた様に言った。
「まぁ、原因は中也君なんだけど。」
心当たりがある。
というか、むしろ心当たりしかない。
「それとカレーの匂いにつられてここに来たら大当たり。エリスちゃんが食べたいと言ったからみんなで食べてるんだよね。」
「そうよ。ほら、ナカハラも食べなさい。」
「はぁ…。」
奇妙な食事会が始まった気がした。