愛しい銀ちゃんと別れて数年。


歌舞伎町の住人は銀ちゃんのことを知らない人はいないからと私は別れてすぐ歌舞伎町から出た。



歌舞伎町から離れた場所に住だし、慣れてきた頃。



『え？移動……ですか？』



それは働き先コンビニの店長から来月に移動と言われた。


「君は真面目で仕事熱心だからね、うちとしても君が抜けるのは厳しいんだけど」


なら、ここに居させろよ。


「向こうは人手が足りたいみたいでね。だから来月から頼んだよ」