画面越しの恋
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早く寝たからであろうか、イデアは朝日が昇る時間に目を覚ます。
まだ若干働かない頭でもしかしたら昨日の出来事は夢だったのでは……?と思ったが机に置いてあるスマホが夢じゃない事を知らせていた。
スマホの中の少女はちゃんと眠れたのだろうか。
…………ん?少女?
彼は気付いた、拾った時はAIだと思い話していたが会話の中でユウが生身の人間であると話していたことに。
「え、ちょ、ま、僕もしかして女の子と話してました?」と気が付けば声に出して言っていた。
昨日はあまりにも急な出来事であり気付かなかったがイデアは久しぶりに女の子と話していたのである。
焦る中で口に出ていた事をまずい、と思ったがふと昨日の会話を思い出し(彼女の仕様を聞いておいて良かった……)と着いていない画面を見て思うのだった。
動揺を悟られぬ様、精神を統一し(大丈夫、昨日みたいに落ち着いて話せば大丈夫、意識するな……)と自分に言い聞かせユウが居るスマホの画面を付ける。
「おおおおはっ、おはよう。よ、よよ、よく眠れた?」
人と言うのはそんなに直ぐには変われない、現実は非常なものなり。
(いやいやいや起きて一発目がオタク全開のモーニングコールって目覚め悪すぎでしょ、昨日冷静に話してた拙者どこ行ったの?お願いだから今すぐ帰ってきて!!! カムバック!!!)
1人で喝采しているとスマホの中から小さく声が聞こえた。
「ん……おはようございます……はい、お陰様でよく眠れました」
まだ少し眠そうな顔をした少女が喋る。
そう、寝起きの女の子が目の前にいる。
正確にはスマホの中だが。
初めて見た寝起きの女の子の破壊力は女性に対して耐性がないイデアにとって効果は抜群であった。
(もしかしてこれ新しいギャルゲの宣伝だったりしないよね……だとしたら神絵師に感謝……このゲームリリースしたらセルラン1位待ったナシ…)
「そ、それなら良かったよ、うん。あっ、と、とりあえず今日は授業があるので僕と一緒に1日過ごす、って感じでも大丈夫……?」
「はい、もちろんです。それに持ち歩いて頂ければ私を閉じ込めた犯人もわかるかも知れないので是非お願いします」
イデアは少女の為と思うと昨日までは明日なんか来なければいいと思っていた程嫌だった登校も不思議と嫌じゃない、ような気がした。
朝の身支度を整えながら2人は会話を交わす。
「そう言えばここはなんと言う名前の学校なんですか」
「あっ、ナイトレイブンカレッジって知ってる……?」
「え!?ナイトレイブンカレッジってあの!?」
「う、うんあのナイトレイブンカレッジ」
「すっごい名門学校じゃないですか!」
「いやいや対したこと無いよ、僕みたいなのもいるし……」
「わぁぁ、凄い……ね、ねぇイデアさん校舎内見せてもらう事って……」
画面越しでも伝わるほどキラキラした目と期待に満ちた表情で見つめてくる少女にドキッとする。
「そ、その様にキラキラした目で見られると断れない……拙者浄化されちゃう……分かりました……外カメって対応してらっしゃる?」
と言いイデアは画面の色々な場所をタッチする。
「してます! あ、今そこ触ったらイデアさんの部屋の中バッチリ見えるようになりました!」
「わーーーー!!! だ、だめ!見たらダメ!!!」
女の子に見られたら確実に引かれる物が沢山ある部屋を見られるのは不味い、と思いカメラを切り替えれば良いことにも気付かず焦って外カメラを直接抑えるイデアにユウはお腹の底から笑いが溢れた。
楽しそうなユウの笑い声を聞きながら心のどこかで考える、誰かとこうして笑いあったのはいつぶりだろうか、と。
まだ若干働かない頭でもしかしたら昨日の出来事は夢だったのでは……?と思ったが机に置いてあるスマホが夢じゃない事を知らせていた。
スマホの中の少女はちゃんと眠れたのだろうか。
…………ん?少女?
彼は気付いた、拾った時はAIだと思い話していたが会話の中でユウが生身の人間であると話していたことに。
「え、ちょ、ま、僕もしかして女の子と話してました?」と気が付けば声に出して言っていた。
昨日はあまりにも急な出来事であり気付かなかったがイデアは久しぶりに女の子と話していたのである。
焦る中で口に出ていた事をまずい、と思ったがふと昨日の会話を思い出し(彼女の仕様を聞いておいて良かった……)と着いていない画面を見て思うのだった。
動揺を悟られぬ様、精神を統一し(大丈夫、昨日みたいに落ち着いて話せば大丈夫、意識するな……)と自分に言い聞かせユウが居るスマホの画面を付ける。
「おおおおはっ、おはよう。よ、よよ、よく眠れた?」
人と言うのはそんなに直ぐには変われない、現実は非常なものなり。
(いやいやいや起きて一発目がオタク全開のモーニングコールって目覚め悪すぎでしょ、昨日冷静に話してた拙者どこ行ったの?お願いだから今すぐ帰ってきて!!! カムバック!!!)
1人で喝采しているとスマホの中から小さく声が聞こえた。
「ん……おはようございます……はい、お陰様でよく眠れました」
まだ少し眠そうな顔をした少女が喋る。
そう、寝起きの女の子が目の前にいる。
正確にはスマホの中だが。
初めて見た寝起きの女の子の破壊力は女性に対して耐性がないイデアにとって効果は抜群であった。
(もしかしてこれ新しいギャルゲの宣伝だったりしないよね……だとしたら神絵師に感謝……このゲームリリースしたらセルラン1位待ったナシ…)
「そ、それなら良かったよ、うん。あっ、と、とりあえず今日は授業があるので僕と一緒に1日過ごす、って感じでも大丈夫……?」
「はい、もちろんです。それに持ち歩いて頂ければ私を閉じ込めた犯人もわかるかも知れないので是非お願いします」
イデアは少女の為と思うと昨日までは明日なんか来なければいいと思っていた程嫌だった登校も不思議と嫌じゃない、ような気がした。
朝の身支度を整えながら2人は会話を交わす。
「そう言えばここはなんと言う名前の学校なんですか」
「あっ、ナイトレイブンカレッジって知ってる……?」
「え!?ナイトレイブンカレッジってあの!?」
「う、うんあのナイトレイブンカレッジ」
「すっごい名門学校じゃないですか!」
「いやいや対したこと無いよ、僕みたいなのもいるし……」
「わぁぁ、凄い……ね、ねぇイデアさん校舎内見せてもらう事って……」
画面越しでも伝わるほどキラキラした目と期待に満ちた表情で見つめてくる少女にドキッとする。
「そ、その様にキラキラした目で見られると断れない……拙者浄化されちゃう……分かりました……外カメって対応してらっしゃる?」
と言いイデアは画面の色々な場所をタッチする。
「してます! あ、今そこ触ったらイデアさんの部屋の中バッチリ見えるようになりました!」
「わーーーー!!! だ、だめ!見たらダメ!!!」
女の子に見られたら確実に引かれる物が沢山ある部屋を見られるのは不味い、と思いカメラを切り替えれば良いことにも気付かず焦って外カメラを直接抑えるイデアにユウはお腹の底から笑いが溢れた。
楽しそうなユウの笑い声を聞きながら心のどこかで考える、誰かとこうして笑いあったのはいつぶりだろうか、と。