綴るのは…。
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太宰さんに連れられ黒塗りの車に乗り込む。
横には芥川くんが乗っていた。
『さっきぶりだね、芥川くん。』
「綴璃さん。」
『ああ、詩葉でいいよ。詩音とややこしくなる。』
「詩葉さん。僕たちと行くのですか?」
『ああ。僕も車に乗るまでは知らなかったが、どうやらその様だね。』
いつの間にか、太宰さんも車に乗り込んでいた。
助手席に座ってくれて助かったと思う。
彼の運転は素晴らしいから…。
何がどう素晴らしいのか、それは敢えて云わないでおく。
『太宰さん。僕は君たちに守られていればいいのかい?』
「うん、まぁそういうところだね。あ、芥川くんは戦線に出てね。」
「はい。」
『太宰さんが近くにいるなら安心か…。』
彼は、本当にすごい人だから。
マフィアの黒。
そう云われてもおかしくないぐらい、経歴は黒くなってしまっただろう。
明るい光は2度と拝めないぐらいには。
『作戦はどうなってるんだい?』
「ああ、今日は情報を流す二人の会合がある。だから、そこを狙って潰す予定だ。」
『そうか。でも、護衛には異能者がいる。厄介だな…。』
有力な人たちが駆り出されるそんな大掛かりになるぐらいだ。一筋縄では行かないだろう。
『それなのに、僕を守っていていいのかい?太宰さんの異能に持って来いじゃないか。』
「んー?それもそうなんだけどね。それしたら、中也が怒るだろう?」
『あー、それもそうかもしれないな。』
中原さんと太宰さんは仲が悪い。それでも、組(コンビ)を組むから凄いけど、お互いが嫌い同士だからな。
「却説、そろそろ着くよ。準備だけは、しっかりとね。」
『ああ、ありがとう。』
「芥川くんも。油断したらやられるぞ。生きては帰れないと思え。」
「はい。」
僕はぐっと治療道具の入ったカバンを握りしめ深く息を吸った。
詩音、西鬼。
二人が無事で帰ってこられることも願って。
横には芥川くんが乗っていた。
『さっきぶりだね、芥川くん。』
「綴璃さん。」
『ああ、詩葉でいいよ。詩音とややこしくなる。』
「詩葉さん。僕たちと行くのですか?」
『ああ。僕も車に乗るまでは知らなかったが、どうやらその様だね。』
いつの間にか、太宰さんも車に乗り込んでいた。
助手席に座ってくれて助かったと思う。
彼の運転は素晴らしいから…。
何がどう素晴らしいのか、それは敢えて云わないでおく。
『太宰さん。僕は君たちに守られていればいいのかい?』
「うん、まぁそういうところだね。あ、芥川くんは戦線に出てね。」
「はい。」
『太宰さんが近くにいるなら安心か…。』
彼は、本当にすごい人だから。
マフィアの黒。
そう云われてもおかしくないぐらい、経歴は黒くなってしまっただろう。
明るい光は2度と拝めないぐらいには。
『作戦はどうなってるんだい?』
「ああ、今日は情報を流す二人の会合がある。だから、そこを狙って潰す予定だ。」
『そうか。でも、護衛には異能者がいる。厄介だな…。』
有力な人たちが駆り出されるそんな大掛かりになるぐらいだ。一筋縄では行かないだろう。
『それなのに、僕を守っていていいのかい?太宰さんの異能に持って来いじゃないか。』
「んー?それもそうなんだけどね。それしたら、中也が怒るだろう?」
『あー、それもそうかもしれないな。』
中原さんと太宰さんは仲が悪い。それでも、組(コンビ)を組むから凄いけど、お互いが嫌い同士だからな。
「却説、そろそろ着くよ。準備だけは、しっかりとね。」
『ああ、ありがとう。』
「芥川くんも。油断したらやられるぞ。生きては帰れないと思え。」
「はい。」
僕はぐっと治療道具の入ったカバンを握りしめ深く息を吸った。
詩音、西鬼。
二人が無事で帰ってこられることも願って。