過去のこと
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『もう銀ちゃんもいい歳なんだから無茶しないでよ?』
「俺だって好きでヤンチャしてるつもりはねぇよ」
何回も傷の手当をした。
綺麗に治る傷もあれば、残ってしまう傷もあった。
それでも、銀ちゃんが生きてさえいれば……。
心の中でそう思い続けてた。
ある時、大怪我を負った銀ちゃんが病院に運ばれることになった。
「サキ、俺は大丈夫だから。そんな顔するなよ」
そう言って、今にも泣きそう私の頭を優しく撫でてくれた。
今回は大丈夫だった。
でも、次は?
そう思うようになった。
次は無事では済まないかもしれない。