綴るのは…。
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「詩葉!!」
遠くで聞こえたのは僕の名を呼ぶ太宰さんの声。
きっと、駆けつけてくれたのであろう。
その声が今日のぼくの最後の記憶だった。
『…。』
ふと目が覚めると医務室のベッドの上。
記憶ははっきりとしている。
ぐぅ、とお腹がなる。
どれぐらい眠っていたのだろう。
ベッドから降りて伸びをする。服も着替えなければ。
ガチャっと、ドアの開く音がした。
「!お姉ちゃん!!」
『詩音。』
「―っ!無理しないでよ!!!」
キーンと頭に響く詩音の声。
ああ、長い説教が始まる。
「まったく!私がどれだけ心配したと思って!!眠っちゃって今日は3日目だよ!?中原さんは目が覚めたのにお姉ちゃんだけ目覚めなくってっ私っ、わたっしっ…。うわぁぁぁぁぁ!!」
泣き出してしまった。
詩音の言っていた悪い予感はきっとこの二つの事だったのだろう。
『すまない、詩音。でも、この通り僕は無事だ。むしろお腹が減って仕方ないぐらいだ。ほら、ご飯を食べに行こう。なにが食べたい?』
「うっ…えっ…。あのっね、」
『うん。』
「お姉ちゃんのっ…カレーっ。」
『ははっ、作るのか。いいぞ、材料を買いに行こう。』
「大丈夫、西鬼に頼んだ…っ。」
「目ェ覚めたか?綴璃の姉貴。」
『用意周到…だね…。』
「まぁ、こうなる事は予測できてたからな。あ、俺の分もよろしく。」
『分かったよ。却説、僕の部屋に行こうか。カレーを作ろう。』
「うん!」
『西鬼、荷物だけ持ってくれないか。』
「ああ、了解だ。」
礼を云い、僕の部屋に向かう。
僕は三日も眠っていたのかと思いながら、部屋をあとにした。
この後、ちょっとした騒ぎが起こるとも知らずに。
遠くで聞こえたのは僕の名を呼ぶ太宰さんの声。
きっと、駆けつけてくれたのであろう。
その声が今日のぼくの最後の記憶だった。
『…。』
ふと目が覚めると医務室のベッドの上。
記憶ははっきりとしている。
ぐぅ、とお腹がなる。
どれぐらい眠っていたのだろう。
ベッドから降りて伸びをする。服も着替えなければ。
ガチャっと、ドアの開く音がした。
「!お姉ちゃん!!」
『詩音。』
「―っ!無理しないでよ!!!」
キーンと頭に響く詩音の声。
ああ、長い説教が始まる。
「まったく!私がどれだけ心配したと思って!!眠っちゃって今日は3日目だよ!?中原さんは目が覚めたのにお姉ちゃんだけ目覚めなくってっ私っ、わたっしっ…。うわぁぁぁぁぁ!!」
泣き出してしまった。
詩音の言っていた悪い予感はきっとこの二つの事だったのだろう。
『すまない、詩音。でも、この通り僕は無事だ。むしろお腹が減って仕方ないぐらいだ。ほら、ご飯を食べに行こう。なにが食べたい?』
「うっ…えっ…。あのっね、」
『うん。』
「お姉ちゃんのっ…カレーっ。」
『ははっ、作るのか。いいぞ、材料を買いに行こう。』
「大丈夫、西鬼に頼んだ…っ。」
「目ェ覚めたか?綴璃の姉貴。」
『用意周到…だね…。』
「まぁ、こうなる事は予測できてたからな。あ、俺の分もよろしく。」
『分かったよ。却説、僕の部屋に行こうか。カレーを作ろう。』
「うん!」
『西鬼、荷物だけ持ってくれないか。』
「ああ、了解だ。」
礼を云い、僕の部屋に向かう。
僕は三日も眠っていたのかと思いながら、部屋をあとにした。
この後、ちょっとした騒ぎが起こるとも知らずに。