画面越しの恋
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数日後、夜遅くイデアは校舎に来ていた。
この学校をユウに案内する為だ。
朝だと誰かに絡まれる可能性がありそれは断固として拒否したので、自身の経験により最も夜中に人と遭遇しにくい日を選び今に至る。
「すごい……何だか迫力がありますね……」
「そ、そう?普通の学校と変わらないと思うけど……」
「全然違いますよ!テレビじゃ人が集まっている時の様子しか見れないのでとっても新鮮です」
校舎の中を歩きながら2人は他愛もない話を始めた。
「そういえばイデアさんはおいくつなんですか?」
「18だよ、き、君は?」
「私も18歳です!えへへ、偶然ですね」
「お、同い年だったんだね」
「びっくりです、イデアさん大人っぽいので1つ年上だと思ってました」
「僕は下だと思ってた、凄い物腰が低いから……あっ、変な意味じゃなくて!」
「分かってますよ、イデアさんは私の命の恩人ですから自然とこういう喋り方になっちゃってるんだと思います」
「な、ならさ、そういうの関係なしにして普通に話して欲しいって……あっ、ほら、君もずっとその喋り方じゃ疲れるかな、と思って、はい……」
「ありがとうございます、イデアさんは優しいですね。じゃあお言葉に甘えて」
とは言ったが敬語が抜けない彼女をイデアは清楚系正ヒロインだなと勝手に分類していた。
「イデアさんもしかして兄弟とかいらっしゃいます?」
「うん、1人いる、オルトって言うんだ。どっ、どうして分かったの?」
「私の事を心配して下さってる時が何となく年下の兄弟が居るお兄ちゃんみたいだなぁと思って。オルトくんって言うんですね、会ってみたいなぁ……」
画面の中の彼女の口からお兄ちゃんという単語が出てきた事にビクッと反応してしまう、オタクの性だろう。
「な、なるほど、ユウ氏実に名推理ですな!」
ふふ、やりました、と笑う彼女の後に話を続ける。
「あ、あのさ、もも、もし無事に解決方法見つかったら君にも紹介したいな」
「それはお友達として、ですか?」
「! うん、そう! と、友達!!……友達……?」
「あっ、嫌でしたか……?」
「ちちちちが!! むむしろ嬉しくて……!」
「良かった! 私ずっと言いたかったんです、イデアさん私とお友達になってくれますか?」
「僕でいいの……?」
「イデアさんがいいんです」
「あっ、じ、じゃあよろしく…」
この日イデアシュラウドに女の子の友達が出来た。
この学校をユウに案内する為だ。
朝だと誰かに絡まれる可能性がありそれは断固として拒否したので、自身の経験により最も夜中に人と遭遇しにくい日を選び今に至る。
「すごい……何だか迫力がありますね……」
「そ、そう?普通の学校と変わらないと思うけど……」
「全然違いますよ!テレビじゃ人が集まっている時の様子しか見れないのでとっても新鮮です」
校舎の中を歩きながら2人は他愛もない話を始めた。
「そういえばイデアさんはおいくつなんですか?」
「18だよ、き、君は?」
「私も18歳です!えへへ、偶然ですね」
「お、同い年だったんだね」
「びっくりです、イデアさん大人っぽいので1つ年上だと思ってました」
「僕は下だと思ってた、凄い物腰が低いから……あっ、変な意味じゃなくて!」
「分かってますよ、イデアさんは私の命の恩人ですから自然とこういう喋り方になっちゃってるんだと思います」
「な、ならさ、そういうの関係なしにして普通に話して欲しいって……あっ、ほら、君もずっとその喋り方じゃ疲れるかな、と思って、はい……」
「ありがとうございます、イデアさんは優しいですね。じゃあお言葉に甘えて」
とは言ったが敬語が抜けない彼女をイデアは清楚系正ヒロインだなと勝手に分類していた。
「イデアさんもしかして兄弟とかいらっしゃいます?」
「うん、1人いる、オルトって言うんだ。どっ、どうして分かったの?」
「私の事を心配して下さってる時が何となく年下の兄弟が居るお兄ちゃんみたいだなぁと思って。オルトくんって言うんですね、会ってみたいなぁ……」
画面の中の彼女の口からお兄ちゃんという単語が出てきた事にビクッと反応してしまう、オタクの性だろう。
「な、なるほど、ユウ氏実に名推理ですな!」
ふふ、やりました、と笑う彼女の後に話を続ける。
「あ、あのさ、もも、もし無事に解決方法見つかったら君にも紹介したいな」
「それはお友達として、ですか?」
「! うん、そう! と、友達!!……友達……?」
「あっ、嫌でしたか……?」
「ちちちちが!! むむしろ嬉しくて……!」
「良かった! 私ずっと言いたかったんです、イデアさん私とお友達になってくれますか?」
「僕でいいの……?」
「イデアさんがいいんです」
「あっ、じ、じゃあよろしく…」
この日イデアシュラウドに女の子の友達が出来た。